加藤のメモ的日記
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| 2012年06月06日(水) |
節約すれば不幸になる |
今、日本の銀行がどんな運用をしているがご存知でしょうか?デフレで経済は縮小し、不況のもとで将来への不安から人々はお金を使わないで節約します。それで銀行にはどんどんお金が入ってきます。銀行はこのお金を運用しなければなりません。普通なら企業が資金繰りや設備投資のために、大量のお金を必要としますから、銀行はそこへ向けて貸し出しという形で運用を行ないます。
しかし、今はそのニーズがありません。企業も節約、節約でお金を使わずに逆に銀行に返しています。銀行は入ってくるお金をどうしているか?国債を一生懸命買っています。それしか、手がないからです。皆のお金は、国の借金に流れるだけで、活発な民間経済活動へのエネルギーとして回ってはいません。景気はどんどん悪くなるという悪循環です。
「合成の誤謬(ごびゅう)」という言葉があります。簡単に言うと、皆でプラスと思うことをすると、全体ではマイナスになってしまうということです。皆が節約すると、皆が不幸になるのです。今の日本には貯蓄を取り崩して消費することだけが経済活性化に残された道です。このままでは、皆のお金は国の借金の帳尻合わせに使われるだけなのです。
『週刊現代』6/9
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