V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2016年07月16日(土) 中途採用面接で社長が工場案内する会社

C社の社長の中途社員の採用基準を伺う機会を得た。そこで大変な感銘を受けたので記しておこう。C社は現在、海外進出に相応しい人財を探している。そこで社長は、採用希望者が来るといきなり同社の工場や倉庫を案内する。案内役は社長自身だ。工場の作業環境や、働いている人たちの表情、仕事の忙しさなどを肌で感じてもらう。次に、現場の案内が終わったら、採用希望者と役員とで食事に出かける。食事をしながら、採用希望者が今までやってきたことや、家庭環境、今日現場を見た感想などを聴く。その上で会社からは今後、アジアを中心とした海外展開を考えていることを伝える。そして、同社での就業意向を聞き出す。こうしてC社は一人の採用面接に都合4時間もかけているが、こうして採用した人材はその後の定着率は高いからだ。いきなり現場を見せる方法はサービス業では有効だが、サービス業態化する製造業でも有効なのだと実感した。


酒井英之 |MAILHomePage

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