つれづれ日記
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2011年11月29日(火) まだブラビーに会えないがフードはなくなっている。

昨日の事件の真相が究明されていないのでショック状態を引きずったまま今日を迎える。

25日夕、庭園に大勢でワカメの周りに集まっていた時「(墓所として)そんなところは掘り返されるかもしれないよ。あっち(「東側猫庭園」の中)がいい!」とエラそうに言いに来た人物がいた。

そして3日後の28日にその予言通りになった。ので、その人物が怪しいのでは?と思ったが、その人物がそんなことをするはずがないと関係者は言う。それでも私は直接その人物に訊いてみようと思った。

別の人物による疑惑も浮上しているらしいが、どうにも落ち着かない。
掘り出されたワカメが荼毘にふされたことを犯人は知らないだろうから、埋め戻した墓所の上に花を手向けておけば、そこにワカメがまた埋められたと犯人は考えてもしかしたらもう一度掘り出そうとするかもしれない。
おとり捜査ではないが、犯人をおびき寄せるために花を置いてみようかと思った。

ワカメが亡くなった日以来ブラビーに会えないでいるのだが、今日はワカメの最晩年の日々のように4時半ごろに行ってみた。坂道を上がっていくと「東側猫庭園」の中から見ていたワカメが飛び出してきたものだった。その後ろからブラビーが出てきたり、車の下にいたりした。

だが、全然気配がない。一応水容器を洗って水を替えておく。そして「東側猫庭園」の大きな山茶花の木からもう終わりがけの白い大きな花を10個くらい取ってきてワカメの墓所の上にこれ見よがしに並べた。
もうベッドもないハウス左のビニールカーテンを上げて一時空気を通しておく。

ロッカー餌場に行き、水を取り替える。給水のため休憩室に入ると例の教員が「孤独を楽しんで」いた。
ブラビーのために階段下にカリカリとレトルトを置いておく。ブラビーが食べたとは限らないがいつも翌日には一粒残らず無くなっている。

もう一度庭園に行き、ビニールカーテンを元通りにする。坂道に出て帰ろうとしているとU野さんが自転車で出勤してきた。
U野さんたち警備員は主に建物の警備をしているので庭園になど殆ど入らない。だが、今日はワカメの墓所に案内して経緯を説明する。
冒頭に書いた「ある人物」のことを話すとU野さんもやはり、その人物がそんなことをするとはとても考えられないという。その人物に対して特に好意も悪意も抱いていない人々が口を揃えて「そんなことはしない」というのだから、やはり違うのだろう。
私も何度か挨拶を交わしたことがあるのだが特に感じが悪かったというような印象は全然ない。

*****

昨日から、ワカメ掘り返しの話を聞いた何人もが「動物の仕業では?」というのには驚いた。これまで10年間、幾度となくJ先生と一緒に山手猫たちを埋葬してきたが掘り返されたりしたことは初めてだ。「一緒に埋めたキャットフード目当てで動物が掘り返したのでは?」というのもおかしい。すぐ傍の大きなステンレストレイいっぱいにフードが入っているのにそれは手付かずでわざわざ泥まみれのフード目当てに深く土を掘り返すなんて考えにくい。

オカルトめくが、ワカメは仮死状態で埋葬され、3日後に土中で目覚め自力で外へ出て「東側猫庭園」まで這って行きそこで再びコト切れた、というような考えも浮かぶ。(後で聞けば昨日、J先生もねころ部部長の生徒も同じようなことを考えたらしい。)

実際、人間の埋葬ではそのようなことも過去にはあったらしい。ワカメの体力では土を跳ね除けて出てくることは不可能だが、そこはそれスーパーワカメのこと、何でもアリかも、なんて空想は広がる。

ブラビーのことをずーっと考えていたら、もしかしてワカメを恋しがる余り、掘り出して「東側猫庭園」へ咥えて行ったのはブラビーでは?という考えが涌いてきた。

根拠は、あそこへワカメを横たえているとき生徒たちを掻き分け突然ブラビーが走ってきて穴に飛び込みそうになったこと。傍の植え込みから「ボクの大事なワカメお婆ちゃんにそんなことをしないで!!!」とでも言うかのように哀切な鳴き声を上げていたこと。ワカメの首の後ろの毛が抜けていたこと。(これは母猫が子猫を運ぶ時のようにワカメの首の後ろをブラビーが咥えて運ぼうとする時に抜けたのではないか?)ワカメが横たえられていた「東側猫庭園」のあの辺りには最晩年のワカメとブラビーがよくいた場所だったこと。そして最大の根拠はあれ以来ブラビーが消えてしまったこと。

もしこの推理が当たっているとすればひたすらブラビーが哀れ、不憫。そしてワカメの遺体が不当に冒涜されたのではなく救われる。

何か思いつくたびにJ先生に電話しているのだが、J先生はブラビーの弔い説は完全否定できないまでも人間犯人説の方が有力だとの見立てだ。

明日、もしワカメの墓所が再び掘り返されたりしていれば完全に人間の仕業だと分かる。

それはともかくワカメのお骨箱は私の部屋のクラビノーバの上に置いてあり、ワカメも私も安心だし落ち着く。


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