日々あんだら
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2007年04月11日(水) さらりーまん


(α-7D+MC ROKKOR58mmF1.2、ISO100)



最寄り駅から会社までは最短ルートを歩いて5〜6分なんだけど、いつも少し遠回りしている。
とは言っても1〜2分のことなんだけど。

別に会社に着くのを少しでも遅らせようとしているわけではなくて、(笑)
最短ルートを歩くと周りにサラリーマンがいっぱいなのである。当たり前だけど。
彼らの何が嫌って、ものすごく陰気。誰も言葉を発しない。
たまに知り合いと一緒になった人が話しているのもボソボソっとした小声で、
大量の人間の足跡がだけが歩道に響いている。
無言の群集ってかなり怖い。葬送行進みたい。

そんな中に混ざりたくない。朝から気が滅入る。



いつも不思議なのが、乗換駅で電車のドアが開いた途端にダッシュする人たち。
通勤ラッシュの時間帯なので乗り換えの電車は3分とか5分に1本は来る。
別に1本くらい逃したって全然困らへんやん?
会社によって始業時間は違うにしても、僕もそんな始業ギリギリの時間に行ってるわけではないので、
彼らがみんな遅刻寸前だということでもないんだと思う。

なんでダッシュしてるの?
そこでも混ざりたくないので、乗り換えではことさらゆっくり歩くようにしている。



朝、電車の中でも歩道でも、サラリーマンの人ってだいたいうつむき加減で疲れているように見える。
そんな中に混ざりたくないので、特に朝は前を向いて大股で歩くようにしている。

そうしたら、朝会社に着くといつも脚が痛いことに今朝やっと気がついた。
休みの日は10kg前後のカメラバッグを担いで1日歩き回っても、脚が痛くなったことなんてないのに。
(肩が痛くなることはいつもだけど。笑)
多分、トボトボ歩かないように意識することで、自分の歩き方でない不自然な力の入った歩き方をしているんだと思う。
そういえば休みの日に「下を向かないように」とか「胸を張って」とか「大股でキビキビと」なんて
意識して歩くことはない。
なんだかなぁ…って思う。


僕はネクタイが嫌いだ。
なので出勤する時はネクタイはポケットに突っ込んで家を出て、
会社の1駅手前で取り出して着けることにしている。
帰りは最寄り駅のホームで必ず外す。
未だにコイツが僕の首にぶらさがっている理由がわからない。



でも、そういう通勤の時間やネクタイの存在も悪くはないのかな、と最近思い始めて来た。
私服通勤とか、在宅勤務とか、会社まで徒歩10分とか、そんな生活っていいなぁって思ってたけど、
多分僕の性格ではオンとオフの切替が上手くできないんじゃないかと思う。
片道1時間弱の通勤や、ネクタイやスーツの有無で、オンとオフが上手く切り替えられてるんじゃいないか。
実際、1年間に360日くらいは家で仕事のことを思い出すことは全くない。
会社で写真のことを考えることはあっても。(笑)


社会に出て丸7年が過ぎ、つくづくおれってサラリーマンになったなぁ…と
遠い目をして思ったりもする今日この頃。


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