加藤のメモ的日記
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| 2009年02月21日(土) |
念力・予知・テレパシー |
ESP(超感覚的知覚)は透視と予知とテレパシーを総称したものであり、PK(念力)とは区別されるものであるが、超心理学ではこのESPとPKをひっくるめて「サイPsi」と呼び、ギリシャ文字の「ψ」を当てている。ともに現在我々の持っている感覚知覚を超え、運動の機構についての知識の範囲を超えているものであり、それらの現象を総称して「サイ現象」とも呼ぶ。
このサイ現象を研究するのが「パラサイコロジー」(超心理学)である。超心理学の研究がどのような経過を経て現在に至っているかは後述するが、ライン博士が本格的にサイ現象の調査と実験を開始してから70年近くたつ。1980年に没するまでに集めた調査資料と実験データは膨大な量にのぼり、それらのサイ現象を肯定する証拠の一つひとつを否定するためには、今後何万年にもわたって否定的結論を出し続ければならないとも言われているぐらいである。
超心理学は、実験を主な研究とするが、調査・観察も意味ある知識を与えてくれるものとして重視する。それは他の科学の研究領域での研究とまったく同じ考え方に基づくものであって、批判に充分堪えうるものである。超心理学が示すデータが示すところによると、サイ現象はその成立に既知のエネルギーは関与していないらしいこと、また時間の前後や空間距離に影響されないということができるのである。ただそれを説明する理論が未だないのである。
ライン博士は1947年に著した『心理の領域』の中で次のように述べている。「われわれは、感覚機能を超えて知識を獲得する能力の存在を発見した。この超感覚的能力はの存在を発見した。この超感覚的能力は、物についての知識を我々に与えるものであり、時間・空間はこの過程に影響をい与えない。これが物理学的存在とは違うところである。
またPKによって、心が非物理的な仕方で物質に達する可能性が示された。サイの研究により、心が非物理的な仕方で物質に達する可能性が示された。サイの研究により、人の心は ある条件下では、物理的限界を超えることを証明した。」しかしどのような未知のエネルギーが介在しているかは、今もって不明である。
『超心理学』大谷宗司 防衛大学名誉教授
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