友人の葉山の家は、浜から帰ってまず外のシャワーで砂を落とし、そのままウッドデッキに上り、そこから風呂場に入られるようになっていた。この導線が見事だったので一番に構想したのは風呂場だったろうと聴くと、そうだという。最初に「譲れない空間」を設計し、その後必要な部屋数だけを付ける家は豊かな感じがする。設計士は施主の大切にしたい時間の過ごし方を正確に聞き出す必要がある。