2021年12月07日(火)

与党は批判されるばかり

携帯用URL

　「野党は批判ばかり」だそうである。そして立憲民主党を破壊するために代表になった泉は「批判ばかりの党から脱却する」と宣言している。批判を止めるということは、翼賛政党に成り下がるということであり、もはや死亡宣言である。こんな代表をどうして選んだのかと思うが、それは立憲の代表選挙に投票権のある人たちが自分たちの生き残りを考えたからである。

「左寄りの逢坂よりも中道寄りの泉がいい」

おそらく立憲のポンコツ。じゃなかった一般の議員たちは泉代表の方が自分たちを中道らしく見せられ、維新の会が国民をだまして得た詐欺得票を次の参院選で代わりにもらおうと考えているのである。

　今回、関西以外の地域でも維新の会に投票する「勘違い馬鹿」が多く発生した。（関西で投票してるのは「ほんまもんの馬鹿」である。）その理由は維新の会の立ち位置が誤解されているということである。維新の会の立ち位置は右でも左でもない。だったら中道かと言うとそうでもない。外道である。左右ではなくて「下」であるというのが維新の会の正しい立ち位置である。彼らはただとにかくゲスい存在なのである。そんな不祥事まみれの政党に所属してることが恥ずかしくないのかと思うのである。都民ファーストは無免許ひき逃げ運転だが、維新の会の議員は詐欺とか公然わいせつとか、振り込み詐欺の幇助なんかをしてるのである。どっちが悪であるかは言わなくてもわかるだろう。

　こんな主張をすると、馬鹿ども、いや違った維新支持者たちは「中には悪い議員もいるが、ほとんどはそんな人じゃない」と答える。いやいや、それならまともな人を呼んできてもらいたいのである。

　ブーメラン吉村は国会議員の文通費のことを問題にするが、だったら辞める日を一日ずらしでちゃっかり自分が１００万円をポッポナイナイことはどうなのか。これは盗人が防犯の講釈を垂れてるようなものである。おまえにはそんなことを批判する資格は全くないのである。それなのに関西のマスコミは「正直に６年前のことを話した吉村エラい」である。あほか。正直でもなんでもなく、大石あきこさんに暴露されてあわてて認めただけである。

　野党が与党を批判するのは、批判されるような行動しかしないからである。与党がちゃんと国民の方を向いていい政治をしていれば、突っ込めるところがなくて野党も困るのである。しかし、政治家は国民じゃなく献金をくれる企業とか、癒着してるお友達企業の方ばかり見ているから困るのである。

　その「批判されることしかしないクズ集団」である自民党は、マスコミを巧妙に使って、電通などの広告業界からの圧力を背景にして、野党に対するネガキャンを行い、国民の多くに「野党は批判ばかり」ということを刷り込んだのである。どうせなら「維新は賛成ばかり」とか「公明は自民の腰巾着」とか「れいわは一番気合が入ってる」ということまで報道してもらいたいのである。

　国会中継はテレビでちゃんと流さず、いかにも自民党がちゃんと答えてるような切り貼り映像がお茶の間にニュースで流れる。山本太郎の渾身の演説は、多くの国民の目には触れることがない。それはテレビ局に与党から圧力がかかっているからである。山本太郎が国民的人気を得れば政権は吹っ飛ぶ。それがわかってるからこそ、彼の存在を葬りたいのである。それがテレビ局だ。

　批判されるばかりの情けない与党ではなく、次の参院選では維新以外の野党にきちんと投票することがこの国を正しい方向に向かわせるために必要である。消費税の廃止、大企業にきちんと課税するか、所得税の累進制度ちゃんと適用させること。日大の田中理事長みたいなクソ野郎からは財産をすべて没収して刑務所にぶちこむことだ。悪人財産没収法というルールを作って、巨額の脱税とかをしていた金持ちはすべての財産を召し上げられるということにすれば、一気に多くの歳入が発生するだろう。「バレたら追徴金だけではなく全財産没収でっせ」と脅せば、税務署にはたちまち納税したがる金持ちが殺到するだろう。

日大の学生は理事長に対して怒らないのだろうか。オレの在学中の京大でこういう関係者の不祥事があれば、火炎瓶で焼き討ちされただろう。別にやれというわけではないが角材を持ってデモ行進するわけでもなく、搾取されてる被害者たちの学生があまりもおとなしいので驚くのである。