加藤のメモ的日記
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| 2013年05月02日(木) |
イスラム世界を敵に回した猪瀬知事 |
イスラム世界を敵に回した浅はか都知事の救い難い無知
謝罪で幕引きは甘すぎる
五輪誘致の他都市批判問題で、「真意が正しく伝わっていない」と言い逃れしていた猪瀬直樹都知事(66)が一転、「不適切な発言があった」と謝罪した。まあ、さっさと幕引きを図りたいのだろうが、「これにて一件落着」とはいかない。何のためのニューヨーク出張だったのか、わからない。猪瀬知事は先月4月14日から5泊4日で夫人同伴の上、秘書ら12人を引き連れ、自分だけファーストクラスに乗ってニューヨークに視察旅行へ。ちなみに、正規運賃なら片道で100万円以上する。
五輪誘致の協力要請も目的の一つだったが、その合間に受けたニューヨークタイムズのインタビューで問題発言だ。「イスラム教徒の国々が共通しているのはアラーだけで、互いに争い続けていて、階級がある」その結果、招致は大きく遠のいた。「発言には驚いた。IOC委員がどう受け取るか心配だ」と、関係者は危機感を募らせている。
これでは、都民の血税をドブに捨てたようなもの。それなのに都は「出張にいくらかかったか?いろいろ支払いもあるので、はっきり示せるまで2カ月かかります」(外務部外務課)民間企業なら始末書もののチンタラ仕事だ。
日本のイスラム教の国体、日本ムスリム協会の担当者も「イスラム教徒は、シンガポールやマレーシアなどの観光地にも多くいます。猪瀬知事は実態を良く知らないのでしょう」と呆れ気味だ。百歩譲って日本国内はまだいいとしても、猪瀬の不適切発言が載ったのは米紙、それもニューヨークタイムズだ。世界中のイスラム教徒の目に触れる可能性がある。
「神経を逆なですることは間違いありません」と指摘するのは、静岡県立大学国際関係学部准教授の宮田氏(現代イスラム地域研究)だ。「確かにイラクやシリアなどの紛争地はありますが、例外的な事象だけを取り上げて〈互いに争い続けている〉という意味がわからない。ひどい誤解です。イスラム世界で“神の下の平等”は常識。〈階級がある〉発言も認識不足というか、無知としか言いようがない。イスラム諸国を侮辱していると受け取られても仕方がないでしょう。浅はかな猪瀬知事の発言で、イスラム世界の親日感情を台無しにしてしまう危険性がある。怖い話ですよ」
”親分”の石原慎太郎前知事は、中韓の神経を逆なでし、今度は子分がイスラム教徒を。どうしようもない師弟コンビだ。
『ゲンダイネット』5.1
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