日記のようなもの
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| 2005年10月16日(日) |
九州3日目 ぐるっといってみよう! |
はい、2日目まででおおかたの予定をこなして3日目です
親戚関係の行事を済ませたから気が軽い♪ あとは、ヨメに両親との家族旅行! るんた るんた るんたった♪
で、今日の予定は両親とは別行動で朝から電車でお出かけ 午後に待ち合わせをして今日の宿の高千穂に行く予定
そんなわけで今日は電車旅♪ 予定的に朝イチで熊本を出て九州新幹線「つばめ」で鹿児島へ出て 鹿児島から観光特急「はやとの風」で吉松 吉松から観光列車「しんぺい」で人吉 人吉から特急「九州横断特急」で熊本経由で阿蘇 阿蘇で両親と待ち合わせ ってカンジ♪
6時過ぎに起きて準備 礼服などもう使わないものを梱包して両親の部屋へ で、さらに両親の荷物や昨日佐賀空港で買い物したお土産なども入れてココから送ってもらうってことです♪
で、今日の予定の確認 時間と位置によって待ち合わせ場所を変えるとかってから めんどくさいんす
で、朝飯が7時からなのでそれと同時に突入してホールで バイキング形式の朝飯 いろいろと種類が多くてたくさん食べたいんだけれど 時間がないのが残念… でも、お約束でサラダは3杯食った♪ <生野菜大好き♪
で、歩いて熊本駅へ 市電に乗っても一駅だからもったいない… 新型車両は魅力的だったけれど…
10分ほどで熊本駅に到着 売店で買い物したいけどスポーツ新聞を見たくないw いや、マジでヘコんでます… マサのバカぁ!!!!!!!!
ホームに京都からの寝台特急「なは」が入ってきたので オレも元気にホームへ 10/1のダイヤ改正で宮崎行きの寝台特急「彗星」が廃止されたので、その代わりに「彗星」と門司まで併結していた長崎行きの「あかつき」と鳥栖まで併結されるようになったんよね とりあえず、先頭のヘッドマークが「なは・あかつき」になってました ま、見たことがなかったからそれを見たかったってことでね♪ *JR西日本公式のギャラリー
で、熊本駅は九州新幹線の工事でだいぶ変わってました 隣接していた車庫を新幹線の駅にするようでかたっぱしからつぶしていました 変わっていくのね… なんかさみしいやね
で、7:55発の博多から来た特急「つばめリレー33号」に乗車 20分ほどで新八代に到着 隣のホームには九州新幹線「つばめ」の白いボディ 新八代−鹿児島中央(旧名:西鹿児島)までの暫定開業だから 新幹線のホームまで引込み線を作って博多からの在来線特急が新幹線ホームに乗り入れられるようにしたのよね いや、だから暫定開業の間のうちに来たかったってのもあります♪ 引込み線の隣には車輪の幅を在来線の狭軌(1067mm)のレールから新幹線の標準軌(1435mm)に車両側で変更させて直通させるフリーゲージトレインの実験線になっていてそこの部分も見れました♪
いやすごいね、「つばめ」用新幹線800系! 木製のシートに木製のブラインド 洗面所の暖簾なんて熊本産のイグサだし いままでの鉄道車両とはあきらかに違うつくりです すげーな、ドーンデザイン事務所 <JR九州の車両のほとんどはドーンデザイン事務所の設計 一昨日「白いかもめ」(885系)に乗ったときにヨメが 「ぷ!白いかもめって他の色もあるの?」って笑ってたけど 一番最初に国鉄型485系特急電車の一般的なクリームと赤の国鉄特急的な塗りわけを真っ赤にしてどぎもを抜いたのが最初 それ以降、リニューアルでは 485系「赤いみどり」「ハウステンボス」 <現存せず 「レッドエクスプレス」「緑のきりしま」 783系「一般かもめ」「緑のみどり」「ハウステンボス」
787系「つばめ」 <現「つばめリレー号」 883系「ソニック」 <現「青いソニック」 885系「白いかもめ」「白いソニック」 *JR九州の特急(JR九州公式から)
などなど、新造からリニューアルまでほとんどの車両のデザインを手がけているのよね…
まぁ、国鉄からJRに移管したときの石井社長(当時)が国鉄時代は車両局の局長だったって経緯もあってデザインは専門家にって判断したらしい
そんなわけで、この後にのる「はやとの風」や「いさぶろう・しんぺい」をはじめ「なのはなDX」とか魅力的な車両が多いんよね…
ま、九州新幹線 ほっとんどがトンネルでなんも見えません 海岸線を走っていた鹿児島本線とはちがって山をトンネルでぶち抜いて一直線に直通させているからね マジで世界の車窓からに取り上げられたら地下鉄丸の内線と変わらないぐらいな勢いですよ
そんなわけで、オレはボケーっとこの後のスケジュールをチェック ヨメは爆睡… <体力温存
あっという間に鹿児島中央に到着 在来線時代の倍の早さですよ あまりにも早くてヨメは寝たりない様子w
ここで肥薩線の吉松行きの観光特急「はやとの風」に乗車 九州新幹線開通と同時に走り出した観光特急です 一般型のキハ40系を改造して特急にしたというへたすりゃボッタクリな車両ですw まぁ、ノンビリと走る観光列車だからそれもありかな? 一応、エンジンは大馬力タイプに換装されていてますけどね
そんなわけで鹿児島中央駅を出発 海沿いに走って対岸には桜島が見えます
まぁ、今回はヨメの「桜島が見たい!」ってことからはじまっているのでヨメも満足そう♪
これは座席じゃなくて大きい窓に面した座席のあるラウンジで流れる景色を見ながら車販のハーブティーとお茶ボーロをいただきながら2人でのんびり♪
なんかいいやねぇ…
で、霧島高原駅で売られる手打ちぶっかけそば600円と 嘉例川駅で車内に運ばれる特製駅弁「かれいがわ」を注文 これをお昼ご飯にすれば宿の夕飯が多くてもOK♪ ってわけでね あとは車内販売のカタログを見てヨメがハーブソルトを買ってました 商売がうまいなJR-Q!
で、10:15嘉例川駅に到着 1903年に開業したままの木造駅舎をもつ古い駅です 5分停車するので外に出て駅舎を見学しました で、注文していた駅弁「かれい川」の引き取り 次の霧島高原駅でも6分停車 ホームで待っていた店員さんから注文していたぶっかけそばををもらいました で、レッツお昼ご飯♪ いやね、ソバは手打ちでうまうま でも、600円は少し高いかな?ってカンジ しかし!「かれい川」! これがすごいの! お品書きとかついて添加物いっさいなしで地元の郷土料理 これがねうまいのさ! これで1050円は安いっす! 大満足でした!
次の停車駅の薩摩横川駅も嘉例川駅と同じに102年前に作られた駅舎の駅 ここは停車時間がないのでおりられなかったけれど たまたま停車した位置の目の前にあった駅舎の柱に直径5cmくらいの穴が… 戦争当時に米軍戦闘機の機銃掃射であいた穴だそうでビックリ! 歴史を感じました・・
で、列車は10:57に吉松に到着 ここは都城に向かう吉都線との分岐駅 とはこの肥薩線は海側の路線が開通する前のかつての鹿児島本線 吉都線は小倉から宮崎へ向かう日豊本線が開通してない頃の宮崎への幹線 って、機関区まであった大きい駅だったそうです ここで次の「しんぺい」号への乗り換え 出発が11:42で45分あるので畳敷きの待合室でのんびり♪ つーか、マジで寝そうw
11:16折り返し自分らが乗る「しんぺい2号」になる「いさぶろう1号」が到着 ちなみに下り列車が「いさぶろう」、上り列車が「しんぺい」と肥薩線開通に尽力を尽くした逓信大臣「山形伊三郎」と鉄道院総裁「後藤新平」の名前からからきているそうです
とりあえず、「はやとの風」とのならびを撮影 どちらももともとは同じキハ40系なんだけどすごい違う車両に見えます
待合室でころころしているヨメを迎えに行って乗車 こちらは駅のベンチのようなまんま木のシートです 一部指定席な車両なんだけど、自由席はロングシートの8席なのでこれは指定席を用意しました 満席なわりにウチらのボックスに相席の人はあらわれず ウチらでボックスを占拠できました
で、11:42に発車 人吉に向けて矢岳峠をどんどん上っていきます 途中、日本3大車窓のひとつの矢岳越えで眼下に広がるえびの盆地の景色が見えます <残りは北海道の狩勝峠(根室本線)、長野の姨捨から見る善光寺平(篠ノ井線) 奥に霧島連山。手前にえびの盆地と雄大な景色です 先ほど吉松で分かれた吉都線の線路や鉄橋も見えます つーか、ジオラマみたい! わざわざ数分の停車もあり満喫できました
で、最初の停車駅の真幸駅に到着 ここでは5分ほど停車 ここははスイッチバックの駅でホームの砂利の一部分が枯山水になっていることで有名な駅です これから矢岳峠を越えるのに機関車に給水して蒸気を溜めるためにつくられた駅だそうです で、勾配の途中につくったのでスイッチバックになってます 枯山水は国鉄当時の駅員さんがヒマつぶしにはじめたとか… JRになって無人化されてなくなりましたが 最近は地元や国鉄OBの方々の手で復活したらしいです おまけに地元の人が野菜の直売とかやってたんだけど キャベツが50円! ヨメが「ギャー!買ってかえりてぇ〜!」と叫んでましたw
それから「真幸」(まさき)と書くので真の幸せを呼ぶとのことで入場券の販売や駅のホームには幸せの鐘というのがありました 不幸だと1回、普通だと2回、幸せだと3回鳴らすといいそうです ま、ヨメと3回鳴らしときました♪
で、スイッチバックで「Z」字に進むので駅からバックして引込み線に入ってまた出発 途中、運転手さんが前から後ろ、後ろから前へと移動するんだけど 車内はなぜか拍手w 照れる運転手さん♪
で、引込み線から33‰(33/1000勾配=3%)の勾配を上って 駅の横を通過する頃にはもう10mぐらい上っていてホームを見下ろす形に… で、手を振る野菜売りのおばちゃんたち なんかいい風景やね…
で、次の矢岳駅との間にある幽霊トンネルに止まるサービスもあったりしました なにやら、終戦直後に帰還兵を満載した列車が立ち往生してしまい 元気な人が後ろから押したりとためしたんだけど断念 押している人を確認せずにそのまま後退して52人の方がなくなったそうで トンネルでは話し声などが聞こえるとか何とか…
各車両の車端に設けられているモニターには前面展望が映し出されているので水が滴っている真っ暗なトンネルの様子が見れてサービス満点でしたw
で、矢岳峠を越えて矢岳駅に到着 ここでも5分間停車 ここは駅の構内にD51が展示されていました 案内係のおねーさんに連れられて見学 そう!「はやとの風」もこの「しんぺい」も車掌さんが乗らないワンマン列車なんだけど車内販売のおねーさんがついでに車掌業務から観光案内までしちゃうんです え〜、2人いてどちらもチレーな人でした♪ たまらんやね(= ゚ω゚=)=3 むっはー! <お約束w
で、このD51−170 ここ肥薩線のさよならSL列車を牽引した後にそのままここに保存されているそうです 機関庫風に屋根までついて状態はいいみたい 運転席に乗れたりするんですけど、でけーなぁ… 昔はD51のとなりに8620型蒸気機関車(58654)も展示してあったんだけど JR初年度の昭和63年に見事復活を果たして「SLあそBOY」として阿蘇のほうを走ったりしてたんだけど、さすがに部品老朽化で今年の8月に引退しました ちなみに8620は大正時代製の機関車です 動輪の数でC○○(動輪が3つ)とかD○○(動輪が4つ)とかって名前になったのは昭和からです まぁ、のんびり見学できました♪
で、またしばらく走って次の大畑駅 これはさっきの真幸駅のスイッチバックに加えてぐるっと円状に周回して勾配を登るループ線もあるんです まぁ、矢岳峠を越えた後で逆に下ってるんだけど ぐるっと回って勾配を下ってスイッチバックで後退して駅に進入する形です 途中に停車して下に見える大畑駅を見せて「これからぐるっとループ線を回ってあの駅に向かいます」なんてアナウンスがあるのも観光列車ならではですね
ま、地図で見るとこんなカンジです
で、いったん引込み線に入ってバックで大畑駅に到着 ここでも4分間停車 この駅には前に山道を走ってFZRで来たんだよね… なつかしい、ただただなつかしい…
今は前に来た6年前(99年9月)と違って駅の待合室には名刺だらけ なんか北海道のオホーツク海に面した網走近くの釧網本線の北浜駅みたい <オホーツクに一番近い駅で待合室は名刺だらけ つーか、JRマークがついた名刺が一番多かったですw
構内には赤レンガの給水塔など昔の名残があっていい雰囲気でした つーか、ここまでFZRで来たんだなぁとちょっとセンチメンタル <いや、すごい山の中なんよ
で、また進行方向を変えて出発 12:57人吉到着 人吉までの1時間15分 途中の停車駅の真幸・矢岳・大畑の3つの駅 楽しめました いや、いい観光列車でした
で、次に乗るのは13:05発の肥薩・豊肥本線経由別府行きの「九州横断特急6号」 ゆっくりしたいと思いつつ待ち合わせが8分じゃね… 前にこむと来たときには時間があって近くの通称幽霊寺に幽霊の掛け軸を見に行ったんよね
で、ちょうど親父から電話 「阿蘇で温泉に入るから待ち合わせは赤水駅でヨロシク」とのこと まぁ、日程を知らせていたからそれにあわせてくれたみたい
そんなわけで赤水到着は15:34 2時間半の旅 ヨメはそのまま熟睡
オレはのんびりと日本3大急流な球磨川の車窓を楽しみつつ 気づいたらzzz
目が覚めたらだいぶ下流になっていて ヨメも起きました おだやかになったエメラルドグリーンの川面を見て 「バスクリンみたいだねぇ」って子供みたいな反応w で、またおちましたw
で、八代・新八代と停車して熊本で進行方向をかえて豊肥本線へ ここでヨメも起きて寝ぼけながら 「なんで逆を走ってるの?」 ってボヘボヘしてるのもお約束♪
国土交通省の流通量調査のアンケートなんかをやっているうちに立野に到着 列車はここからスイッチバックでカルデラを登って阿蘇の盆地へ 今日だけでスイッチバックが3つ! 残りは長崎本線の旧線の本川内だけよね つーか、それはいけねぇw
で、定刻どおりに赤水駅に到着 親父がビデオを撮影しながら出迎えてくれました つーか、列車からおりていきなり出口と逆方向に歩くオレの後姿までばっちり撮られてましたw
で、合流してさくっと助手席にすわる親父 やっぱ、運転オレなんねw 「はやとの風」や「しんぺい」で地ビールを飲まんでよかったわ…
ま、ナビを駆使して国道の渋滞を回避して 高森からカルデラを超えて高千穂へ1時間ちょいのドライブ
まぁ、制限速度でのんびりと♪ つーか、こんな慣れないトコでは常識というか やっぱ、ネズミやってるんよね くわばらくわばら♪
で、無事に17時過ぎに高千穂到着 今日の宿は国民宿舎高千穂荘 高千穂峡にも高千穂神社にも徒歩10分というステキな立地です
まぁ、阿蘇で温泉に入ってきた両親をおいといてオレらは風呂へ で、のんびりしてから夕食 地元の名産なものばかりなもりだくさん!
で、特筆すべきは注文していたかっぽ酒! 1mばかしの竹の節に穴をあけて日本酒を入れて そのまま直火にくべて燗をするって風情のあるもんです アルコールも適度にとんで飲みやすく竹の香りがたまらんです 4人でキャーキャー言いながらな食事でおいしく楽しみました♪
で、満腹になってお酒もいいカンジに入って 後は寝るだけ〜 と、思いきやまだこれからも予定があるんです♪
高千穂神社での夜神楽です!!!!!
有名よね?高千穂の夜神楽! 天岩戸に隠れた天照大神を引きずり出すために 飲めや歌えや踊れや!な宴を催したってヤツですよ
せっかく、高千穂まできたんだから見ないとね! つーか、両親が見たいってんでさ オレも見たいし!
そんなわけでメシのあとにテレテレと歩いて高千穂神社へ 約一時間の夜神楽 天照大神を探す・(たぢからお)の舞 興味をひかせる・鈿女(うずめ)の舞 手力雄が力任せに岩をどかせて天照をひきずりだす・戸取の舞 その後の・御神躰の舞
と4つの舞を見ました
いや、なかなか見れないいいもんを見ましたわ
で、見終わってほくほくなオレに大事件が発生
履いてきた宿の雪駄がありません! 一応、履物は袋に入れて各自で管理することになってたんだけど 宿の雪駄だからいいや!って脱いだままにしてたら ダレかに履いていかれたらしい… その履いていったヤツが履いてきた履物がどうなったかはわからんのだけどw
つーわけで、オレは裸足で帰らなくちゃいけなくなりましたよ! ま、神社の人のはからいでワラジをいただきました 手編みで手作りのワラジです いや、うれしかったんだけどさ これがまた小さくてさ <オレはバカの大足 数分歩いただけでギブ 結局、裸足でかけてく不愉快なKGWさん♪
まぁ、おバカですまん…
で、宿に戻って買出しに出て 冷めた体を風呂で温めて両親の部屋で飲みなおし のんびりといい夜でした 「温泉じゃない」ってオレと親父の会話で 風呂がないと勘違いして部屋のユニットバスに入ってたお袋がいたのはナイショw
つーか、今日もせわしい1日だったわな でも、悪くないやね なんかいい旅してるよ
熊本 新八代 (特急・つばめリレー33号)[33M] 0755 0815 サハ787-12 新八代 鹿児島中央(九州新幹線・つばめ33号)[33F] 0818 0906 826-102 鹿児島中央 吉松 (特急・はやとの風2号) [7022D] 0927 1055 キハ140-2066 吉松 人吉 (しんぺい2号) [1254D] 1142 1257 キハ 47-9082 人吉 赤水 (特急・九州横断特急6号) [1076D] 1305 1534 キハ185-1004
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