加藤のメモ的日記
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2013年10月28日(月) みのもんたはなぜ嫌われるのか

日本一、いや、生放送出演時間ではギネス記録を持つ、世界一のテレビタレントだった。しかし、栄華から一転、猛烈なバッシングを受けて出演自粛へ。日本国民の心妙にざわつかせる、この男は何者なのか。

「何をエラそうに」お前なんかに言われたくない、という国民的感情

「みの氏はいわば、周囲に咎める者もいない『みの王国』で生きてきました。そんな環境での過去の振る舞いが、今ご自身にはね返ってきている」こう指摘するのは、立教大学講師の遇坂氏だ。今月1日、みのもんた氏(69歳)の次男で日本テレビ勤務御法川雄斗容疑者(31歳)が、泥酔した男性のカバンを盗んだ容疑で逮捕された。3日に処分保留で釈放された。

「再逮捕から2日のスピード釈放。おそらく、すぐに被害者と示談を成立させたと思われます」(警察関係者)その後、雄斗容疑者は日本テレビを諭旨解雇となった。今後はみの氏が社長を務める水どーメーター会社、ニッコクが彼を引き取るのではないかと噂されている。

男性のキャッシュカードを奪いATMに直行するという幼稚な犯行もさることながら、取り調べに当初は黙秘を決め込んだが、再逮捕されてあっさり「完オチ」したことでも雄斗容疑者は失笑を買った。「みの氏はニッコクの顧問弁護士に依頼し、辣腕を集めて弁護団を組んだのに、警察を甘く見て完敗したのです。みの氏が雄斗容疑者に『微罪なんだから黙ってりゃ大丈夫』と言い聞かせていたことが、結果的に騒ぎを大きくし長引かせた上、警察を意地にさせてしまった。もともとあの息子に自分で取り調べの戦略を立てられるような頭はありませんよ」(警視庁元幹部)

加えて、みの氏本人も今年8月、、TBS系の朝の情報番組「朝ズバッ!」生放送中に、女性アナウンサーの尻を触る様子が放送され、セクハラを疑われていた。二男の不祥事とセクハラのダブルパンチで、芸能ニュースの見出しはみの親子バッシング一色に。「姑息な謝罪会見」「厳罰を科すべき」「つける薬のないバカ親子」「息子の諭旨解雇は大甘処分だ」「コネ野郎」これまで表面に出てこなかったみの氏への嫌悪感が、一気に噴き出して止まらなくなっているかのようだ。

ある芸能記者は言う。「みのさんは『朝ズバッ!』でも上から目線であらゆる人を切ってきましたからね。政治批判、官僚批判は毎日のこと。当然、失言も一度じゃなかった。今までいちいち問題にならなかったのは、歯に衣着せぬ物言いが『ウケている』とTBSもみのさんも思っていたからです。でもここにきて、一挙手一投足が叩かれている。こうした日頃の発言がそのままハネ返ってきているということでしょう」

「朝ズバッ!」で、彼がいかにエラそうな発言や失言を続けてきたかというと、まずはシアトル・マリナーズ所属ののイチローが2009年9月13日に9年連続200安打の記録を達成したとき、翌朝、みの氏はこう言った。「セコイよぉ。ちゃんと打たなきゃあ」内野ゴロを駿足でヒットにするイチローを、切って捨てたみの氏。番組には苦情が殺到した。

遡って2007年6月、ゴミ屋敷に住む高齢者の暮らしを取りあげたニュースでは、「私なら焼却処分にしますよ。ナパーム弾落として」という発言が「放火を推奨しているのか」と一斉批判。そして今回、改めて注目されたのが2008年7月、当時問題になっていた、大分県での小学校教員採用汚職事件に関するコメント。採用試験での不正について「コネで教員採用試験の点数を操作するなんて、ふざけるなと言いたい」

息子を2人ともテレビキー局に入れておいて、コネを批判するとは「お前が言うな」と言われても仕方がないだろう。今回の騒動以降も、みの氏はラジオで「南妙法蓮華経、南妙法蓮華経」「今日は記者さんの視聴率100%ですよ」「世間を騒がせたつもりは全くない。私が何をやったわけでもないし」などと、突き出た腹をことさら強調するかのように、上着のボタンを何度も開けたり閉めたり。シラッと開き直った発言を繰り返し、さらに一層の反感を買っている。



『週刊現代』11.2


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