日記のようなもの
↑もくじ↑←前日翌日→


2006年07月06日(木) ☆さぁ、カシオペア!!    <北海道1日目>

 はい、いよいよ北海道旅行当日になりました

とりあえず、一昨日の日記で書いた計画の実践版です♪


で、今日は夜行なので朝に出発するわけじゃないってことで
いつもは朝まで準備してそのまま出発とかってパターンだけど
今日は6時に寝て12時に起きるってのもOK!!!

そんなわけで結局準備が終わって寝たのは4時
で、10時に起きてまたのんびりと準備
いや、いいやね〜♪
すげー気楽だわ

つーか、日記の更新やら余裕ぶっこきすぎw
でも、いまのうちにネットで情報を集めようと思うんだけれど
こういうときにはなかなかできないというか
思いつかないんよね・・・


で、今日の予定として
「カシオペア」の上野出発は1620
入線は45分前の1535
って、ことから15時過ぎに上野に着きたいということで
14時に家を出ましょうってことになりました

そんなわけで13時半に荷物を持って実家へ
で、14時前に4人で出発
キャスターバックをゴロゴロ転がしながらバス停まで歩いて
バスに乗って津田沼駅へ
オレは快速で東京に出て上野に出ようと思ってたんだけど
3人の反対にあって各駅停車に乗りました
1425発に乗って秋葉原乗換えで1510に上野到着

まずは13番線にある「五つ星広場」へ
ただ、椅子と机がおいてあるちゃちいラウンジだけれど
「カシオペア」やら「北斗星」のポスターが貼ってあったり
丸い机の中央にはカシオペアのマーク貼ってあって
いやがうえにも気分が盛り上がります♪

で、ここで第1の事件

電車の冷房が寒すぎてハラの調子がおかしくなっちゃいましたw
そんなわけでピーゴロってカンジでピットイ〜ン!
ここしばらくおなかの調子が悪くなるなんてなかったんだけど
冷房にはかないませんでしたw
できるだけクーラー使わないようにしてるからね

で、このままこもっている間にカシオペアが入線しちゃったらどうしようとか不安になりつつもフェラーリなみのピットワークでピットアウト♪

そんなわけで、お買い物♪
夕食はカシオペアスペシャル弁当を1つしか注文していないので
4人という人数を考えたらもう3つ買わなくちゃいけないんだけれど
とりあえず、控えめってことでもう2つ
初夏限定との言葉にひかれた「青葉の宴」とアジサバ寿司を買いました
さらにサラダに漬物を購入
21時半以降の食堂車のパブタイムに行きたいから少なめにしました♪


で、
いよいよカシオペアが入線してきました

もうね、なんつーか
たまらんね!

ホントに自分がこれから乗るかとかって信じらんないわ・・・
夢のようです
もう半泣きw
ホント、浮かれちゃう♪

で、ラウンジから移動してまずオヤジたちが乗るカシオペアスイートがある1号車へ

しばらくのちドアが開いて乗車
マジでドキドキですわ!

オヤジたちの個室は1号車3番個室
4部屋あるスイートの奥から3番目
ちなみに1番は展望タイプのスイート

扉を開けて中に入ると上に上がる階段と下に降りる階段
上はリビングにシャワー室、下は寝室
すごいことになってます!
とりあえず、ここにオヤジたちを詰め込んでオレらは自分の個室へ

オレらの個室は4号車2番個室カシオペアツイン
2号車はスイート、3号車は食堂車だから一番近いツインだわな

前にも書いたように <7/3日記参照
階上部、階下部、車端部と3種類ある個室のうち車端部です

まぁ、上下(天地)方向にはフツーに広いです
ある意味当たり
で、親父たちのスイートのリビングと比べてシャワー室と荷物置き場がなく
そのぶん、ベッドがあってもう1人寝れるようになっているカンジです

スイートのリビングはエキストラベッドだから1人しか寝れないもんね

ま、最低限の2人用個室
一応、トイレはあるけど独房w

とりあえず、荷物だけ置いて1号車のオヤジたちのとこへ

ココで第2の事件
1号車付近でウロウロとオロオロしているお袋発見
ハナシを聞いたら親父が行方不明らしい
つーか、『すぐ戻るから部屋にいとけ』と言ったのにというか
「(部屋で)待ってるから」とか言ってたのはドコのどいつだドイツ人!!!!

いや、探してもいないしw
つーか、記念撮影どーすんのよ!!!!

降りる札幌じゃできねーぞ? <ホームが短いから写真を撮れません
もうしらん!

そんなわけで探してもいねーから
というか、探しがてら先頭の機関車のトコまでヨメと行って記念撮影w
青森までの交直両用電気機関車のEF81でカシオペア専用カラーに塗られています

つーか、カシオペア12両編成
20m級客車×12+電気機関車
往復500mは結構な労働です
でも、カシオペアを眺めながらだとまぁいいんやねぇ♪

で、戻ってきたらオヤジいやがんのw

なんかツマミがほしくて売店めぐりをしてたらしい
だったら、なんか言って伝えて行けってな!
ま、軽く説教♪

ここで車掌さんに捕まって検札

そんなわけでやっと念願の記念撮影をしてオヤジたちのスイートへ
本来2人+1人が定員なので4人だとちょっと狭いのでオレは地面で正座w

で、ビールで乾杯などしてる間に
1620 札幌に向けて出発!

さすが最新鋭の客車 <とはいっても7年前だけどね
たいした揺れもなく上野駅を出ました

で、上野を出てすぐの尾久車両センターではカシオペアの30分後に出発する北斗星1号がちょうど出区するとこでした

で、ウェイトレスのおねーさんが部屋に来てワイン・ウイスキー・ミネラルウォーター・お茶・ジュースに氷を置いていきました
さすがスイートは違うやね♪

で、ビールとワインがなくなるとハラも減ってくるわけで・・・w

だけどスペシャル弁当が部屋に届くのは18時過ぎ
1号車から配るとかって話しなので一番にくるはずだけれど
まだ17時過ぎ…

あと1時間が長いのよね
まぁ、買ってある駅弁を食べてもいいんだけれどそしたらスペシャル弁当がかすんじゃうしね・・・

そんなわけでウィスキーに焼酎(持参)を飲みながら待つこと1時間
宇都宮を出てしばらくの18時
やっとスペシャル弁当が運ばれてきました!

そんなわけでがっついて食べる4人
いや、スペシャル弁当・青葉の宴・アジサバ寿司とどれもおいしかったです
あとスペシャル弁当についてきたすまし汁もうまかったっす!

で、食べ終わったあとは12号車のラウンジカーまで遠征
さすがに1号車からだと20m×12で240mだから遠かった
すんげー遠かった・・・
いや、通路も狭いのよね…

ま、ラウンジは大混雑
つーか、ここで宴会やってんのはどうよ?
もうね駅弁やらひろげてワインをガッポガッポ飲んでる連中やら
騒ぎまくりでとりあえずどんなトコかって見たって事で退散することに
つーか、お袋が飲みすぎでかなりグロッキーですw
ま、これは明日の大事件の伏線でもあったんだけど…

そんなわけで2145に食堂車のパブタイムがはじまるってんでそれまで軽く休みましょうって20時過ぎにそれぞれの部屋にわかれて軽く仮眠
オレは10分ほど横になったらスッキリしたので部屋でのんびりしてました

カシオペアは各個室に液晶モニターがついていて
BS放送(NHK1・2)、ビデオ映画、FM文字放送、音楽配信やらに加えてナビ映像が出るんです
まぁ、どこらを走ってるかわかるってね

このナビがまたおバカチンで
しょっちゅう逆走するんよね <北と南が入れ替わります
でも、ドコにいるかわかるのはいいやね

で、2056仙台到着
ちょっとはなれたところがすごく明るく見えます
ナビからしてそこがフルキャストスタジアム宮城なのも一目瞭然
今日は東北楽天VS千葉ロッテ
携帯からの情報だといいカンジのシーソーゲームをしているみたいで
とにかくロッテの勝利を祈りましたw

で、21時半ヨメを起こして親父たちの個室へ
3号車の食堂車ではすでに並んでいるおばさん2人
元気だね…

で、オヤジたちの個室に行って
『パブタイムの営業がはじまるって放送があったら来てね〜』って
オレが先に食堂車へ並びに行きました
つーか、この5分の間にオバサン2人加えて10人ばか並んでます
いや、先にならびに来て正解だったみたい…

で、2145に営業のアナウンスが流れて通路から2階へ
ほどなくして、両親とヨメも到着
メニューの中から北海道限定のサッポロクラシックの生を2つにカシオペアオリジナルデザインボトルのハウスワインにソーセージ盛り合わせにスモークサーモンを注文

で、乾杯して宴のはじまり
いや、なんかすんげー盛り上がりました
結局、たらなくなるわけで
さらにオレとオヤジ用にグラスワインに野菜スティックとチーズ盛り合わせを注文して23時の営業中止まで居座ってましたw

ホントね真っ暗だから景色もクソもなくて食堂車な必要はないんだけどねw
つーか、食堂車を楽しむなら日が暮れる前の1回目(1715〜1815)の懐石御膳がいいかもね?

とりあえず、北上駅を通過したぐらいしかわかりませんでしたw

で、お会計は6500円
高いかもしれないけどフランス料理7800円や懐石御膳5500円に比べたら4人で6500円は安いやね♪

で、自分の個室に戻って食堂車で買ってきたビールを飲みながらまったり♪
ちょうど2314に盛岡到着
今日最後の停車駅でここからはIGR いわて銀河鉄道
ホームには全然人の姿もなく
隣りのホームには長い貨物列車が止まっていてカシオペアがそれを追い抜いていくようになっているらしい
なんか夜行列車よね…

ま、記憶はそこまでで寝てしまいましたw

1日目からこんなにもりだくさんでいいんかね?

とりあえず、1日目終了

と、いつもなら次の日の日記に続くんだけど
せっかくだからこのまま終点札幌まで行っちゃいます♪

 目が覚めたのは0145
つーか、バッチシを目覚ましをかけてましたw

外は雨が降り始めて窓には雨筋が・・・
_| ̄|○

ほどなく列車は0150青森駅に到着
いや、そのために起きたんだけどねw

ここで列車は機関車を青函トンネル専用のED79交流電気機関車に交換するために運転停車(ドアは開きません)
そして、進行方向に逆向きになって1号車が先頭になってラウンジカーの12号車が一番後ろに
いま、ラウンジカーに行けば後方展望が見られるんだけど動く元気もなくウトウト…

今までだったら大阪発の「トワイライトエクスプレス」に
上野から後続の「北斗星1号」と並んでいたんだけど
現在は青森駅の工事の関係で上記2列車は青森駅によらないで東青森信号所で機関車を交換するようになってしまったので並びません
「カシオペア」はスイートの展望車の関係で青森駅で方向転換をします

で、列車は0203青森駅を出発
ほどなく大阪から来た「トワイライトエクスプレス」と離合
ホント、「カシオペア」の次に乗りたい列車でです♪

そして列車は津軽海峡線へ
さすがに複線の幹線から単線の支線になったのでそれなりに揺れます
まぁ、それもここちいいんだけどね♪
そんな感じで揺れに体をまかせてこちらもウトウト…

2時半ぐらいに蟹田駅に運転手交換のために運転停車
ここからはJR北海道の運転手です
そして、隣りの中小国信号場から複線になって海峡線に
ついにJR北海道に入りました
で、0247青函トンネルに突入
最後部のラウンジカーで眺めてりゃなんか違うだろうけど
ただ真っ暗な車窓からだと入り口のライトアップしかわからんがな…

ここで軽く落ちたしまったので竜飛海底駅と最深部のライトアップは見れませんでした
で、気がついたら吉岡海底駅
蛍光灯の数が増えるからわかります

そんなわけで、全力をふりしぼって12号車のラウンジカーへ

だーれもいやしない
午前3時過ぎ…
つーか、乗った人の体験談やら読んだらそれなりに人がとかってばっかで
ダレもいなかったなんてのはひとつもなかったぞ?
今日の客は気合はいってねーなぁ…w

ま、ただ流れゆく景色を見る
って、トンネルの中だから蛍光灯しかながれていかねーってなw

でも、後方展望独り占めというのは気分がいい
こりゃ、スイートの展望室の人気があるハズだわ

ホント、ビールでも飲みながらこの車窓を見たいわな
まぁ、まだトンネルなんで真っ暗なパイプの中を白い光が後ろにながれていくだけなんだけどね…

で、0327青函トンネル脱出
ここから北海道です!!

ま、外は夜明け前でまだ真っ暗
つーか、まだトンネル内のほうが蛍光灯があって明るかったw
とりあえず、雨が降っていないのを確認して一安心

で、知内駅を通過して旧松前線跡と江差線と合流して木古内駅を通過
ここから江差線になってまた単線に…

しばらく後、札幌発青森行きの夜行急行「はまなす」と交換
こういう景色を独り占めってのはやっぱいいね

ここで自動ドアが開いて人が入ってきました
『もうすぐ夜明けだしやっと人が来たか』とそちらを見たら
見慣れた人影がヒョコヒョコと・・・

はい、ヨメでしたw

つーか、ビックリした!
なんでお前が来るんだよ!
「起きちゃったから来てみたの〜♪」って
やっぱこいつにゃかなわねぇ・・・

そんなわけで広いラウンジカーでポツンと2人
で、4時前になってだいぶ外もしらんできて
いい時間を2人で過ごしました
つーか、いつもこんな感じですウチらって…

まぁ、なんというか朝焼けの向こうに見える函館山は・・・
モヤで真っ白でした…

で、列車は0418函館に到着
ここで進行方向が変わるのと電化区間が終わるので
牽引する機関車をED79電気機関車からDD51ディーゼル機関車に交換のために10分停車
前の日記にも書いたけど <7/4日記(カシオペアの過ごし方)参照
V型12気筒61000cc1100馬力のエンジンを2機積んだ機関車で
さらにそれが2台の重連で終点札幌まで力強く引っ張ってくれます

で、ラウンジカーが最後尾だったのもここで終わりで
進行方向が変わってラウンジカーの前に機関車がつながれました

でもね
このDD51って先端ぼボンネット部分が細いんで
ラウンジカーの車端部から前を見ると前面展望が見えるんです

函館から3.4人ほどラウンジカーに人が来たけれど
一番前の車端部はウチらバカ夫婦がキープ♪

で、0428函館を出発
ほどなく0433函館着の「北斗星1号」と2回目のすれ違い
五稜郭をすぎたら左のほうの海峡線から五稜郭駅に入線する「トワイライト」とこれまた2回目のすれ違い
いや、3本たてつづけに走るもんだからこの時間の五稜郭駅でボーっとしてたらすごいだろうね…

で、その後はとりあえず大沼をすぎるまで展望を楽しみました
『大沼って大きいねぇ』なんて話してたんだけど
あとで地図を見たら小沼でしたw

大沼駅を出て左が小沼で右が大沼です
つーか、ここらの函館本線の函館・大沼・森の区間は「8」の字になっていてちょっと複雑です
まぁ、遠回りで平坦な線と短絡線だけど勾配がきついって新線ってカンジですね
蒸気機関車の時代には登れなかった勾配も強馬力のディーゼルカーだったらバビュンだもんね

で、大沼を見てから4時半ぐらいに部屋に戻って仮眠
いや、ろくに寝てないねw

で、7時に起きたら列車は東室蘭駅手前
内浦湾(噴火湾)沿いを走る森−東室蘭の車窓もいいんだけどね
さすがに今日は運転があるから寝ました…

で、起きて1号車のオヤジたちの部屋に行ったら
またここで大事件

なんか、お袋が「カメラがない!!」って大騒ぎです
とにかく見当たらなくて部屋中探しても見つからないらしい

つーか、昨晩ラウンジカーに行ったときにはあったよね
持っていって写真を撮ったのを覚えてる
食堂車には持っていかなかった

つまり、ラウンジカーで最後に見てってカンジなんだけど
まぁ、車掌さんまでまきこんでの大騒ぎ

とりあえず、お袋のカメラがなくなったとかってのは全然かまわないんよ
お袋がなくしたのが悪いんだし古いんだから買い替えりゃいいし

だけど、昨日撮った写真が亡き物になるのはハラたつやね…

つーか、朝っぱらからナニを大騒動してんねん・・・

で、お袋も車掌さんも探しに行ったというけどラウンジカーへ
お袋が座ってたソファーはひとつ
最後のほうは落ちてたし、もしかしたらめり込んでる可能性ってのにかけてみました

で、行ってみたら
クッションのスキマからチラリと見えるストラップ
ひっぱってみたらズルズルっと黒い塊がでてきましたw

ホントね
マジでケツで押しこんだな…
こりゃ、探してもわからないよ
クッションのスキマから黒いストラップが数センチしかでてないんだもの

とりあえず、回収して車掌室に行って車掌さんに報告&謝罪w
でも、忙しいのにイヤな顔ひとつせず協力して下さったJR北海道の車掌さんに大感謝です

で、1号車まで行ってお袋にカメラを渡して説教

でも、見つかったからいいやね
ホント、見つかってよかった・・・

そんなわけで苫小牧から沼ノ端あたりまでの原野を走る車窓は見れませんでした…
北海道らしい車窓なのに…

で、やっと落ち着いてコーヒーやら飲んでいる間に列車は南千歳に停車して次の停車駅は終着駅大アンドロメダ

そして、0854札幌駅到着
上野からの長い列車の旅が終わりました
なんか、あっという間だったなぁ
長かった気もするし短かった気もするし…

で、降りた後にホームで写真なんか撮ったりしたんだけど
写真撮れてよかったなぁお袋…w

そんなわけで走行距離約1200キロ16時間半の楽しい汽車旅でした♪

通過した都道府県
千葉県・東京都・埼玉県・茨城県・栃木県・福島県・宮城県・岩手県・青森県・北海道

上野−札幌のJR営業キロ
1118.7キロ(所要時間16時間34分) <上野1620−札幌0854


KGW |MAIL