江草 乗の言いたい放題
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2010年11月06日(土) 尖閣ビデオ流出犯は義士である!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 YOUTUBEに投稿された中国漁船による当て逃げ動画はテレビで何度も放映されている。投稿が削除されても、本当に拡散させているのはテレビ局の方なんだがそっちを咎める者は誰もいない。流したくても流せなかった映像を流せるようになったのは流出犯人のおかげなのである。マスコミ各社は今回の流出犯人に対して感謝すべきである。かくして全世界にこの動画が拡散しているのだが、中国政府の反応はいつも笑えるのである。事件直後は公開を迫っていたくせに、明らかに中国漁船が当て逃げという不法行為をしているというこの実物を見たら今度は「憂慮」というふうにトーンダウンするのである。それにしても情けないのは日本政府だ。こんな証拠品があればもっと強硬な態度で交渉することができたのにどうしてあんなに弱腰だったのか。
 
【尖閣ビデオ流出問題】流出映像は那覇地検提出ビデオか ユーチューブ動画は投稿者が削除2010.11.6 01:22
 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を撮影したとみられるビデオ映像がインターネット上に流出した問題で、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)が那覇地検に提出した映像のうちの一つが、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で公開された映像と同一とみられることが5日、捜査関係者への取材で分かった。
 海上保安庁が撮影した映像は石垣海保と那覇地検、最高検が保管している。海保の鈴木久泰長官は「(海保の映像と)同一かどうかも含めて調査する」と述べ、石垣海保などに担当官を派遣。ユーチューブを運営するインターネット検索大手グーグルに映像の削除を要請したが、投稿した本人の要請で既に削除されていたという。法務・検察当局もグーグルに対して投稿者に関する情報照会などを求めることも視野に調査。近く調査状況を発表する。
 菅直人首相は5日夜、「まずやらなければならないのは真相究明であり、全力を挙げる」と述べ、馬淵澄夫国土交通相も「もし流出しているとすれば犯罪行為」と語った。
 ユーチューブで公開された映像は2分半〜11分半の長さのものが6本あり、合計で約44分間。捜査関係者によると、那覇地検に提出された映像は1本にまとめられていたが、映像の長さが同じ約44分間で、内容も酷似しているという。
 映像の投稿者名は「sengoku38」で、アカウントは4日に登録され、プロフィルでは国籍を日本、年齢を25歳としていた。
 衝突された海保の巡視船「よなくに」「みずき」と現場海域にいた別の巡視船「はてるま」の各船上から中国漁船「●晋漁(びんしんりょう)」(●=門がまえに虫)を撮影したものとみられる。
 漁船が巡視船に衝突する場面が映っているほか、サイレン音や中国語で漁船に警告を呼びかける音声が入っている。衝突された「みずき」の船尾から黒煙が上がる様子も確認できる。
 一方、埼玉県川口市のJR川口駅付近で5日午前8時すぎ、DVD約300枚が箱に入って放置されているのが見つかり、県警でそのうちの1枚を再生したところ、ネットで流れた漁船衝突事件と同じ映像とみられることが判明した。箱の中には民主党政権を批判する文書もあった。県警はDVDなどが放置された経緯などについて調べている。
 


 証拠映像を流出させたものが海上保安庁内部の人間ならば、それは国家公務員法に違反する犯罪行為だという。しかし、世界中の人々がこの動画を見て、中国がどんな無法者の国かを知ることはオレは日本の国益だと思うのである。ちっぽけな犯罪と国益とどっちが大事なのか。たとえそれで懲戒免職になったとしてもこの動画を暴露することを選んだ男をオレは現代の義士だと称えたい。この流出事件は、こんな最高の武器を適切に使えなかった民主党のヘタレどもに対する強烈なメッセージなのだ。

 もしも今回の流出事件が「本音は堂々と公開したかったけど、中国政府の機嫌を損ねたくなかったから誰かが勝手にやったという形で出したかった」という高度な外交戦略ならば「おお、民主党もやるじゃないか!」と思うが、そんな腹芸があのボンクラどもにできるわけがないのである。「菅直人首相から内密の指示を受けてこっそり漏らした」などというストーリーではなかったことが実に残念なのだが、映像はうそをつかない。どっちが無法者で、どっちが被害者なのかはもう明らかである。もしもこれが逆で、体当たりした側が日本の漁船だったら中国側から問答無用で射殺されていただろう。

 外交というのは駆け引きである。恫喝や懐柔、裏工作などなんでもアリの世界である。そんな世界に「我々が正しいから大丈夫なんだ」という論理など通用しない。他国の土地であっても占領して50年間居座れば自国の領地になるというのが世界の常識であり、北方領土の問題を今更蒸し返すというのは遅すぎたのである。やるならもっと早く、昭和30年頃までにやっておくべきだったのだ。国際法違反のシベリア抑留のことを強く糾弾してそれと引き替えに返してもらうとか、何らかの方法はあったはずである。ところが当時の政府はソ連を甘く見ていた。アメリカが小笠原や沖縄を返還したのと同じレベルにとらえていたのである。せめてゴルバチョフの時代に何かアクションを起こしていればと思うのである。あれが最後のチャンスだったのだ。対日強硬派のプーチンが実質的なロシアの支配者となった今となってはすべてが手遅れなのだ。

 今回の流出事件の犯人の方は、逮捕される前に自ら名乗りを上げればいい。そして「仙石官房長官は売国奴だがsengoku38は義士だ」ということをマスコミを通じてアピールすればいいのである。日本国民はその英雄的行動を支持するだろう。くだらない文句を言うのは自分たちの無能、無策ぶりを棚に上げた政治家どもだけだ。この世にはさまざまな正義が存在する。事実を事実として公開することも正義の一つである。オレはその正義を全面的に支持したい。 


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