ある銀行の某支店が店の壁をギャラリーにした。展示会のタイトルは「僕の、私の宝物(対象小学生以下)」。犬を描いた子がいた。が、その犬は既に死んでいた。死んで尚、その犬はその子の宝物であり続けた。またある子は飛行機を描いたが、線ばかりだった。それを観たお父さんは早速子供を空港へ連れて行き本物を見せた。支店長が語った「子供の絵を前にしたとき、大人はお喋りになる」は、真実だ。