加藤のメモ的日記
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2015年01月16日(金) 政党助成金は、民主主義を壊す

政党助成金は、政党の堕落を招いた

日本共産党国会議員団は26日、「政党助成法廃止法案の提出にあたって」と題する文書を発表した。その趣旨は、政党助成制度によって国民は、自ら支持しない政党にも強制的に寄付させられることになる。日本共産党は、「思想・信条の自由」や「政党支持の自由」を侵す憲法違反の制度であると指摘し、その創設に反対するとともに、一貫して政党助成金の受け取りを拒否してきた。

重大なことは、政党助成制度が極めて深刻な形で政党の堕落を招いていることである。「税金に過度に依存しない」としていたのに、政党助成金を受け取っている多くの政党が、運営資金の大半を税金に依存しているのである。また、理念も政策も抜きに、政党助成金目当てに新党の設立と解散が繰り返されてきた。政党が国民・有権者から浄財を集める努力をしないで、税金頼みになっていることから、カネへの感覚が麻痺し腐敗政治をつくりだす一つの根源になっていることも重大である。

政党助成制度は、企業・団体献金を禁止するという口実で導入された。しかし、実際には企業・団体献金が温存され、政党助成金との”二重取り”が続けられ、カネの力で政治が歪められている。政党助成制度は、「虚構の多数」をつくりだす小選挙区制とあいまって、政党の劣化や堕落を生みだしている。このような民主主義を壊す極めて有害な制度を続けていいのかが厳しく問われている。


短期間で消滅、分裂した政党


新進党   約3年 6党に分裂して解党  283億円





















『赤旗』2.1 志位和夫委員長


加藤  |MAIL