加藤のメモ的日記
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| 2014年07月19日(土) |
ガンにならない体をつくる |
充分な栄養を摂り、たっぷりとした睡眠をとって適度な運動や気分転換ができて、ストレスを解消できるような環境にある人ならいいが、そうでない人は何らかのストレス対策が必要となる。その一つが緑黄色野菜を摂ることである。緑黄色野菜に含まれるカロチン、ビタミンC、ミネラル、食物繊維、これらはいずれも広い意味でのストレスに対する適応能力を高める。つまり、ストレス対策に役に立つのである。
ガン、老化を遠ざけ若さを保つ秘訣
実際にはガン対策、ガンの予防といっても、要はガンを人間の寿命より後に発現させればよいわけである。今、男性の平均寿命が約76歳、ならばこの76歳以降にガンを発病させようということを実行目標に置いたのが現実のガン対策、自然の摂理に逆らわないガン対策である。しかし、ときとしてガンは30代、40代の若さで発現する。ガンが発現するのは早くとも80歳を越えたあたり以降でなくては困る。とにかくガンが起きるのをできるだけ遅くしよう。この遅くするというところに一番深く関わっている栄養素がカロチンなのである。緑黄色野菜を食べていればいるほど、ガンの発現は遅くなる。
現在のところ、人間の寿命は114歳ぐらいがギネスブックに載る限界のようだが、近年の老化学ではこの「限界寿命」への挑戦が華々しく行なわれている。まず動物の種類によってなぜ限界寿命が異なるのかというテーマが掘り下げられている。その結果、一つには脳の重量が重い動物ほど寿命が長いということが見出されている。サッチャーの法則に従うと、脳重量の体重量との比から計算された推定年齢は、実際の寿命と見事に一致している。
その他、限界寿命をめぐっての研究は数多いのだが、問題は老化のスピードに関心を持つ老科学者が少ないことだ。寿命の問題もさることながら高齢化社会にあって一番の悩みは早老、いくら寿命が伸びたところで、ボケてしまったのでは幸せとはいえない。年齢相応の老化ではなく、できれば高齢に達しても若者とかわらみずみずしさを保ちたい。これがすべての人に共通した願望だろう。
とおろで、私たち研究グループが17年間にわたって実施したコホート研究、その結果を見ても老化のスピードは人によって大きな差があることがはっきりした。同年齢のはずなのに、その人のたどった生活環境によってこうも見かけに差ができるのかと思われる所以である。出発は同時でも、年齢が進むにつれてどんどん差が開いてくる。そのような加齢、そして老化の個人差、それは一体なぜなのか。
生物学的な年齢推定の指標は「筋肉運動機能」「循環器機能」「呼吸器機能」「消化器機能」「腎尿路機能」「内分泌機能」そして多臓器の相互協調機能などがそれぞれの候補となり、実際にはこれらすべてを総合的に示す指標が、老化のベストの指標とされている。ただ何もこんな専門的な見方をしなくても「あの人、若く見える」「エッ、ホントにもう40歳?」「いやぁ、あいつは老けてるよ」といった印象で判断してほぼ間違っていない。一般的に歳より若く見えてイキイキしている人は内臓諸器官も若いし、老けて見える人はもろもろの器官も老化しているとみてほぼ間違いないだろう。
つまり、内臓も老化せず、頭もボケず、若々しく充実した日々を過ごせる身体こそ、ガンにかかりにくい体であるともいえる。よく「私は健康に自信がある」と言ってむちゃをしている人がいる。こう言う人ほど自分では気づかぬうちに速いスピードで老化が進み、ガンにかかりやすい体になっているものなのだ。どうか私の提言に耳を傾け、今日からでも、老化遅延作戦の皮切りに、さっそく緑黄色野菜を身近に置いて愛用していただきたい。
『ガンにならない体をつくる』平山 雄
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