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V字経営研究所・酒井英之の4行日記 DiaryINDEX|past|will
思いがけず小さな親切に出会った。お客様の最寄り駅でタクシーを待っていたときのこと。いつもなら並んでいるはずの車が一台も居ない。私の前には旅行かばんを抱えた若い女性が一人。彼女はきっと急いでいるのだろう。キョロキョロして落ち着かない。そして、待つこと約10分。ようやく一台来た。彼女が荷物を抱えて乗り込む。すると、そのとき私を見て、「どちらまでいかれますか?」と尋ねてくれた。それは「方向が同じなら相乗りしませんか?」の合図だった。私は不意を付かれ、うわづった声で炊客先名を答えたが、彼女の行く方角は逆だったのだろう。「それでは無理ですね」という会釈をして彼女は去っていった。同じタクシー待ちの悲劇を共有した者への「相乗りいかがですか?」の小さな心配りに感激した。 |