日記のようなもの
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今日で友人を事故で失ってから1年たちました
そう1回目の命日です
ヨメが1年たったということで解禁にしたのでオレもちびっと・・・
まぁ、ヨメの日記を読んで1年前の日記を読み返してみました
なんかね〜、ハッキリとおぼえてるわ 今日みたいに天気よくて暑くもなく寒くもなくなここちいい陽気の月曜日で 昼メシを食い終わって休憩室に戻ってロッカーに投げてる携帯を見たらヨメからのメール
「突然でもうしわけない : 明日、夜車借りていい?」
ん? なんか様子がヘンなので折り返してすぐに電話
つながったら、泣き声で「ゆかちゃん、死んじゃったって」って…
もう頭の中真っ白 オレ『ホントなのか?なんで?』 ヨメ「事故だって・・・」 オレ『マジかよ・・・』 ヨメ「で、おなかの中に赤ちゃんいたって・・・」 オレ『はい? 妊娠してたん?』 ヨメ「うん・・・」
オレ『とにかくいいから、今すぐ帰って来い!』 ヨメ「で、でも・・・」 オレ『仕事できる状態か?』 ヨメ「ムリ…」 オレ『じゃ、すぐ戻ってきなさい!』
で、携帯を閉じたらメールの文章に続きがあって 「明日、夜車借りていい?
ゆかちゃん、死んじゃったって」
って、最後まで読めよ自分!!!!
そんなわけで、オレもすぐに社長にお願いして休みをもらって アパートに戻って着替えて駅までヨメを迎えに行ってまたアパートに戻って今度はヨメが着替えて柏の友人宅へ
ゆかちゃんってヨメの高校の同級生で オレは初めて会ったのは大学2年のときの学祭の打ち上げ オレがパンイチでつぶれたときw
その後、ヨメとつきあいだしてゆかちゃんとは何回かあったのかな? ちょうど、仕事をやめたとかでヒマになったときにいろいろハナシを聞いてみたいとかって 電話やらメールやらでいろいろとやりとりしました
まぁ、3/15の日記のハナシは彼女の話し
なんかね、いろいろとやりたかったことがあったらしいけど 結局、家の花屋のお手伝いにおさまって
それから、ダンナさんとの運命の出会い というか、たまたまお母さんに付き合っていった観光バスの旅で一緒になったダンナさんがその後猛アタックをしてゴールイン
いや、オレに電話やらメールが来なくなったと思ったら、ねぇ〜w 暴走ボケ機関車なのに5才も年下のダンナさんもらったって聞いてビックリしましたわ・・・
まぁ、結婚式は聞かれたけど新婦の友人として男が行くのはあんまよくないってのを聞いてたりしたから遠慮しました…
で、ダンナさんについて行って青森まで行ったりしたけど なんと、ダンナさんが自衛隊をやめてゆかちゃんの実家の近くにアパートを借りて花屋を継ぐことに!
ホント、すごいハナシよね… で、花屋ってことでウチの結婚式の時のブーケ・ブートニアに両親への花束、お子様から花束やらを全部お願いしたのよね・・・
で、ヨメも「仕事をやめたらゆっくり遊びに行くんだ!」って退職まであと半月だった矢先な突然の訃報
なんかね 妊娠してることも知らなかったし 36週で2週間後に帝王切開することも決まってたとか…
顔の半分が包帯で巻かれている以外はとてもきれいで眠っているようで 横には生まれて出てくることのなく逝ってしまった新しい生命
名前も決まってたらしく美しい友と書いて「美友ちゃん」 友を失ったヨメには皮肉にしかならん…
ヨメもつらいけど オレ的にはダンナさんがね…
ヨメだんと生まれてくるはずだった子供を同時に失ったダンナさんの気持ちを思うとね・・・
入籍して1年ちょい仕事も生活も安定してきてヨメも仕事をやめて主婦になるとき
引越しを控えていろいろと順調にいってる まぁ、ちょうど2回目の骨折から復帰して1週間だったのかな?
ふと、ここでもしヨメがいなくなったらどうしよう? 急に事故とかで死んでしまったらオレはどうするんだろう?
って、思うようになってて
まぁ、骨折休養中は骨折した手のひら以外は全然元気なのに仕事も出来ずに悶々としてたからね・・・ 利き手を使えないってのもあったし
そういう不安がポロっと出てくるんよね・・・
子供もいなくてオレと二人だけの家族 その唯一の家族なヨメが突然いなくなってしまったら オレはどうやって生きていけばいいんだろう?って
で、そんな不幸が友人夫妻に現実におこってしまった・・・
なんか、ダンナさんのことを考えるとホントいたたまれないというか 自分ならどうする?って
オレ、ヨメいなくなったらナニもできないし へたすりゃ、生きてる理由なくなっちゃうよ…
もうね、力になってあげたいんだけど本人を目の前にすると金縛りのように動けない…
もうね、なんて声かけていいかさえもわからない
でも、彼は気丈に喪主を勤め上げてとても立派でした だよな、ちゃんと見送らないとだよな…
なんかね、自分の中で答えは見つかったけど その結論に至るまでに払った代償というかね・・・
オレには彼みたいにできるだろうか? まったくもって自信がない 「日本海を見に行きます」とかって置き手紙を残してトンずらしそうなんだけどwww
いやね、親を見送るのは子の勤めとある程度のわりきりはできてるけど… って、オヤジ死んだら大変だろうな・・・ 副大臣か事務次官クラスは来るだろうな・・・ 『遺産はいらんから死ぬ前に葬式の手引きを作っといて! それが遺書でいいから!』とは言ったことがあるけど 遺書って葬式前には開けないよなw
そういう意味ではヨメは父を二人すでに亡くしてるからなぁ・・・
ああ、オヤジとのときも海を見に行きたくなりそうだ… ったく、海だ海だって頭の中が膿んでじゃないか?w
ま、そんなわけで先週ヨメと一緒にお線香をあげに行ったんだけど どうもね・・・
家に行ってもいない気がしない いや、オレはサッパリ霊感ありませんからw
なんかね、ちょっと買い物に出てるとか、実は2階で・・・とかってカンジで お仏壇の前で手をあわせても実感ない…
ホント、実感ないわ 通夜から告別式と斎場まで行って骨も拾ったんだけど現実感はない・・・
なんか、おもしろいもんね 無意識に認めたくないのかしら?
帰りの車でヨメをハナシたんだけど 結論というかでた結果が あぁ、ムリに実感を感じなくていいんじゃね?って そんな必要ないんじゃね?って
死んだ実感なんかいらないよね 感じないならそれでいいじゃん
生きてると思ったら心でずっと生きてるよ オレの中ではhideはまだ生きてるもんw <根拠一切ナシw
実際にはもういないんだけどね・・・
ホント、さみしい…
お互い結婚してってこれからだったのにね これからもずっと続くと思われていたものがなくなるのは悲しいというよりもさみしいやね…
オレでさえそうなんだから高校時代からな付き合いのヨメはキツイよな・・・
なんかね ヨメの高校時代の仲良し4人組ってうらやましくてね だって、お互い卒業して10年以上たっているのにいまだに仲良い関係が続いてるって素敵でしょ?
ホント、4人のうち3人が結婚したんで4人とも家庭をもつようになったら4家族とかで温泉旅行とか行けたらいいなぁとか思ってたのよね・・・ ゆかちゃんのダンナさんにさきのさんのダンナさんも一応何度か顔あわせてるし・・・
夢で終わっちゃったなぁ・・・
なんつーか、ノリックのことからね なんか続いちゃっていろいろと考える1週間でした
仕事中にw
いやね〜 ヨメに「よく仕事中にそんなにいろいろ考えられるね〜」って言われるけど 仕事中だからいろいろ頭がまわるのさ♪
なんでだろ?w <現実逃避?
まぁ、死者に対する想いっていろいろあると思うけど 個々に思うのがそれぞれの答えであって、答えはひとつじゃないんだなって 「千の風になって」じゃないけど死者を思えばそこにその人はいるんだってハナシを法事のときの坊さんの説法で聞いたことがあるんす
死者はドコにいる?あの世か?墓か?仏壇か? って全てにいる死者の思いはひとつじゃないって これを阿頼耶識とも言いますって
『ひゃっほう!八識キター!エイトセンシズ!行くぜ冥界!倒すぜハーデス!』 とか思ったオレは漫画の読みすぎw
坊さんの説法って楽しいよね♪
なんかね、ゆかちゃんにはいろいろもらった気がするの 結婚式の想い出もそう
ブートニアがねすごいいい匂いで 胸にさしてもらったら、『ああ、これから式を挙げるんだ』って すごく実感して気分が高揚しました
花束もオレ用は男だからって菖蒲の葉っぱでくるんだステキな花束 いや、どんな花がはいってたか覚えてないけどw <いっぱいいっぱいw
なんか、いろいろもらった気がするけどナニも返してない気がする・・・ なぁ… これから、おいおいって思ったんだけどなぁ… くやしいなぁ・・・
ヨメはまだ結婚式の写真やビデオを見るのはツライみたいだけど オレはね、逆にそういう記録が残っててよかったかなぁって思います 元気なゆかちゃんの画像に映像が残ってるんだからね
で、当日いろいろしてもらったし、打ち合わせやお礼しに行ったりとかで何度か会えたしね
まだ、よかったんじゃないかなって そりゃ、いろいろと高望みすればキリがないけどさ・・・
まぁ、オレが逝った時に先に逝った人に会えるかだなんてわからないけど そのときに笑顔で「オレはめいっぱい楽しんで生きたぜ!」って言えるように生きたいなぁなんて思いつつ
生きてんだから頑張って生きるしかないやね
生かされて生きる命…
あ〜、なんか寺に座禅に行きたくなったw 意外と好きだったりするのよ座禅・・・
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