江草 乗の言いたい放題
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2020年12月05日(土) 小室圭とのび太        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan



 今の日本でもっとも有名なだめんずといえば秋篠宮真子様の婚約者である小室圭である。彼は今留学中なんだが、母親の借金問題が暴露されてたちまち集中攻撃された。もちろん母親がどんな人間であるかということは本人の責任ではない。ひどい母親を反面教師に立派な人間になる場合もある。

 小室の母親の問題点は、息子の進学のための費用という巨額の援助を受けるために「婚約」しておきながら後にその婚約を解消し、援助してもらったお金を返さなかったということである。彼女はそれを「贈与」であると主張するわけだが、そもそも何の理由もなく400万をあげるような気前のいい人間はいない。「将来の結婚」を理由にそのお金を受け取って、結婚しなかったのならそれは一種の結婚詐欺であるし、それを「もらったものだから返さない」と堂々と主張するならそれはただの物乞いである。

 小室圭がまっとうな人間ならばその母親のことを恥ずかしく思うだろう。親がダメな親でも、自分が責任をもって返済しようとするだろう。そのためにがんばって働くだろう。それが人間としての矜持である。しかし、親同様に「もらったものだから返さない」と主張するならばその時点でただのクソ野郎だ。おそらく世間一般の見方はオレと大差ないと思うのである。

 オレの定義する「だめんず」とは、女にゼニをもらったり養ってもらったりすることに対して何の後ろめたさも感じない人間のことである。ヒモになることで大学院生活を送ることができたのに大学教員として採用されるとすぐに自分を支えてくれた女を捨てて、教授の娘と婚約する人間とかである。

 小室圭は早くに父親を亡くして貧しかった。しかし父親が自殺したその真相はわからない。世間が疑惑を抱くもう一つの部分はそこである。父親が自殺したその理由について、母親はなんらかのカギを握ってるのではないか。その理由が語られないということはそれは母親にとってかなり不利な事実だからではないのかとオレは憶測するのだ。小室圭の父が亡くなってから一週間後に祖父が、そして一年後に祖母がどちらも自殺で亡くなり、小室圭の母親は元暴力団関係者の男を交渉人にして祖父母の遺産を要求する。そうしたくだりは週刊誌などでよく取り上げられた内容である。

 もしも小室圭がまともな人間ならば、そうした母親の行動を非常識だと思うだろう。しかし彼が母親の行動を肯定するならば、そこにオレは彼の「だめんず」らしさを感じてしまうのである。心の中で「自分を愛する人間が自分のためにしてくれる行動はすべて正しい」という合理化をしてしまうのである。

 さて、日本にはもう一人有名な「だめんず」がいる。こちらはフィクションの存在なんだが日本人の誰もが知っているおなじみの人物、のび太である。のび太は勉強もできないし運動もできない。そのうえ根気もやる気もなく無責任でいつもドラえもんに失敗の尻拭いをしてもらっている。本当にどうしようもないクズ男である。そんなのび太とどうしてしずかちゃんは結婚するのだろうか。出木杉くんの方が結婚相手にははるかにふさわしいのである。どう考えてものび太にはジャイ子が似合う。それこそが似つかわしい組み合わせではないのかとオレは思うのだ。

 しずかちゃんがのび太と結婚すること、真子様が小室圭と結婚すること、この二つはとてもよく似た現象であるとオレは思うのだ。もしかしたら二人とも、目の前の男がどうしようもなくダメな人間であることを承知のうえで、そのダメな部分こそが個性だと思って受け入れてるかも知れないのである。

 この人には私が必要だ・・・・

 そう、それが実は「だめんず」がこの世に存在してしまう根源的な理由なのである。客観的に考えて間違った選択を多くの女性がしてしまう。世の中にはもっとまともな男性がたくさんいるのにあえてそうでない人を選んでしまう。そういう自分の行動にもしかしたら女性たちは酔ってるのかも知れないのだ。自分にはたくさんの選択肢や可能性がある。でも彼にはわたししかいない。

 真子様としずかちゃん。この二人は自分の愛情こそが純愛だと信じている。その至高の愛は他のどんなものよりも崇高であり、不可侵のものであると思っている。フィクションの世界である「ドラえもん」のバッドエンドは読者が許さないわけだが、現実世界の真子様と小室圭にはどんな未来が待ってるのだろうか。

 そもそもそんなことがオレのような庶民に何か関係あるのだろうか。全く無関係なのである。そんなことどうでもいいのである。オレのような庶民の発想は単なる嫉妬である。真子様という高額持参金付きのプリンセスをゲットできるだめんずに対し、多くの男性が感じる嫉妬心ゆえに彼は叩かれるのである。

 そう考えるとなんだか小室圭ものび太もかわいそうに思えるのである。
 


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