江草 乗の言いたい放題
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2011年04月17日(日) 今こそラブホテルの価値を再認識しよう!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 ラブホテルは日本の宝である。日本全国どこにでもあるし、明朗会計で清潔で、設備も快適であり世界中の宿泊施設の中でもっとも安価で高水準なレベルにあると言える。風呂も広々としていてジェットバスの装備されてる所も多いし、ベッドもふかふかで気持ちいい。カラオケも歌える。このような施設はもっともっと利用されるべきである。このラブホテルに対して不倫カップルや援助交際のための場所として偏見を持つ人が多いのは納得いかない。ラブホテル=Hなことをする場所、という偏見から抜け出せない人が多いのである。そこが今のカップルにとって最高に便利なアミューズメントスペースであることは誰にも否定できないのだ。

 たとえば休日に恋人と部屋に閉じこもっていちゃいちゃしながらDVDを見たりゲームをしたい時、家族の目を意識しないといけない自宅ではなくてラブホテルに行けばいい。日本の貧弱な住宅事情を考えればなかなか完全な個室は手に入らないのである。息子が恋人と部屋でいちゃいちゃしていると、母親が何度もソワソワしながらお茶を運んできたりするのが平均的な日本の家庭である。母親は息子が変なことをしないかと心配して、偵察のために何度も様子を見に来るのである。そんなときは休日でもサービスタイムなどを設定しているラブホテルに行けば快適に過ごせるのである。

 「自分たちのプライバシーが完全に守られる」ということの価値を最も今痛感している人たちというのは、狭い避難所で過ごす東日本大震災の被災者の方々だった。今、避難所からひとときの安らぎを求めて、被災を免れたラブホテルに多くの方々が殺到しているという。週刊ポストの記事を引用しよう。


被災地のラブホテル 連日満員で子供連れ家族の明るい声響く 2011年4月15日(金)7時0分配信 NEWSポストセブン 
 石巻市と隣接する宮城県涌谷町のラブホテル。ビジネスホテルより広めのそのバスルームでは、部屋の内装には似つかわしくない、子連れの家族の明るい声が響いている。
「お風呂、久しぶりだね〜」「あったかくて気持ちいいね〜」
 普段、ラブホテルは男女2人で入る場所であり、風営法上、未成年は入ることができない。しかし、このラブホテルは違反を承知で、被災者の家族に部屋を提供している。
 内陸部に位置し、沿岸部に比べて震災の被害は少なかったものの、ガスや水道が止まり、再開したのは3月25日。壁紙が剥がれたり、水道管やボイラーが壊れるなどの被害が出たため、復旧作業をしながらの営業だという。
「石巻市内のラブホテルの多くは海岸に近い場所に建っていて全滅状態。それもあって、『いつから再開するのか』と毎日、何十件も問い合わせがあった。営業再開に当たっては、社長が地元のFM局に頼んで、『ホテルは営業しています。お風呂にも入れます。家族での利用もできます』と流してもらったんです」(ホテルのスタッフ)
 再開以来、ほとんど満室状態で、その多くが家族連れの利用だという。休憩が3990円で、宿泊が5770円。被災者向けに割り引きはしていないというが、「今は、何人でご利用されても追加料金は頂いておりません。宿泊は21時からですが、17時ころに来られて宿泊したいと希望された方には追加料金なしの宿泊料金で対応しています」
 とのこと。部屋には2人用の大きめの布団1枚しか用意されていないため、「寒いので布団をもう1枚、貸してほしい」というリクエストも多いという。
 近くにあるラブホテルも同様で、支配人は、「今は満室状態。ほとんどが家族連れの方で、休憩3時間で帰られますね」 と語った。
 このホテルから家族連れで出てきた30代のご主人に話を聞くと、「家は流され、着の身着のままで避難して仕事もなくしたので、正直3500円の出費は痛い。でも、プライバシーのまったくない避難所生活に、特に子供が我慢できなくなってしまって『お父さん、なんでここにいないといけないの?』って聞いてきたんです。だから、今日は子供も大喜びでした。お風呂にもゆっくり浸かれて、家族だけでいられる3時間はとても大切なもの。お金には代えられません」と嬉しそうに語った。
 死亡・行方不明者合わせて2000人近くを出した名取市でも、ラブホテルはどこも家族連れで満室だ。
「ラブホテルは海岸近くではなく、バイパスや高速沿いに林立しているので、被害は比較的少なかった」
 とラブホテル関係者。実際に海岸から6キロメートルほど内陸にあるバイパスを車で走るとラブホテルが並んでいた。「入湯のみ30分500円人数制限無し 1時間2000円24時間受付可」「おフロ・シャワー営業中です!! 子供無料」等といった紙を貼っていた、あるラブホテルの支配人がいう。
「大震災で困っている人たちがたくさんいる。ウチでも何かできることはないかと、被災者の方にお風呂だけでも提供したいと考えました。1時間は2000円とちょっと高めに設定していますが、それは少しでも多くの方に入浴していただきたいからです」
 商売無視だという支配人、被災者に喜んでもらえたことが嬉しかったという。
※週刊ポスト2011年4月22日号


 18歳未満の人がラブホテルを利用することは風営法で禁止されている。だから「家族連れ」で入ることは本来法律違反である。しかし、そんなところで「法律違反です!」と取り締まろうとするクソみたいな警察官がいれば困ったことである。ラブホテルの経営者たちも「法律違反」であると認識してその上で「人助け」のつもりで家族連れに開放しているのだ。

 家を失った子どもたちは、家族で一緒にお風呂に入ってはしゃぎまわる楽しみも奪われたのだ。家族連れでラブホテルに入れば、そこにはたいてい大きなお風呂があって家族全員で入れるのである。入浴の回数も制限された避難所と比べてどれほど快適だろうか。体育館などの硬い床と違って、ふかふかのベッドがあるのだ。ゲーム機の貸し出しをしてくれるところもあるし、リクエストのDVDを観たりカラオケを楽しんだりもできる。それらのサービスがすべて「オマケ」として存在するのがラブホテルのすばらしい点である。

 1月に風営法が改正され、多くのラブホテルが「擬装ラブホテル」というレッテルを貼られることとなった。その中には廃業した所もあるという。しかし、法律で規制することが果たして必要なのか。このすばらしき日本文化は「よりよいサービスを客に提供しよう」という競争の中で進化してきたのである。それをどうでもいい法律でがんじがらめに規制することが正しいことだとはオレは思わない。

 ラブホテルが弾圧されて消滅したとしても、愛し合ってるのに二人きりになれる場所が手に入れられないカップルはいつの時代も存在する。そういうカップルが、人目につくところでいちゃつくようになれば風紀紊乱である。恋人たちの甘い時間を守るために、ラブホテルはいつも大切な場所を用意してくれるのだ。そこは今や恋人たちだけのものではなくて、家族のありがたさをしみじみと感じることのできる癒しの場所になったのである。


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