加藤のメモ的日記
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| 2014年04月23日(水) |
2980円スマホは本当にお得か? |
イオンが殴り込み、2980円スマホは本当に「お得」か?
「予想以上の反響で驚いています。品薄の店舗も多く、手に入らないお客様には誠に申し訳ない。当初は主婦層をターゲットにしていましたが、意外にも、スマホを使ってみようという高齢者の方に人気なんです」(イオン広報部)イオンが4月から販売を始めた独自ブランドのスマートフォンが話題を呼んでいる。それもそのはず、「基本料金」「端末代」を含めて「月額2980円」という値段設定は、月に6000円〜7000円が当たり前のスマホ業界では破格の値段だ。
しかし、イオンのスマホが「夢のような商品」かといえば、疑問が残る。安いからにはデメリットも当然あるからだ。「一つは通信速度です。回線が細く、大手3社のドコモ、ソフトバンク、KDDIが提供するサービスに比べれば5000分の1程度。電話とメール、ネット閲覧しか使わなければ支障はないが、動画といったスマホならではの機能を楽しもうとすると、あまりの遅さにイライラするでしょう」(業界紙記者)
二つ目は端末に選ばれた、グーグルのNexus4という機種である。実はこれ、1世代前の「型落ち」モデルなのだ。「おそらくグーグルが抱える在庫をイオンが格安で引き取ったのでしょう。いわば在庫処分のようなものです」(スマホ業界に詳しいライター)しかも、イオンスマホの唯一の取り柄である「破格の値段」にも注意が必要だという。「イオンスマホの20円/30秒という通話料金は、他の大手3社とそれほど変わりません。でも、無料通話分もなく、割引サービスもないので電話をよくかける人は予想外に高くつく可能性もあります」(岡崎氏)
そもそもイオンはスマホ市場で大手のシェアを本気で奪うつもりはない、という見方もある。多くのテナントを抱えるイオンには別の目的があった。「あくまでプロモーションがメインです。スマホ通信料に不満を持っている人は多いので、『月額2980円』といえば多くのメディアが取り上げてくれる。そして、格安スマホを目当てに来た客が、他社のスマホを買っても、テナント料で儲ければOKという計算なんでしょう。(スマホ業界の新田氏)このままいけば、8000台は「今月中には完売」(イオン広報)の予定。まずは作戦成功のようである。
『週刊現代』4.26
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