日記のようなもの
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2003年03月26日(水) ライドオン

 開幕間近ってことでGPネタです

今、すごい読みたい漫画があるんです
98年に週刊ヤングサンデーで短期連載していた「ライド・オン」ってマンガなんですけどね
全6話なんで単行本化されてないんですよ…
発売の予定さえないらしいし…
当時、単行本化されたら絶対買おうってカンジで立ち読みですませちゃったんです

内容は1991年無名で世界に飛び出た3人のスポーツ選手の話なんです
その3人の名前は坂田和人、上田昇、若井伸之
はい、実話です
そーゆーハナシです

今でさえWGPには多くの日本人が出ていますけど初期の頃は日本人も少ないうえに、しかもプライベーターだといろいろと大変だったみたいです
日本のサーキットに比べてスリッピーでバンピーな路面、慣れない土地、言葉、食べ物、出ない結果…
スペアマシンもなく成績を出さないと来年がないという状態でのレース
そこをなんとか3人で力をあわせて生活してレースではお互い戦う…

そして、なんとか結果をだして92年へ、若井はシーズン途中にGP-3(125)とGP-2(250)にダブルエントリーしたりと結果をだして、93年はGP-2にステップアップ、坂田と上田もそれぞれ結果をだし認められて坂田はF.C.C.-TSR、上田は名門チームピレリに移籍、そして若井の幼馴染であり、前年に宿敵岡田忠之を破って全日本チャンピオンになった原田哲也も世界に出てきて合流

でも、このライドオンというマンガは苦楽をともにした3人が別れをむかえるところで終わります
93年のヘレスでのスペインGP
若井との死別という別れをもって…

というハナシだったんですよ!
バイク雑誌じゃないっすよ!一般誌の小学館のヤングサンデーでやったんです
つーか、マジ実話じゃないっすか!
若井選手が事故死したとこで終わるって反則ですよね
コンビニで立ち読みしてマジ泣きしました…
立ち読みして泣いたのは後にも先にもあの時だけですね…<しかも、マジ泣きしてるとこに偶然そこに買い物に来た後輩のナカムラ君に見られたしw
だったら、なんで買って読まなかったんだその時の自分!!!!!
今、むちゃむちゃ後悔してます

でも、若井選手が亡くなったときはむちゃむちゃ泣きましたね
たかだか、スポーツ選手が死んだくらいで…って思う人はバカにしてくれて結構です
93年WGP第3戦スペインGPヘレス
予選2日目(5/1)の予選中、ピットに一般人が飛び出すという信じられない事故で亡くなった若井選手
その事故をうけてレースボイコットが検討される中を結局のレース続行
そして、GP-3で坂田初優勝、最後に事故現場に報告をする上田、GP-2は原田が独走優勝、涙のチェッカーフラッグ
この時、原田選手がもらったトロフィーは若井選手の自宅に供えてあるそうです
後日、この不幸な事故を忘れてはいけないということで、この3人が軸となって寄付をおこなってヘレスサーキットにモニュメントを作ったそうです
このモニュメントは若井選手のトレードマークだったフラミンゴのカタチをしています<若井選手は長い手足を折りたたむようにして小さい125ccのバイクに乗っていたのでフラミンゴがトレードマークでした
ちなみに原田選手は悪魔(クールデビル)、坂田選手は爆弾小僧、上田選手は狂犬がトレードマークです
で、原田選手のデビルマークは全日本時代にネスカフェヤマハのチームメイトだった町井選手から譲り受けたものです

原田選手は若い選手と家も近くて年も近いということで兄弟のように仲が良かったそうです
原田選手の実家の「鳥幸」に行くとちらっとその時の話をご両親から聞けたりするんですけどね…
つーか、話聞くだけで泣けますw

今はもう、原田選手、上田選手と引退、坂田選手も事実上引退
時代は変わったんだなぁ…
と淋しくなりました…

レースは危ないっていわれますけど、こんな起きてはいけない不幸な事故が2度とおこらないことを願うしだいです…

つーわけで、あとちょっとで開幕じゃん!!
今週末のIRTAテストいきてぇ…
誰か青春18きっぷ1枚あまってません?
したら、日帰りで行くよw

つーか、日本GPは鈍行日帰りで行くけどね♪


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