江草 乗の言いたい放題
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2019年08月24日(土) 夏休みを返せ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan




 もうすぐ夏休みが終わる。大阪市内の小学校は8月26日から2学期が始まるという。いつから夏休みは短くなってしまったのか。昔は2学期の始業式は9月1日と決まっていたのではないのか。

 夏休みというのは子供にとっての貴重なバカンスである。その期間はめいっぱい遊ぶというのが子供の過ごし方だったはずである。その貴重な休みをどうして大人の勝手な都合で奪ってしまうのか。オレには納得いかないのである。

 夏休みを喜ぶのは学校に通う生徒児童だけではない。教員にとっても夏休みは大切な休みである。その休みを研修などによって奪い取るのは理不尽だ。生徒が夏休みの間は教員も休めるというのが本来の夏休みの意義である。

 オレが教員という職業を選んだ理由はただ一つ、休みが多いからである。夏休み、冬休み、春休みがあるからだ。大学4回生の時に会社訪問をしてある受験産業の面接を受けたとき、オレは年次有給休暇のことを質問した。すると「きみは働く前から休むことを考えてるんですか?」と言われたのである。ふざけるな!そんなこと当たり前だろう。その会社は「初年度は4、5日程度」という答えに対してオレは「そんな少ししか休めないのですか?」と吐き捨てるように答えたのである。オレはその会社を自分から断った。

 大人になって働くようになれば夏休みはない。学生にとって夏休みというのは貴重な宝物である。最近の大学は文部科学省の締め付けも厳しく、台風などで休講になった分は、補講という形で休みが削られるのだ。どうしてそんな形式的なことにこだわるのか。開講回数を厳密に守らせるという文部科学省の指導に大学は支配されているのである。

 日本人は働きすぎだと言われる。ヨーロッパの労働者は夏に一か月のバカンスに行くのが普通だという。失業率の増加や移民問題に揺れる今もそんな天国のような環境なのかどうかはわからないが、少なくとも日本人よりも労働時間は短く、労働生産性は高いはずである。

 今からでも遅くない。8月中の授業を禁止し、2学期の開始は9月1日以降にするというルールを制定し、子供たちの夏休みを取り戻すことだ。それで喜ぶのは子供だけではない。学校で働く教員たちにもたっぷりの夏休みを与えてやってほしい。

 日ごろさまざまなストレスを抱えて働く多くの教員たちにせめて休暇はきちんと与えるべきだとオレは思うのである。月間残業時間が100時間を超える状況で過労死寸前で働く多くの教員たちがいる。せめて夏休みは仕事から解放してやってほしいのである。


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