江草 乗の言いたい放題
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2011年09月17日(土) 働かないで生きていく人たち        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 今、日本政府が支給している生活保護費の総額は3兆4000億円にのぼるという。国債の償還を除いたら国が一年間に使えるゼニはせいぜい40兆円だから、もはやこの金額は国家の歳出の1割に迫ろうとしているのである。リーマンショック以後生活保護受給者は急増した。本来失業給付制度によって救済しなければならなかった「働ける人たち」までもこの生活保護でカバーした結果、多くの受給者が「働くよりもこの方が楽!」ということで就職活動もしないままずるずると生活保護受給を継続することとなったのである。もはやこの制度が完全に破綻していることはあきらかだ。

 今や18人に1人が生活保護受給者という生活保護受給率日本一の大阪市ではケースワーカーの数を800人から1000人に増やして、彼らの生活を支援しているという。一人のケースワーカーが担当するのは60人、一日に2人を訪問して月に1回ずつ程度回ることができるという。NHKのテレビ番組でその活動ぶりを取り上げていたのだが、就職支援のために働きかけても、多くの生活保護受給者たちは「このままが楽でいい」ということで働こうとしないのである。つまり、一度受給できるようになるとそれは「既得権」となってずっと保護費が支給されるために、彼らの勤労意欲を奪うのだ。テレビに登場した生活保護受給者の人たちはみんな優雅な生活をしていた。大画面テレビでDVDを観るのが趣味と大量のDVDを並べている方もいた。オレが担当しているケースワーカーならば即座に支給打ち切りにするだろう。(そういう権限はないのかも知れないが。)

 月12万程度のゼニがもらえれば、贅沢さえしなければそれで家賃を払って自炊してやっていけるのである。ずっとその生活を続けていけば、老後も年金よりも手厚く保護費が支給されて安楽に暮らせる。そうやってずっと働かずに生きていけるのだ。今の生活保護の制度は日本中にこのような穀潰しを大量に生産しているシステムなのである。このままでは国家財政は破綻することは間違いない。いや、オレのような納税者から見れば断じてこのような実態は許せないのである。オレはおまえら穀潰しどものために税金を納めているのじゃない。

 すぐにできることがある。生活保護費の一律の削減だ。特に勤労世代の保護費は5割くらいカットしてもいい。その分、アルバイトを認めればいいのだ。これまで収入が合った分を差し引くという仕組みになっていたわけだがそれをやめて、支給金額を大幅に減らすかわりにバイトを認めるようにすればいい。働けない高齢者にはこの仕組みは適用できないが、少なくとも勤労世代に支給する金額は大幅に減らせる。

 もう一つの方法は支給期間を限定にすることだ。失業保険などと同じように3ヶ月とかうふうに区切って、それまでに次の就職を見つけないといけないようにするのである。従来の失業保険がカバーしていたところに生活保護が適用されているわけだから、期間限定にすることが必要だとオレは思うのである。

 大阪ではもう一つの問題がある。それは西成だ。西成区は生活保護受給率が大阪市でも特に高いわけだが、支給されたゼニが暴力団の資金源になってるのである。釜ヶ崎のホームレスをアパートに入居させて生活保護を受給できるように支援団体ががんばったわけだが、そうして増加した生活保護受給者の多くが支給されたゼニを酒や賭博や覚醒剤に浪費してしまって、それが暴力団の資金源になってるのである。医療費も無料なのでそれで向精神薬などを入手してはネットで売りさばく。西成区に流入する福祉マネーは年間に700億円とも言われるが、それが暴力団にとって貴重な資金源となってるのだ。生活保護受給者のゼニをかすめとるための違法賭博場は釜ヶ崎周辺に20箇所くらいあって、摘発してもすぐに新しいものができるのでいたちごっこである。そもそも酒や賭博や覚醒剤に消えることが確実なゼニを与えることが間違っているのである。釜ヶ崎に関しては通常の生活保護システムではなくて、最低限の衣食住のみが保証される施設を建設してそこにみんな入ってもらえばすむことである。

 「働かなくても生きていける」というのは憲法が保障した権利である。たとえばあるヘタレ野郎が「オレは一生働きたくない。ずっとゲームしてネットで遊んで生きていたい」と主張したとしても、それは実現するのである。何もしたくないと思えばしなくていい。日本は豊かになった結果、こんなヘタレ野郎の国になってしまったのだ。そしていつしかそのヘタレパワーは日本を覆い尽くしてしまって、少数のまじめにがんばる人間の力ではどうにもならなくなるのだ。

「働かなくても生きていける・・・」

 サウジアラビアやブルネイのように石油が豊富に出て、そのゼニで国民が贅沢できる国ならそれも可能だろう。しかし、日本の豊かさというのは高度成長の時代に国民が必死で働いて築き上げた豊かさなのである。その日本の若者が今、勤労精神を失ってどんどんヘタレになっていき、中高年も仕事を辞めたら再就職せずに家族の遺体を一斗缶に隠して生活保護をもらっていたりするのである。どうして日本はこんな情けない連中ばかりの国になってしまったのか。


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