秩序と混沌。
目次。過去。未来。


2005年01月08日(土) 抜歯。

歯医者に行った。

「先月ごろからチョコ食べると奥歯が痛むんですよー」
「んー親知らずが真っ黒だねぇ、あと詰めた所が浮いてるねぇ、
 痛む原因は浮いてる方だろうけど、
 親知らずは抜いちゃって、そこは詰め直しましょう」
「・・・はぁーい(内心蒼白)」

永久歯を抜くって、たとえ要らない歯だとしても、
勿体無かったり恐ろしかったりしないですか。
もう生えてこないんですよ?取り返しがつかないんですよ?

「抜くの嫌?」
「やっ、抜くのが怖いだけなんで、必要ならどうぞどうぞ」

悪化して周囲に悪影響与えるならその前にバッサリやったほうが。
てか強いものには巻かれる。

医者は手際よく麻酔を打ち始める。
私は大人の抜歯って
メスやらトンカチやら持ち出すオオゴトだと思ってたのだが、
そんな素振りは見せず淡々と進む。

「?親知らずって今からポーンと抜けるもんなんですか?」
「(こくこく頷く)」

心の準備が出来てません。
てか『抜く』という現実を認識してません。
脳が逃避を始めました。
肩やら頬やら変な所に力が入ってブルブルします。

まず詰めなおす所を削って、
型取りの準備をしてるのかなーって待ち時間に、
おもむろにペンチが口に入る。
へっ?

めりめり

何かがめきょめきょしています。
自力で爪を剥がさざるを得なかったときの事を思い出します。
ペンチを変え、更に何かおっぱじめます。

めりょ

抜けた模様。あっという間に。

「ほーら真っ黒だよー」
「うわ」
確かに真っ黒。
溝という溝に黒い線が走ってる。

「そのカビみたいの何ですか?」
「歯石かなー歯ブラシ届いてないんだねー」
「あはー」

とにかく、汚い。
てかあんな物体がアタシの身体から出てきたってのが不気味だ。
隙を見計らってトレイ上のブツを見つめてたら
「持って帰る?」
「はい

んで型を取って仮詰めして本日終了。
「まだちょっと出血してるから綿噛んでってねー」
調剤薬局で痛み止めと抗生物質をもらって帰宅。

帰ってやっと落ち着いたのか、みぞおちの辺りが痛み出した。
まったり残る、変な緊張感。
抗不安剤兼眠剤飲んで一晩寝れば落ち着くか。
ちなみにまだ唾液には紅いモノが混じっている。

何か…無性に疲れた…
そして変な喪失感…ああ…


あるふぁ。 |電子手紙。呟。


回転目。