つれづれ日記
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2006年06月28日(水) 全員に給餌。フロントラインの危険性について

今夜は家庭の都合で給餌に行くのが遅くなった。外へ出るとピーチと花子が駆け寄ってくる。プレイロットへ行こうと思ったが、花子がやはり自転車置き場がいいと言うのでそこで与える。

山手に急ぐ。ゲンキとポオが迎えに出てきてくれる。すぐにワカメたちも集まる。一緒に庭園餌場に入る。通路の両側に置いたハウス1号、3号をチェック。OKだ。だがこのところ晴天が続くので猫が入った形跡はない。大雨になれば誰かが入るだろう。

キジーも来ている。みんなにカリカリと缶詰を与える。タビーはガツガツした感じで缶詰を食べる。ポオはカリカリを少しと缶詰もまあまあ。キジーは大分残している。

今夜はいつもにも増して蚊の来襲がすごい。いっぺんに数匹が襲ってくる。猫が刺されるのを少しでも防ごうと私の身体に蚊を止まらせて片っ端から叩く。それでも毎夜大分刺されるので痒い。

蚊と格闘している間に猫たちは姿を消し、餌場にはゲンキとハイシローしかいない。

正門の看板の足元で寛いでいるシルエットが見えた。きっとタビーだろうと近付いて確認するとやっぱりタビーだった。ゲンキは道路脇まで従いてきた。

家の近くまで戻ると花子が出て来た。餌容器を見ると大分残っている。花子がもう一度食べ始めたのでそのままにして帰宅する。回収は2時間後になった。

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夕方、フロントラインを小分けにしようと思った丁度その時、FAXが入った。見ればJ先生からで、内容は「週刊金曜日6月23日号」に載った、フロントラインの危険性についての記事だった。一読して思わず手が止まり、ひとまず今日、フロントラインを小分けにするのはやめた。

週刊金曜日は、以前も「買ってはいけない商品」を列挙し企業から相当叩かれた。私は23年来、生活クラブ生協の組合員だが、環境撹乱ホルモン等、人体有害物質を多用しているという商品を片っ端からヤリ玉に挙げているので、ライターは生活クラブ生協の回し者かと思ったほどだ。

山手の「猫庭園」での蚊やゴキブリの被害にも殺虫剤などは猫の身体によくないだろうとひたすら叩き潰したり、踏んづけたりの原始的かつ環境に優しい(蚊たちには優しくない)方法を採っている。

フロントラインのことをよくよく考えてみる。これまでもフロントラインが生体に有害な農薬であることは重々承知の上で投与してきた。説明書を読むと万が一手に付いた場合にはよく洗うようにとか、24時間は滴下部位を触らないようにとか書いてあるのだから人体に有害なことは疑いようがない。人体に有害なのだから直接滴下される動物にはもっと有害だ。

犬用の大容量のものを小分けにする時や、小分けしたものを猫たちに投与する時に毎回手に付く。すると何となく指先にピリッとした刺激が走る。その度、「あーあ、毒が指先から入った!」と思う。

週刊金曜日の記事では、≪飼い主のためにも、犬・猫のためにも、フロントラインを安易に使用せず、ノミトリ櫛やブラッシングで、やさしく接するのが一番です。≫と結論付けている。ご尤もであるが、ノミトリ櫛だけでは到底取り切れない。

我が家の老猫ロミは16年前の6月10日に我が家にやって来た。その夏、ロミの身体にはノミが大繁殖。家族全員大被害を被った。家人は脚を100箇所くらいノミに咬まれ2年以上痕が消えなかった。その時、ノミ取り薬を使うことは頭に浮かばずひたすらノミ取り櫛とシャンプーをした。毎日、ノミ取り櫛で100匹も取ったが、全滅させることは出来なかった。

結局、動物病院に相談し、当時「アドバンテージ」という結構匂いのきついいかにも農薬、といった感じのノミトリ薬を半年くらい使ってやっと絶滅させた。

その数年前、S木さんちでも保護した仔猫、フーちゃんにノミが大繁殖。当時、我が家に猫はいなかったのだが、S木さんが帰った後、じゅうたんにノミが飛んでいた。それほどS木家の被害はひどく、クーラーを買い替え、朝夕掃除機をかけ、大格闘してやっとノミを退治した。

S木家も我が家も猫がたった1匹しかいない時にこれだ。飼い猫が複数匹となると全滅させるのは容易ではないだろう。そこで農薬系のノミトリ薬を生体に有害と知りつつも、獣医さんも我々も「必要悪」として使ってきた。数あるノミトリ薬の中でも、フロントラインはダニも取れるし、比較的有害度が少ないとされているのだ。

とはいうものの、体調の悪い猫には使うのを躊躇する。タビーの目の縁にマダニが張り付いた時、むしり取れば目の縁の皮膚まで剥ぎ取ってしまう。痩せて決して体調が万全とは思えなかったタビーだが、目の縁のマダニを取るためにはフロントラインを使わざるを得なかった。結果、マダニは取れたが、滴下部位の被毛がゴッソリ抜けてしまった。明らかな副作用だ。

2年前の5月12日、山手猫たちにフロントライン投与をする私の後を新黒が従いて回っていた。そこで新黒にもフロントライン投与した。そのころ新黒は食欲不振ではあったが弱っている風では全くなかった。が、その翌々日を最後に新黒は姿を消した。後から思えば体調が悪かったに違いない新黒に農薬のフロントライン投与をしたことを悔いた。

そういうこともあるのだが、例えば、数百匹のノミやマダニ多数にたかられる被害と農薬に因る被害とどちらが猫に対してより重篤な害を及ぼすだろうか?悩ましいところだ。J先生とも相談してみよう。


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