つれづれ日記
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9時過ぎにノワールの餌場に行く。懐中電灯で照らす。
コンクリートの角に容器を置くようになる前は、みちよさん、使い捨て容器に紐をつけた洗濯バサミを挟み、輪っかになった紐を左側の植え込みの枝に引っ掛けていた。その枝は今も健在だ。その下の巾25センチくらいの地面は平らではなくかまぼこ型になっており、ノワールが食べ進むと容器を押してしまうのだろう。紐をつけたまま容器が道路側にはみ出ていることがよくあった。
その場所ではあまりにも食べにくそうだし、使い捨て容器というのも軽くて食べにくいだろうと、我が家の猫たちと同じステンレス製の食器を使うようになった。同じ物をみちよさんにもプレゼントした。
そうしてノワールは夜目にもキラリと光る銀色のその容器が自分の食器だということを覚えて、誰が持って行っても自分の夕ご飯だということを知っていた。
そんなあれこれをまた思い出しながらトボトボと帰る。5号棟、6号棟はどこを見てもどこを通ってもノワールの思い出だらけだ。
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