日記のようなもの
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2004年07月24日(土) ぽろり旅1日目

 はい、ぽろり旅です
新潟行きの夜行快速「ムーンライトえちご」は新宿駅を定刻どおりの23:09に発車
荒川の橋を渡って埼玉県に入るころには500のビール2缶もさくっと消費
まぁ、ハナシにはながさいていいピッチで消化しましたw

いやさ、つまみ類をもう少し充実させたかったな…
最近、漬物をポリポリしながら飲むのが好きなのよね…
瓶にはいったキムチとかほしかったな・・・

で、0:48高崎に到着
ここで、金沢行きの夜行急行「能登」に抜かれるために25分停車
酒が切れてモンモンとしているのでホームに出る
昔はホームにビールの自販機があったから助かったんだけどね
例の新大久保の事件の関係でなくなっちゃったんよね…
ホント、あの自販機は良かったんだけどね…
買って飲み終わってもまだ停車してるからさらに買えるんよw
そして、調子こいて深酒して車内で寝ゲロしたんだが…
_| ̄|○

ま、18きっぷに日付印を押してもらうためと駅前にでもコンビニがあればラッキーだねってことで軽くお散歩

って、駅前にローソン発見!
さっそく、ビールと漬物を購入
寝ゲロしたくないので一応控えめにw

で、飲みながらオールナイトで雑談
まぁ、一睡もしないで4:51定刻どおりに新潟到着

次に乗る予定の列車は10:17発
5時間ほどヒマなので旅に出る
5:01発の越後線に乗って吉田へ
車中では約1時間爆睡
で、30分の乗り換え待ちも駅のベンチで2人でトドのように横になって爆睡
それで、弥彦線に乗り換えて弥彦駅へ
弥彦神社に似せて作ってある駅舎を見るだけ見てとんぼ返り
吉田から越後線で戻っても面白くないので東三条に出て
7:35発の信越線に乗り換える
これで、新潟まで行ってもいいんだけれど
この後に来る大阪からの夜行急行「きたぐに」が途中の新津から快速になるのでそれに乗ってしまおう!って計画です
583系寝台電車の唯一残った運用です

が!
2人とも爆睡して新津駅をあっさりスルー
まさに机上の論になりましたw
マジでくやしいっ!

さらに、この乗っていた電車の冷房がかなり強くて
自分、体調を崩しました
乗り物酔いのような状態で気持ち悪くて吐き気がします
あ、酒の酔いはもうひいてましたよw

で、新潟駅について「駅前でもブラブラしましょう」ってこむに連れだされる<断る元気も余裕もなく…
北口のロータリーで歩きながらリバース…
バレないようにゴックンw
『すみません、カンベンしてください 許して…』ってことで駅に逆戻り…
冷房の効いてる待合室は混雑してるし、冷房がイヤなので駅のホームでぐったり…
まぁ、ホームには会津若松行きの「SLばんえつ物語」が入ってきたりと飽きませんでした
ぼーっとしてるの好きだし♪
こむちゃんはソバ食ったりうろうろしてました
あ〜、九州からの帰りのフェリーでもこうだったねw

で、10時前に自分らが乗る象潟行きの「きらきらうえつ」象潟行きが入線
ささっと乗り込んで写真を撮ったりして車内の見学
4両編成のうちまるまる1両がイベントカーになっていて
ビュッフェ売店・ラウンジ・沿線観光案内コーナーがあるんです
最近のJR東日本って
五能線の「リゾートしらかみ」(青池編成木無[ブナ]編成の2編成)
大湊線・津軽線の「きらきらみちのく

去年只見線で乗った開放型トロッコ風気動車「びゅうコースター風っこ」やら
この手の観光列車を増やしてるのよね…

オレみたいな人間に大歓迎だけどね♪

まぁ、そんなわけで乗ってみたかったのよ「きらきらうえつ」

とりあえず、発車後はぐったりと寝るw
今後のために体力温存です♪

で、村上駅手前で起きる <ちゃんとタイマーをセットしましたw
こむもたたき起こして先頭車両へ

これから1大イベントがあるんです
デッドセクションでの交直切り替えです

うんとね電車の電源って簡単にいうと交流と直流の2種類あるんですよ

まぁ、電気自体が
+から−に流れる直流と
+と−が交互に入れ替わる交流の2つあるんですけどね
簡単に例えたら乾電池が直流、家庭電源が交流です

で、JRの電車でいうと
直流1500Vと交流2万Vの2種類あるんです(新幹線は交流2.5万V)
まぁ、家庭電源と同じで交流は西日本と東日本で周波数(1秒間に+と−が入れ替わる回数)がちがうんだけどね… <西日本が60Hz、東日本が50Hz

で、そんな違う規格のトコを電車が走るために交流と直流の境目のトコが全国に10ヶ所あるんです

東北本線・黒磯駅(地上切り替え)
常磐線・取手−藤代間(車上切り替え)
水戸線・小山−小田林(車上切り替え)
羽越本線・村上−間島間(車上切り替え)
北陸本線・富山駅構内[富山地方電鉄・富山港線]
七尾線・津幡−東津幡間(車上切り替え)
北陸本線・長浜−虎姫間(車上切り替え)
湖西線・永原−近江塩津間(車上切り替え)
小浜線・敦賀−東敦賀間(車上切り替え)
山陽本線・下関−門司間(車上切り替え)

新幹線も新在直通部分である
山形新幹線・福島駅構内
秋田新幹線・盛岡駅構内
に新幹線の交流2.5万Vと在来線の交流2万Vの切り替えセクションとか
長野新幹線・軽井沢−佐久平間に
交流2.5万Vの50Hzと60Hzを切り替えるセクションがあります
ちなみに上記とは別ものに交交セクションってのもあります
交交セクションってのは、交流電源区間は変電所ごとに周波数の周期が微妙にずれているのです <交流異相っていいます
そんなわけで交流区間は変電所ごとのブロックに区切ってあって、その間もデッドセクションがあるということです
ま、ぶっちゃけ周期がずれてるから区切っていないとショートしちゃうんです

まぁ、どうでもいいマメ知識はともかく
気になったら、検索したり鉄道用語辞典で調べてみてください

その交直切り替えのセクションが村上駅を発車後にあるんですよ
で、先頭車両には展望スペースがあるってわけで!
見なきゃソンソン♪

で、この羽越本線のデッドセクション
ここを乗るのはもう何回目だろう?
へたすりゃ2ケタは乗ってるんだけれど
電車で通過ってのは初めてなんです

いままでは18きっぷを使っての鈍行でしか通ったことないんだけれど
ここの区間の鈍行って電車じゃないの…
昔は機関車が引く客車で今は気動車
ようは、車両側で交直切り替えができる鈍行用の電車がないってわけでね
ここは電化されててもフツーにディーゼルカーが走ってます
電車は特急のみです

で、この「きらきらうえつ」
改造車両なんですけれど、ベースの車両が特急車両!
つまり、走行に必要な部分だけ利用して車体を新製したものです

つーわけで、初デッドセクション!
それよりも展望車両でデッドセクションを通過するのもはじめてです
運転手さんがどんな感じで操作するのかとか興味津々です

まぁ、ノッチオフして電源オフの状態にして
スイッチを切り替えるだけでしたけどw
でも、インジケーターが[DCV]から[ACV]に切り替わったり
電圧計が1.5(kV)から20(kV)になったのを確認してウホウホw

で、車内放送も
「当列車は電源の切り替えのためにデッドセクションを通過いたします
 車内の電気が消えますのでご了承ください」とかって流れたり…
しかも、車掌さんが女性なんす!
それが、自分の好みうんぬんとかじゃなくてすんごくニコニコしてて応対も丁寧で
働く女性ってキレイだなぁ、ウンウン
なんてこむちゃんと話してました

で、この羽越線、村上を出てデッドセクションを通過すると海に出るんです
海際を走ってまさに夏って景色が見れました♪

KG『う〜ん、いい眺めだね
   シャブリつきはいいね〜♪』
こむ「そうですね〜
   でも、これってガブリつきって言うんじゃ?」
KG『ちゃうちゃう、カブリつきだって!』

2人「わははははははは」

って、おバカなノリだったんだけど
オレの容態が急変
また急に気持ち悪くなって
しばらくトイレにこもることに…

結局、しゃーないなぁってことで戻しました
つーか、スムーズに戻しました…

え〜、なんていうか揺れる電車の中で便座にむかって格闘するのって大変よね…
あやうく携帯を落としそうでしたw

ま〜、すっきりしたっても出たのは胃液だけでね
で、そのあとはぐったり…

でも、あとはだいぶラクになったかな?
まさに生まれ変わったように♪
ホント、リバース(reverse)ってリ:バース(Re birth)よね
ある意味、生まれ変わることかもw

で、こむちゃんとこの後どうするかって相談
この「きらきらうえつ」さすがに観光列車だけあって各車両に観光プランが書いたチケットがおいてあるんです
一部のプランは車内で予約しなきゃいけないみたいだけど…

ま、天気もいいしコンディションもよさそうなので
念願の川下りにしますか?ってことで
最上川の川下りに決定!
つーわけで、余目駅で「きらきらうえつ」を降りて
陸羽西線に乗り換え
このころにはだいぶ元気になってました♪

で、どうする?
最上川下りって2つあるんですよ
最上川芭蕉ライン」と「最上川義経ロマン観光」っての

まぁ、義経ロマンのほうの千人堂とオプションのソバってのにひかれたんだけれど
予約しないとけっこうメンドイみたいなのでパス
そんなわけで芭蕉ラインに決定

とりあえず、13:26古口駅着
駅前に渡船場までのバスが止まってました
まぁ、こむちゃんが乗りたそうにしてましたが数100mの距離なので却下
たかだか、数100m3分のために200円も払えるか!

ま、川沿いの堤防をのんびり歩いて船乗り場の戸澤藩船番所へ
オレ的には気持ちよかったです
隣りを歩いていたデブは汗をダラダラ流しながらブゥブゥ言ってましたけれどねw

で、乗船券を買って
ついでに売店でビールにたまこんにゃく、おでんと買い込む
そりゃ、やっと元気になれたんだもの!
つーか、オレ的に山形と言ったら玉こんにゃくよね♪

船に乗り込んで13:50出航
全部で3隻、そのうちひとつは若い女性の船頭さん!
いいなぁ、あっちのほうが良かったかなぁ?と思いつつも
実際、オレはこういう時の船頭さんっていぶし銀なおっさんのほうが好き♪
話術とか民謡とかがうまいもんね

でも、働く女性は美しい…

とにかく、はじめての船下り
ちょっとドキドキです

しかし、富士川・球磨川とならんで日本3大急流と言われるだけあって流れが速い!
前の船も後ろの船もあっという間に見えなくなりました

いや、船下りって楽しいね…
で、酒とつまみがなくなるころにトイレ休憩って
トイレ&売店によるのよね…
いい商売してるわ…
鮎の塩焼うまうまでした♪

で、あっというまの1時間でした
マジで堪能しました
これはいいわ、乗って正解!
いい思い出になりました
これで¥1970は安いと思える内容でした
まぁ〜、その他酒&つまみで2000円ほど落としてきましたけどw
降りたトコの最上川リバーポートの売店のおでんもうまかった〜

で、バスに乗って近くの高谷駅へ
さすがにこれは数kmあるので歩きませんでしたw
しかし、この高屋駅さっき降りた古口駅から7.4kmの距離
だから全部で10km以上下ったのよね…
ホント、楽しかった♪

で、高屋駅から陸羽西線で余目に戻って
16:21発の「きらきらうえつ」に乗る
座席に荷物を置いてラウンジカーへ
下りと違って座席が空いてる♪
売店でビールを買って酒盛り開始♪
つまみは川下りで買ってこのために持ってきただだちゃ豆(茶豆の枝豆)と浅漬け♪
もうね、最近漬物食べながら飲むの好きなんです
どんどんオヤジ化してるねw
でもね、だだちゃ豆!
茶豆の枝豆は味と匂いが濃厚だって言うけれど
マジでそう!
ホント、うまかった!
ただ、量が多くて少しクドかったw
ある意味ぜいたく?

で、テキトーに飲んで席に戻って就寝♪
もうとなりのブタはガーゴーいびきかいてますw
もうダメダメだね…

しばらくの仮眠のあと先頭の展望ラウンジで車窓を楽しむ
のんびりでいいやね〜
3.4歳ぐらいの男の子一緒におしゃべりしながら前面展望を楽しみました
昔、まだかわいかった頃のかず君(5歳)と五能線のリゾートしらかみに乗ったときのことを思い出しました
って、かず君は今もかわいいわよ〜w

で、村上駅が近づいたので「デッドセクション見るぞ〜!」といきまいてたこむを起こしにいくも起きない…
いや、マジでデコピンしてもほっぺにビンタかましても起きませんでした
つーかね
パーンってほっぺ叩いたじゃない?
マジでまわりの視線がすごくてね
恥ずかしくてこれ以上はできませんでした♪
ごめんなさいw

そんなわけで、その男の子とパパさんと3人でデッドセクション通過を見て
オレも寝ましたw

まぁ、さくっと新潟着
とりあえず、車掌さんの写真を記念に撮らせてもらいました♪

で、ビジネスホテルにチェックイン
1泊¥4580の安宿です
ツインだったら¥7700なんだけれど
こむちゃんの希望でお互いシングルに
軽くシャワーを浴びてスッキリしてからおでかけ
行き先は新潟の隣りの駅の白山駅の近くにある飲み屋です
こむちゃんが「KGWさん、自分がおごりますからタクシーで行きません?」とか言うんです
まぁ、問答無用で却下です
せっかく、電車がタダなのにもったいない!
ま、帰りにダルかったらタクシーで戻りましょうってことでね

電車で行きました
まぁ、駅から歩いて10分ほどで今日のお目当ての「大衆割烹ドカベン」です!
あの漫画ドカベンや野球狂の歌、あぶさんの作者である水島新司さんのお兄さんがやっているお店です
ひょんなことから知ったのでハナシのタネに行ってみようってね

で、とりあえず店に入りました
もうねポスターやら色紙だらけ
いいカンジです♪
「お客さんは食事?」と聞かれたので
『はい、そんな感じで♪』と答える
「じゃあ、おまかせ定食にしてもらえれば1000〜1200円ぐらいでどうにかするよ」
『じゃ、それで♪ あと、生中2つで!』
ってながれで

まず、生中と一緒にお通しで煮魚登場!
いい感じです
こういうのが食べたかったんよね♪

で、次に出てきたのは
キャベツの千切りのつけあわせに
冷凍食品っぽいオムレツとナポリタンスパゲッティ・・・

キタァ *・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n゚∀゚)n゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
もうね
予想どうりw
_| ̄|○

いや、メニュー見た時点で覚悟はできてましたw
。・ ゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・(ノД`)

そのあとは生ぬるく揚げた魚肉ミートボール
たまねぎのかき揚げとピーマンの天ぷら

もうね、あとでちゃんとメシ食う予定だからかまわんのよ…
以外に天ぷらうまかったしw

でも、次に出てきたのがマグロのブツの山
これよこれ!
で、「ご飯いる?だす?」と聞かれたけれど
それはノーサンキュー
「じゃ、これおまけ」って自家製のイカの塩辛を出してくれました
これがまた美味でして・・・

で、ポンシュ飲むか?って頼んだが
せっかくだからって頼んだのが、本醸造 影浦安武!
「どれくらい?」って聞かれたので
『2合ぐらい』って答えたら
「じゃ、こんなもん?」って出されたのが1/4ばか残った1升瓶
もうね、これ2合じゃないだろ?ってカンジですw

まぁ、この影浦安武って酒が飲み安いったらありゃしない
もう塩辛との相性が絶妙なんです

もう、おっちゃん(水島兄)と野球のハナシで盛り上がりながらおいしくいただきました

つーか、コレがしたかったのよね
ホント、タダの野球好きのオヤジ
長野であった今年のオールスターの第2戦に招待されて王監督にあったそうです
まったくうらやましい!

2人ともパは人間と知るといろいろとお土産をくれました
いや楽しかったです
ま、来てよかったんんじゃないかな?

で、また電車で新潟に戻って
メインのご飯です
新潟に来たらへぎそばを食べないとね!
入った店は駅前の利休庵
ま、さくっとへぎそばを3人前注文<¥2200
冷酒は久保田の百寿と越の寒梅
ホントは八海山を頼もうかと思ったんだけれど寒梅のほうが安かったんす
で、こむちゃんが寒梅飲んだことないって言うしね

とにかく、へぎそばってうまい!
まぁ、そば粉オンリーやつなぎに小麦粉やヤマイモを使ってる更科ソバに比べてつなぎに海草のふのりを使ってるのでモチモチというかプリプリしてるんですよね
新潟に行ったら食べなきゃソンソンってわけでね

つーわけで、食うほうにいっぱいいっぱいで酒を飲みきれなくてこむちゃんに処理してもらいました
ワシは寒梅よりもソバを選んだ男です…

つーか、マジでグランガランしてる
早く横になりたい
相方にも電話しないとって
はいつくばってホテルに戻る・・・

こむちゃんは元気いっぱいでこのあとも「せっかくだから夜の新潟をいろいろ体験してきます」とか言ってるし…
とてもじゃないけどオジさんは付き合えないよ…

つーか、エレベーター降りてからの記憶がないよw
よく部屋に戻ったなオレw

そんなわけで、波乱万丈な1日でした♪


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