荘川の帰り。歩道の両脇に濃い緑。眩い日ざし。子供たちの背中を見ながら、自分の原風景を思い起こした。井上陽水の『少年時代』を髣髴とさせる光景だった。20世紀に失われたと思われていた光景も、まだ微かではあるがこの国には残っている。そのことに少し安堵した。人は行き過ぎてから丁度いい場所に帰るという。このような景色の大切さに気付く人が多ければ、今一度緑豊かな国に帰るだろう。