V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2019年03月11日(月) 老舗こそ革新の連続。「やめて良かった」を糧にする

110年続いた鮮魚問屋の社長は、「老舗こそ革新」という。長く経営しているとピンチの時が訪れる。それをチャンスに変える。その連続なのだ。例えば大きな取引先の店舗改装の影響で、魚を加工する加工場がとても小さくなった。これだと店頭に十分に商品を並べることができない。そこでセントラルキッチンを創って納品するようにした。ただし、セントラルキッチンのキャパは大きく、その取引先だけでは赤字になってしまう。よって半製品で納品できる新たな取引先を開拓する。こうして同社は大きくなっていった。このような変革をするときは、過去の繁栄を知る人から必ず反対されるが、後から「あれはやめて良かったな」と言われるという。「老舗こそ革新」という実践者の言葉は本当に重い。


酒井英之 |MAILHomePage

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