++るうの独り言++
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2002年12月13日(金) のろけちゃおうっと(*^-^*)

昔むかし、あったげな(笑)

るう、大学入学の5月、国文科研究室新入生歓迎会。
「えー、2時ごろから5時まで親善野球をします。一汗かいた後、飲み会をしますので、よろしくぅ」

るうちゃんは心の中で大喜び♪
わーい、入学早々野球ができるなんて。なんて素敵な親睦会♪
女性よりも男性の多い我が校ならではだな、と。

ところがいっせいに
「え〜〜!!」
「野球なんてできない。そもそも知らない。やったこともない」
と、女性陣のブーイング。

すると男子先輩曰く
「いや、あくまでも親睦会だから。知らなくても参加できればいいんだから。それに球がとんでこないところにちゃんと配置するから大丈夫。もしもの時は男性がカバーするからさ」

えー! 今度はるうちゃんが心の中でブーイング。(-_-;
といっても当時はうぶな新入生。
「わたし、高校の同好会でキャッチャーやってました」
などといえるわけもなく(^^ゞ

るうちゃんの守備位置はかなり深いライト。
んで、ファーストとるうちゃんの間に、なぜかもう1人いる。
つまり、外野は女性と男性のペアで守っているということになる。

試合が始まる。

「グローブはね、左手にはめるんだよ」
頬すりよせんばかりにやってきて基本のキから教えてくださる。
なーーるほど。たしかに親睦会だ。そーいうことだったのか!

バッターが打った球が上がる。絵に描いたようなセンターフライ。
ボールの方からグラブに飛び込むような感じ。
とってあたりまえ。
しかし
「ボールが飛んできたーー(泣) きゃー!」
センターの女の子は逃げた。  (-_-;
すかさず落ちたボールを拾ったのはペアになった男性。
そして、振り向きざま1塁に投げる。
当たり前の行動なれど、そんで1塁はセーフなれど、きっとその逃げた女の子にとって彼は実にかっこよく素敵に見えただろう。
ほれちゃったかもしれぬ。

ほほーーー。戦略がよめたぞ(大笑)

相手チームがやじる。
「フライをあげたらオールヒットだー!」


そして・・・
ランナー2塁。ワンアウト。

飛んできたのは深めのライトフライ、というかセンター寄り。
るうちゃんの守備範囲! よっしゃー!
センターの女の子はとっくに逃げている。
飛んでくるボールをしっかり見つめつつ走り出して「オッケー!」と声をかける。
処理は全然難しくなかった。ほとんど正面で手を伸ばしてとった。

そのとき
「えーーーっ! とったのーー?!」の声。
ふと見ると、不埒にも2塁ランナーが3塁に向かって走っている。
『くそー、るうちゃんの腕をみくびりやがったな?』
で、即、2塁に返球。
フライで飛び出し、アウトになるというのはかーなり恥ずかしい。
すっげー赤っ恥なのだ。ほっほっほ。

すまんね。
ヒーローに成り損ねたね。

以来、わたしゃ可愛げのない女として扱われる。
たしかにそうだね。文学少女というのは、野球はやらんな。
握力も背筋もないんだろうな。
私が異例なのかもしれない。

でもいいもんねー、わたしゃせこい男はきらいだもんねー。

私よりもーっと野球が上手で
力があって、肩幅も広くて(笑)
いじましい技巧の文学部でなくて理数系で、
考え方が大人で本当に優しい人がいいんだもんねー、だ。

と、思っていた。ずーっと思っていた。

で。

ひろくんと初めてボートに乗ったとき、
私が大学時代と同じようにオールを取ってこぎ始めようとすると
「え? おれが漕ぐよ」と。
それで、一漕ぎ一漕ぎが力強くって、進み方も全然違う。
わたしも漕げるんだぞ、とやってみたんだが、
「なーんか頼りないなあ」と笑われた。

大学時代には
「るうってすげーっ!」と驚異の目で見られたのに。

うふ。
ほらね、ちゃーんと理想の人は実在するのよん♪




◆昔の今日の記事
2001年12月13日(木) ちゃぶ台返し


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