江草 乗の言いたい放題
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2014年09月07日(日) おめでとう山本昌        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan




 2014年9月5日、日本プロ野球界最年長の現役選手、中日ドラゴンズの49歳、山本昌は対阪神戦(ナゴヤドーム)にに先発し、5回無失点で勝利投手となり、1950年に浜崎真二が出した最年長試合出場記録(48歳10か月)と史上最年長勝利投手記録(48歳4か月)を更新した。オレは悔しくてたまらないが、あえて山本昌選手におめでとうと言いたい。そしてその栄誉を称えたい。

 阪神は昔から左の軟投型の投手に弱い。かつてはヤクルトの安田猛、梶間、中日の松本といった天敵たちに苦しめられてきた。そして今はこの山本昌にずっと苦しめられている。阪神ファンにとって、山本昌というのはそれこそ名前も聞きたくないどうしようもないうっとおしい存在なのである。全くもって許せないのである。

 山本昌は一度だけノーヒットノーランを達成しているが、その相手はもちろん阪神タイガースである。2006年9月16日の対阪神戦(ナゴヤドーム)で山本昌はプロ野球史上73人目となるノーヒットノーランを達成、41歳1か月での達成は当然のことながらプロ野球最年長記録である。オレはその日、「こんなジジイにノーヒットノーランされてしまうのか!」と悔しくて涙を流したのである。

 それからも山本昌は現役を続けた。もちろんローテーション入りしてるとは言えず、たまに出てくるような感じになってはいたが、阪神にとっては天敵であり続けた。なぜ山本昌は引退しなかったのか。それはおそらく彼がもっとも多くの勝ち星を挙げた相手である阪神タイガースの存在が大きかっただろう。どんなに衰えても「阪神には通用する!」からこそずっとプロ野球の世界で生き残ってこれたのである。阪神は意地でも山本昌を打ちまくってボコボコにしてやらないといけなかったのである。そうすることで現役引退の引導を渡してやることが阪神に与えられた役割だったはずだ。どうしてそれができなかったのだろうか。どうして阪神の選手たちは山本昌が打てないのか。

 その山本昌ももうさすがに50歳目前である。今季は一度も一軍登板のないままずっと若手に混じっての二軍暮らしだったという。49歳という年齢で若者に混じって二軍で戦うということの大変さを想像してみたい。その二軍でもこれまでの成績は1勝5敗である。2軍でも勝てない投手がどうして一軍戦で通用するのだろうか。通用するのである。阪神に通用するのである。阪神は弱い。どうしようもなく弱い。今季は本来勝てるはずのない試合を相手の凡プレーで拾うことが多く、本来の順位とは違うところにいるので多くの阪神ファンは勘違いしてるが、まぎれもなく今の阪神は「第二期暗黒時代」のまっただ中にいるのである。

 第一期暗黒時代に唯一記録の狙えるまともな選手だった和田豊が監督を務め、暗黒戦士たちがコーチ陣をかためている。そして暗黒時代にずっと監督だったあの中村負広がゼネラルマネージャーとして君臨し、役に立たない選手を集めてくるのである。もうどうしようもないのである。阪神ファンの多くはこの中村負広を心底嫌ってるはずだ。どうしておまえはいつまでも阪神を苦しめるのか。とっとと消えてくれと誰もが思っているのである。

 49歳の山本昌にとって、最年長での勝利という記録達成はかなり困難なことである。二軍でも勝てない彼は「でも阪神には勝てる!」という自信があったのかも知れない。彼の駆使するスクリューボールの前に阪神の打者は凡打を重ね、ついに1点もとれないままに山本昌は5回を抑え、勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りた。あとは「マサさんに勝たせたい!」と中日投手陣が踏ん張って完封リレーの結果、6−0で阪神は敗れ去ったのである。

 もしかしたら来季も山本昌は現役を続けるかも知れない。そして、年に一試合しか投げないかも知れない。もちろんその相手は阪神タイガースである。たった一試合でベストのピッチングをするために彼は調整し、そして見事に抑えるかも知れない。そうして毎年山本昌は「年に一度阪神に勝つ」という仕事を果たすために在籍し続けるかも知れないのである。50歳での勝利、51歳での勝利、52歳での勝利というふうに記録は続くかも知れないのだ。

 その昔、「野球狂の詩」という水島新司の漫画の中で「岩田鉄五郎」というよぼよぼのじいさん投手が活躍していた。50代でも現役を続け、へろへろ球を投げるその姿は「こんなこと現実にはあり得ないだろう」という意味で面白かったのである。しかし、実際に50代を目前にした現役選手がいて、しかもちゃんと(阪神には)通用しているということを考えれば、その漫画の中の世界のこともなんだか現実に起きそうな気がしてくる。

 阪神打線は絶対に山本昌に勝たせてはならなかったのである。今季の優勝をあきらめた中日が、引退の花道を飾らせるためにお情けで先発させた山本昌を阪神は意地でも打ち込まないといけなかったのである。なにしろ阪神は優勝争いをしているのである。絶対に勝たないといけないのだ。中日は別にここで勝つ必要などないのである。だから山本昌を出せるのである。

 しかし、阪神は負けた。打って打って打ちまくって「もうあんたの時代はとっくに終わっていたんだぜ!」とボコボコにしてやらないといけなかったのに、5回を散発の5安打0点に抑えられて負けたのである。オレは思った。もしも対戦相手が阪神ではなくて大阪桐蔭高校だったならば、もしかしたら山本昌はたちまちKOされていたかも知れない。昔よく大阪では「阪神はPL学園よりも弱い」ということが言われた。今はきっと「大阪桐蔭よりも弱い」はずである。

 昨年のドラフトで大阪桐蔭の森友哉捕手を阪神は指名しなかった。キャッチャーで4番の打撃が期待できるというのは10年に一度の逸材である。今、プロ野球界には巨人の阿部慎之助しかそういうポジションの選手はいない。しかし、暗黒大魔王の中村負広はなぜか森友哉を指名させず、広島との一位指名重複にも敗れて結局は岩貞というふつうの投手を一位で獲得した。阪神のドラフト1位投手でまともに活躍したのはここ10年では藤浪晋太郎くらいである。他はたいていハズレである。岩貞もドラフト一位らしい働きをしているとは言えない。なぜ働かない選手を集めるのか。それが中村負広の使命だからだ。「チームを弱くしろ!」という秘密指令がオーナーから下されてるのかも知れない。あのイチローが活躍していたオリックスをダメにしたことからでその手腕は誰もが知るのである。

 阪神の今季の戦いは終了した。オレは今ここで終戦を宣言したい。そして山本昌には敵ながらあっぱれと言いたい。どうか来季も、その先もずっと現役でいてくれ。これからおそらくはずっと続くだろう第二期暗黒時代の阪神の天敵として、ずっとオレに悔しさを味あわせてくれ。


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