つれづれ日記
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2004年08月19日(木) プリンス永眠す。山手猫たち全員でお弔いをする。

既にプリンスの追悼ページに書いたが、午後2時ごろ鎌倉長谷で、ある会議に出席中、携帯電話が鳴った。プリンスが夜までもたないだろうとの犬山動物病院の院長からのお知らせだった。

重要な会議なのですぐに抜けるわけにはいかない。午後4時は過ぎてしまうがなるべく早く駆けつける心積もりをする。J先生にも電話して所用があれば早めに済ませておいてもらうことにする。

が、3時過ぎ再び携帯が鳴り、プリンスの訃報を受ける。待っていてくれなかったか、プリンス。J先生に電話し、供花の準備をしていてもらう。

こんな時に限って会議は長引き、終ったのは4時過ぎだった。渋滞していないことを祈りつつ慌てて車に飛び乗る。全く渋滞はなく5時には自宅に帰り着いた。

目を赤く泣き腫らしているJ先生と一緒に犬山動物病院へプリンスを迎えに行く。

プリンスはきれいに洗われて被毛を乾かしてもらっているところだった。しばらく待ってプリンスに対面する。診察台の上に横たえられたプリンスはこんなにやせ細っていたのか!と改めて驚くほど骨と皮になっていた。こんな姿になってもよくぞ生きて甘えていたことだ、と驚嘆する。

大好きな院長にほぼ看取られて苦しまずに最後を迎えることが出来た。我々が死に目に遭えなかったのは残念だったが、出来る限りのことはしたと思う。悔いはない。プリンスも思い残すことなく感謝しつつ旅立ったことと信じている。

木曜助手のミカコさんが涙を堪えているのを見たら急に涙が溢れてきてしまった。会計を済ませ、J先生が用意してくれたバスタオルにプリンスを包みダンボールに横たえる。

車に乗り込むと二人ともしばし号泣。M浦さんに電話し山手で落ち合うことにする。

山手の庭園墓所に行くとゲンキがいた。コロン、茶々、トニーも現れた。カリカリを与えているとM浦さんがやって来た。ワカメを連れてきたというがいつもとは違う雰囲気を察してか近寄ってこない。

しょんぼりヘナヘナしている我々に代わり、M浦さんがスコップを振るって長方形の穴を掘ってくれる。いよいよプリンスを穴の中に横たえる。花束の包みを解きプリンスの身体をお花で飾る。J先生のお嬢さんのメッセージも添える。3人で土をかけプリンスを埋葬する。

M浦さんがお水とお線香を用意してきてくれた。お水をかけお線香を供える。そのすぐ傍には昨6月14日事故死した妻の小桃が眠っている。近くには一昨年4月24日交通事故死した息子の太郎も埋葬されている。

プリンスの子供たちはまだ花子やアニー、バニー、トニー、タニーたちがいる。とりわけトニーはプリンスにそっくりだ。

庭園餌場で思い出話をしているとポオも出て来た。辺りが薄暗くなってきたので解散する。

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午後8時半、駐車場の方向とは逆に久々に徒歩で山手に向かう。「山手猫階段」には多くの猫の影が見える。今夜はプリンスのお弔いをしようと特別料理代わりに、プリンスの為に用意してあったレトルトを10個持参した。

石垣に乗っかっているのはピーチだ。踊り場まで上がると上からバニーとバニーに絡まるようにしてタニーが降りて来た。タニーが降りて来たのはあれ以来初めてだ。庭園に入るとその辺りでまたピーチが威張っているのだろう、なかなか皆が来ない。

風が強いので新聞紙は敷けない。床を丁寧に掃いてまずカリカリの山を沢山作る。山手猫はタニーを除き10匹全員が来ている。タニーは踊り場まで来たのにここには来ないのか。学院内でよほど恐ろしい目に遭ったに違いない。あんなに甘えん坊だったのに、かわいそうに。

ピーチとキジーも加わって12匹。ピーチは相変わらず偉そうにキジーに対して唸る。コロンやかりんなどは怖がっている。レトルトを10個全部開ける。

ピーチが苦手なキジーにもレトルトを丸々1個あげる。昨日、缶詰の日だったので偶々来合わせたピーチとキジーは毎日缶詰がもらえると勘違いしているに違いない。

ピーチは傍で横になって寛いでいる。その真ん前に座っているハイシローを時折威嚇する。そのうちピーチは脇の木の下に行き座っている。

水容器は昼間見たら、毎日洗っているのに緑色になっていたので取り替える。キジーがまたやって来て食べている。

タニーまでが出てきて全く久々に全員集合となったのは、きっとプリンスが土の中からお弔いをしてくれるよう猫たちを呼んだみたいに思える。タニーはプリンスの息子だし。

思い出して、先日の雨の日に雨天餌場に置きっぱなしにしていた水容器を引き上げに行く。戻ってきたら、どこかへ消えていたワカメが出てきて従いてくる。ハイシローも再び現れた。ピーチはもういない。キジーは私が戻って来たので食べ終えて帰ってしまった。

石段に腰を下ろしてワカメを可愛がる。すると植え込みにいたコロンがやって来て、まずワカメに甘え、私の後ろにピッタリくっついて座る。かりんもすごく甘える。それを見てポオもやって来た。ゲンキもそばにいる。

もう1時間近くもいてじっくりとお弔いをしたのでそろそろ帰ろうかと思っていたら携帯が鳴った。犬山動物病院の木曜助手のミカコさんだった。(彼女とは以前からの知り合い)。近くまで車で来ているのでプリンスのお墓に手を合わせたいという。

プリンスのお墓に案内する。場所が分かったのでまたお参りに来るという。
多くの人の心にその存在を深く刻み付けて逝ったプリンスは幸せだ。こうしてお参りもしてもらえる。

まだ何だか呆然としているが、山手猫や家猫たちがこれまでにも増していとおしく思える。

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迷い犬「奇跡」ちゃんの記事がやっと「ぱど」に載った。どれだけ反響があるだろうか?J先生も私もドキドキ。


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