++るうの独り言++
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2004年04月20日(火) これで最後

もう書かないつもりだったが
(あんな連中のために字を書いたりする時間を費やすのがイヤなんだが)
やっぱりこれだけは書いておかねば、と思ったので、最後に少々。
親の立場として、大人の立場として、日本人@るうとして。

自分の子どもが、親の忠告は一切聞かず
「おかーさんたちのやり方や生き方は賛成しかねる。俺は俺で、俺の考えの通り生きるから、今後一切手出し無用。縁も切る!」
といって家を飛び出したとする。飛び出した先でとりあえず信念に基づいて行動してたとする。
んでも、そこで、命にかかわる大変なトラブルに巻き込まれたとする。
子どもの力量ではどうずることもできなくなったとする。

それを知ったら、子どもがいくら縁を切るといったからって、
親は、ほっとけない。
どんな手段(ひきょうだろうときたなかろうと)をつかったって命をすくうように動く。金だっていくらでもつかう。
それが、子どもが親の忠告を無視した結果だと、自業自得だと分かっても、だ。

で、
無事になんとか戻って来たとする。トラブルが解決できたとする。
その時に
「このアホ作っ! ばかものっ! 親の言う事を聞かないからだ」と子どもに怒るのは親としてしごく当たり前だ。
確かに私は親として不完全ではあるが、「そんなことをいう資格はない」と言われる筋合いはない。
子どもだって、大見栄きったくせに、結局は親を頼らねばならないはめになったことを、はじるだろうし、自分の力量の無さを反省すべきだろう。
「親が悪いからそうトラブルになったんだ」という奴がいる。
ばかたれ。そういうことも含めて忠告したんじゃないか。
子どもが自分で縁をきるったって、縁はきれないんだ。

どう?
日本を非難し、嫌い、決別したとしても、日本人以外のなにものにもなれないのが
分かったか? 大きな庇護のもとでしか動けないのが分かったか。
所詮はお釈迦様と孫悟空なわけよ。

ちょっとこういう書き方はキモイけどさ、
理論的には「日本」という親である代表として、純ちゃんが「自覚しろっ!」って怒ったのはそりゃとーぜんなのさ。
これ非難するやつって、親じゃない。
なんじゃかんじゃいいつつ、ちゃんと救い出したじゃないか。
(かなり裏工作があったらしい、との情報get)

フランスだのアメリカだの、海外では、「なんで人質になった人を非難してんの?」
と、ぐちゃぐちゃと皮肉をいってるようだが、
お国のかたがたとあの連中をいっしょに語らない方がいいよ。
「アメリカ人」「フランス人」としての誇りを胸に、人の役にたつべく行動し、その事によって、お国の名誉も上げよう、という考えの人たちじゃないんだから。
いわば、ほんとに連中、家出娘&息子なんだからさ。
帰って来た時、この海外的感覚で、「よくやった!」とかいうヒーロー扱いにならなくてほんとによかったと思うよ。冗談じゃない。あれくらいでちょうどいいんだ。
トラブルの果てに戻って来た家出息子&娘を、誰が誉めるね? しばらくは世間に顔向けできないのが普通でしょうが。

NPOのウゾウムゾウが、
「国はいらない」だの「バッシングは政府の責任」だのアホ抜かしとるが、
解放されたときのあの女性の言葉に、
ベッドから跳ね起きるくらいの、嫌悪感と得体の知れなさと不信感と怒りを私が感じたのは確かで、(これはだれかの影響を受けたわけじゃない。ほんとに瞬時に感じたのだ)
この感覚はまたわたしだけなんだろうな、と思ってたら、今回は妙に賛同者が多くてびっくりしてるくらいで、
多くの人が感じたこの不快感を、「やめろ」とか「そう思うんじゃない」とかいうんなら、NPOの連中は「思想統制」まで始めるのかい。
いやはや、怪しげな団体ー。


もうこれで書くのも考えるのも終わり。
下らないことに割く時間がもったいない。
立川談志の落語でその枕にこういう台詞がある。
「おれ、メメズだいっきらいなんだよねー、やだねーあのメメズってのは。
自分がメメズじゃなくってほんとによかったと思うよ」
メメズの部分に別の言葉を当てはめて溜飲をさげとこ。<ヤな奴@るう




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