++るうの独り言++
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2001年12月13日(木) ちゃぶ台返し

新聞読みつつ、それを左右に裂きそうになった。
「なななな、なんだってえええええ!? *怒*」

だいたい私が怒ると周辺のものに当り散らされることに決まっている。
それゆえ食器もコレールよん。(^^ゞ 
怒ってちゃぶ台ひっくり返して、自分で片付けるのはなさけにゃい。
えーん。

誰かのギャグで、ちゃぶ台に食器が貼り付けてある、ってのがあったっけ。
水がなみなみ入ってるように見せて、コップ倒しても中身出てこないのとかね。
わかっててもあれは一瞬どきっとする。

そうだ。
むかしむかしのことなれど、実家の近辺でお百姓さんが、鎌かなんかで指先を切りおとしてしまったという事件が起きた。3本だったらしい。<実話

で、我がクラスのお馬鹿きかん坊主“わっち”が現場を見に行ってきた。
で、そのお馬鹿にもっとお馬鹿なクラスメートたち(=私たち)が聞く
「ねえねえねえ、血が残ってた?」「指が飛んでた? まだ転がってた?」「すげーすげー!」
・・・ちびすけにとっては「自分が当事者」でない限り、現実のこともテレビのことも一緒。

すると、その騒ぎに混じらず隅っこでじっとなにやらしていた“ひでくん”がおもむろに、
「おれ、“わっち”がいくより先にいって、転がってた指ひろってきたんだぜ。」と。
げげげげ〜〜!! 全員が一瞬引いたが、直ちにひでくんに迫る。
「もってんの? もってきたの? 今あるの?」
彼はおもむろに箱をみんなの前に出す。大き目のマッチ箱。クラスのストーブをつける用のマッチ箱。
彼はみんなの見守る中で、そーっと、マッチ箱の外箱を引く。
・・・・
「ぎゃ〜〜〜!!!!!!」「ぐわ〜!!!!!」
マッチ箱の中には 小汚いちり紙に包まれて、本当に青白い指が入っていたのだ。

教室内騒然!
が、ひとり冷静なのがいた。正確にいうと神経が図太くて好奇心旺盛なのがいた。
“まあちゃん”である。
「すごーーーっ! ねえねえねえ、ちょっと貸して。よっく見せて!」
「みればいいじゃん」
まあちゃんはひでくんの手からその箱をうばおうとした。が、ひでくん大慌て。
「ここで見てよっ!」
「箱持たせてよっ!」
「なんだよっ!」

・・・マッチ箱は、ひでくんの手にくっついていた。
ひでくんはわっちが自慢話をしている間、マッチ箱に穴をあけ、そこに自分の指をとおし、青いチョークをぬりたくり、それらしくみせてちり紙までつめて皆にみせたのだった。

・・・このあと、クラスのほとんどがこれをまねし、家にかえって家族を1回驚かし、お目玉くったということである。
多分、「指落とし事件」という誰もが知る事実がなければ、ひでくんのたくらみもこんなに盛り上がらなかったと思うんだが(^^ゞ 



あれ? なんの話だったけ?
あーー、怒ってたんだ。
でもま、いいやー、楽しいこと思い出したし。




◆昔の今日の記事


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