V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2016年07月07日(木) 「未満足を拾い、満足に変える」とはどういうことか

このタイトルを松下幸之助に学んでみた。彼は、それを従業員相手にやっていた。以下は、以前心理カウンセラーの衛藤信之先生に話を聞いた話。「電球を磨いていた職工に幸之助翁は次のように言った『君は良い仕事をしているな』。これに対し職工は『何が良いものですか。こんなの電球を磨いているだけじゃないですか』。すると幸之助翁は『君、この電球どこで光るか知っているか?この電球が光ると暗くなっても子供たちの絵本読みは続行や。君は子供たちの未来を照らしているんやで』」。この逸話は、職工に声がけすることに、幸之助翁が「つまらん仕事をしている」という未満足要因を引き出し、それに彼なりの「社会貢献的」意味づけをすることによって満足に変える、という話である。このエピソードを見ても、やはり「声がけ」こそが未満足も満足化のカギであることがわかる。


酒井英之 |MAILHomePage

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