嗚呼!米国駐在員。
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2005年04月06日(水) 中村ノリのメジャー挑戦

今日はコネチカットまで日帰り出張。
天気はいいし、連日松井は大活躍だし、高津もきっちり抑えたしで、気分がいい(単純)。取引先の社長と打ち合わせ後にランチ。中国人は犬を食べるか、という話題で盛り上がった。定刻通りのフライトで戻る。


近鉄からメジャーを目指してアメリカに来た中村ノリ。
全く好きな選手ではなかったけど、日本に残ればもらえたであろう莫大な年俸を捨てて、メジャーに「挑戦」した姿勢は評価したい。ずいぶん迷っただろう。現実的な話として昨年の年俸5億円の税金だって大変だろう。でも、年俸にこだわって結局どこからも声のかからなかった巨人の仁志とは対照的だ。

ところが、ドジャースのチーム事情もあって、オープン戦でそこそこ活躍したにも関わらず、中村ノリはメジャーには呼ばれなかった。

「ココは実力の世界じゃないんか!」

ノリは怒って、日本球界への復帰を含めた移籍希望まで口にした。

プライドの塊、初めての挑戦、新天地での不安。
ノリなんて誰も知らないアメリカでのプレーが認められずに、ついつい古巣に戻りたい、安心したいという気持ちが出たのはよく分かる。楽天が獲得か、なんてて報道もされて、どうするのか気になっていたが、結局マイナーで頑張って這い上がっていく道を選んだようだ。これを知ってほっとした。

アメリカだって実力だけの世界とは思わない。
理不尽な事だって多い。
でも、どこの国籍の人でも変化を引起こす事の出来る土壌の広さがそこにはある。

何かを捨てたら、後はやるしかない。
あえて何も約束されていない世界に踏み出した中村ノリ。本物の男になれ。


Kyosuke