加藤のメモ的日記
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2014年06月23日(月) パチンコ依存症

パチンコは日本中至る所に存在し、気軽に遊べる分依存に陥りやすい。知らぬ間に自分に嘘をつき、人を欺き借金をしてパチンコ屋に通ってしまう。そして一旦パチンコ依存症になってしまったらそう簡単の抜けきれない。アルコール依存症や覚醒剤中毒とニュアンスは同じで、必死の思いで振り切っても一度やってしまうと、また依存症に逆戻りということも大いに考えられる。実に苦しく周りをも巻き込む厄介な病気なのだ。ならば、どうやって克服するのか?

これは厳しいようだが、周囲の人間が金銭的に援助するのを一切ストップし本人に現実を直視させ、自らの力で何とか這い上がってくるのを待つしかないと僕は考える。件の旦那さんは週に1回しかパチンコをしないと誓ったらしいが、それを信じているようでは全然甘い。再び同じ結果になるだけだ。今度パチンコで借金を作ったら離婚するという強い覚悟で臨まないと、問題は解決に向かわないと思う。子供のためにも別れたくない、大切な家族だと仰っているが、重度のパチンコ依存症の主と多額の借金を抱えた家庭の方が、子供にとってはより悲惨なのではなかろうか?

ことギャンブル依存症においては、周囲の人の妥協や経済的な援助が裏目に出て、より深みにはまってしまうことが多いのだ。残された道は、本人がその最悪の状況から少しずつ借金を返済し、自分自身と対峙し、依存を克服するしかない。

僕はかってギャンブル依存症で沢山のものを失った。金、家庭、信用。正直途方に暮れた。しかし、そんな僕に仕事を下さる人を含め、様々な人の力を借りて5年かけてなんとか借金を返済した。金がなくて水しか飲めない時もあった。けど、月々の返済を懸命に続けていくうちに、お金の有り難味と魔力を思い知ることができ、同時にギャンブルと一定の距離を置いて付き合えるようになったのも事実だ。完済したら光が見えた。妻とも復縁した。すごく遠回りをしたがその分、得たものもあったと確信している。

僕は今もパチンコを楽しんでいる。しかしその楽しさは、憎しみと哀しみが混ざった、言葉では上手く表現できない感情であり、一発4円の貸し玉が、時として人の人生を狂わす危険性も孕んでいることを当然忘れてはいない。手紙をくれた方よ、勇気を持って最愛の人を放りなさい。彼が自ら依存症を克服する日がやって来ることに賭けなさい。


六角精児


『週刊現代』6.14 


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