加藤のメモ的日記
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2011年12月05日(月) 速解法(54)

本当に必要な部分を素早く押さえる「20%読み」法

一般に読む速度が遅い一つの原因は、読まなくてもいい不必要な部分まで読んでしまうからである。これでは読む速度が遅くなる。読むべきところだけ読めば、時間的に本を早く読むことができる。読まなくてもいい部分を読む時間的ロスを避けるためには、まず、自分にとって何が必要で、何が不要なのかをはっきりさせておくことだろう。不要な個所というのは自分がすでに知っていることや、知っても意味のない部分である。

本はみんなに役立つようにつくってあるわけで、特定の個人に役立つようにはつくられていない。だから本に書かれていることを、真正直に全部読む必要はないのである。一冊の本の中には、流し読みで十分なところや、読む必要がないところもある。と同時に何度も繰り返し熟読すべき個所もある。重要な個所と不要な個所との比率は、それぞれの本によって違うだろうが、重要な個所はおおよそ20%ぐらいだ。その20%を集中的にこなしていけばいい。

一日24時間の中で、私たちが学ぶために使える時間はそう多くはない。だから、本を一冊読むのでも、漫然と読むのではなく重要な個所を選んでいかないと、まともなことは何ひとつ学べない。完全主義はすべてをこなそうとするから、往々にして何も学べないということになる。



『スーパー速学術』


加藤  |MAIL