つれづれ日記
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2002年08月05日(月) ポパイを病院へ

M浦さんと明朝9時に学院正門前で待ち合わせてポパイを病院に連れて行く約束をしていたが、今日午後4時以降、時間が出来たのでM浦さんに電話してみた。が、留守電になっていた。4時頃からおつかいに出たのかもしれないと思い、ひとりでポパイを連れて行くことにしてその旨、再度、M浦さんの留守電に録音する。

4時半でも外はまだまだ陽が高く暑い。正門前ではスミオが昼寝をしていた。他の猫は目に入らない。まず職員駐車場へ行きポパイを探すがいない。「山手猫階段」へ引き返すとスミオが目を覚まして、世にも甘ったるい声を出して従いて来た。中段の餌場から学院内を除くとポオが寝ているのが見えた。ふと側の門柱を見上げるとその上にポパイが居た。嫌がるポパイを無理やりキャリーの中へ押し込む。

バーをまたごうと足を上げた拍子にまとわりつくスミオの頭を直撃。慌てて逃げて行った。ごめん、ごめん。騒ぎを聞きつけてポオもやって来た。鳴いて暴れるポパイを入れたキャリーを運ぶ私は猫さらいのおばさんに見えたのかもしれない。通りすがった近隣のおじさんがいぶかしがっている。そこで一応説明しておいた。

ポパイはあんなに無防備に正門付近でお腹を見せて転がっていたのに、2日間姿を消していたり、職員駐車場にいたり、今日はちょっと奥まった門柱の上にいた。何か虐待にでも遭ったのだろうか。捕獲、運搬の時もキャリーの扉に体当たりしてポパイらしくない暴れ方だった。キチンとセットしてあったペットシーツもメチャクチャにしている。

病院では、傷は大したことはないと言われる。診察台の上で撫でさするとゴロゴロ喉を鳴らしている。体重は4,8kg。ポパイはエリザベスカラーを着けられ、私が身体を押さえる。院長が膿を搾り出すとよほど痛いのか嫌がって暴れる。注射も皮が固いとかで暴れるのをなだめながら2度に分けてする。力持ちのポパイはエリザベスカラーをむしり取ってしまった。

すべてが終るとおとなしいポパイに戻り、キャリーにも自分から入った。シロップの薬と目薬で〆て3千円支払う。どの猫もそうだが、帰りはポパイ、かなりおとなしくなった。正門前に車を付けるとスミオも茶々も駆け寄って来た。ポパイを放す。キャリーから飛び出すということはなく、扉を開けてもじっとしている。

茶々の顔をよく見ると夜には全く分からなかったが両目とも目やにだらけだ。早速、目薬を差す。嫌がってはいたが逃げたりはしない。ティッシュでしっかりと拭き取ると一時的にはきれいになったが目の縁は真っ赤だ。ゲンキにも差したいが彼は「目薬」と言った途端、或いは、M浦さんと目配せしてゲンキに迫るとすっ飛んで逃げるからなかなか難しい。

穏やかなスミオの鼻筋にも引っかかれた痕があった。懐中電灯の灯りだけが頼りの夜の給餌時には細かいことが分からない。時々夕方など明るいうちに猫たちの様子を見てみるべきだと思った。が、昼間出て来る猫はほんの一部だ。


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