加藤のメモ的日記
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| 2011年12月20日(火) |
貯める力をつけるには(59) |
お金が貯まらない人の多くは、自分のお金の現実を正確に「知らない」だけではなく、あえて「知ろうとしない」傾向があります。なぜでしょうか?「現実を直視するのが怖い」心理が働くからです。これは私がまだ「お金力」の低かったとき、私自身が経験しているからよくわかるのです。本当に自分自身の通帳をみるのもイヤでしたし、家計簿をつけたとしても見るのもイヤでした。
誰でも無駄遣いや衝動買いをすることはあるでしょう。そのたびに預金通帳の残高やクレジットカードの明細書を見て、後悔したり、反省したりするのが普通です。でもお金の貯まらない人は、通帳を確かめようともしないものです。
散在したあげくに、その現実を知るのが怖いから、「まだ口座に10万円ぐらいは残っているはずだ」などと都合よく思いこんでしまうのです。その結果、「どれだけお金を使ったか」という自分の実感が現実からどんどんズレてしまい、また散財をくり返すことに……ということになるわけです。現にカード破産する人は例外なく、自分の借金の総額やひと月の返済額を正確に知らないといいます。自分のお金の現実と習慣を振り返ることで、日常からこうした行動がなくなれば、「お金をためる力」はどんどん身についていくでしょう。
『お金が貯まる人の家計簿』
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