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2013年10月28日(月) シェールガス革命進行中        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 4、5年のうちにアメリカの経済は劇的に回復する。それはシェールガス革命が起きるからである・・・ということをオレは以前にこの日記で書いた。中東がオイルマネーで潤ったように、エネルギー資源を手に入れればそれは「ゼニのなる木」みたいなものであり、そこから生み出される富がその国の経済に流れ込めばどんどん景気は良くなる。その動きに関係する記事を見つけた。

 読売新聞の記事を引用しよう。

シェールガス購入5割増、年百億円節約へ…東電
 東京電力は、火力発電の燃料として2017年から使う米国産のシェールガスの購入計画を1・5倍に上積みし、年間120万トンに増やす。
 コスト削減策の目玉として、12月にもまとめる新たな経営再建計画に盛り込む。シェールガスは、現在使っている液化天然ガス(LNG)よりも3割安い。120万トンを切り替えると、年間100億円以上の燃料費を節約できる見込みで、電気料金の値上げ回避につなげたい考えだ。
 東電はシェールガスの調達を増やす方針で、10年後の23年には1000万トンを購入し、年間の燃料費の約5%にあたる1300億円を削減する。10年後には年間調達量の4割をシェールガスに置き換える。
 東電は、17年から米国産シェールガスを輸入する三井物産、三菱商事の両社と、20年間にわたり年間80万トンを購入することで今年2月に基本合意しているが、購入量をさらに40万トン増やす。年内にも両社と合意する見通しだ。
(2013年10月27日09時11分 読売新聞)


 この記事によれば、東京電力は2023年には年間1000万トンのシェールガスを購入する予定とある。そのうち三井物産、三菱商事からそれぞれ120万トンずつ調達するということは、合計240万トンだから残り760万トンはこれから調達先を探すということなんだろうか。おそらく他の電力会社も同様のことを考えているはずだから、アメリカから輸入できるシェールガスはそれほどすんなりと確保できるとは思えないのである。そして競争が起きれば、供給側も強気になって価格を上げてくるだろう。だから東電のもくろみ通りに発電コストを下げられるかどうかは疑わしいのである。

 ただ、はっきりしてることはそれだけ大口の購入先に対して安定供給する目処がすでにたっているということなのだ。国内製造業が衰退して外貨獲得の手立てをうしない貿易赤字がどんどんふくらむアメリカは、金融業でルールを自分たち有利に勝手に作ることで新たな収益源を作った。世界各国の投資家のゼニを呼び込むという方法で製造業の不振をカバーしたのである。そうやってバーチャルマネーの世界を膨らませていったのである。しかしシェールガスはバーチャルではない。リアルの存在である。実際にそれを輸出することでリアルマネーが手に入る。国内に湧いた宝の泉を利用してどんどん富を増やすことが可能になったのだ。もうアメリカは自国通貨の価値を下げる必要がなくなったのだ。

 アメリカがドル安に誘導すれば、海外に投資した資産がドルベースでは増加する。金融業で利益を上げるというのはそういうことだ。しかしそんな姑息な金儲けはもう不要である。ほっといてもどんどんゼニが地中から湧いてくるからだ。

 年間に1000万トンもアメリカからシェールガスを輸入するためには、それを運搬するための船が必要だ。おそらくそれを受注した造船会社は売り上げを大幅に伸ばすことになるだろう。まだ株価がそれほど上昇していないうちにNISA口座を利用して投資すれば、将来は莫大なリターンを生むだろう。


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