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2005年05月26日(木)
98映画ノートから「奈緒ちゃん」

 98.3.1. オリエント美術館
「奈緒ちゃん」
製作・大槻秀子/演出・伊勢真一/撮影・瀬川順一
西村奈緒/西村信子/西村大乗/西村記一/

主催者のあいさつがよかった。23〜4の美人が、作品紹介したあとで、「私にも心身障害の妹がいて丁度奈緒子といいます。私は重い家族の空気の中で何とかそこから逃げ出そうとして居ました。そういうときこの映画を見ました。京都で第一回を見たのですけれど、その時このお母さんが舞台あいさつをされました。見ればわかりますが、ほんとにすてきなお母さんで、こういう人になりたいなと思える人でした。この映画を見たあと、何か少しでもできたらいいなと思えるようになりました。」
 てんかんと知的障害をもつ重複障害者の映画だか、暗いところはなく、ドラマもなく、むしろ日常の中の意識しない笑いが見事に編集されていた。
 記録映画ではあるが、お金を払ってみるに耐ええる映画である。昔のコープ牛乳や、アルミパウチが登場して懐かしかった。

《現在の感想》
岡山の何かの映画祭で上映されたと思う。明日紹介するもう一本のドキュメンタリー映画のように、商売ベースには乗らないけれども、作家の努力しだいで上質の映画作品と同様に心に訴えかけるドキュメンタリーというものは確かに存在するのだ、ということを示した意味で貴重な映画祭であった。