江草 乗の言いたい放題
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2010年08月31日(火) 阪神タイガースは日本一になれるのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 ずっと首位を走っていた巨人が連敗していた頃、阪神タイガースはせっせと広島や横浜をいじめて勝ち星を重ねていた。今年の阪神の戦い方は「強きに勝てずに弱きを叩く」である。上位3球団(巨人・阪神・中日)の中で一番弱いのはまぎれもなく阪神だ。阪神が時々首位に浮上できるのは下位3球団から卑怯にもかなりの勝ち星を稼げるからである。なんと情けないチームだろうか。

 阪神にとっての最大の弱点は投手陣である。柱になる投手が久保一人しかいない。あとはみんなローテーションの谷間なのである。久保→谷間→谷間→谷間→谷間→久保という状況なのだ。その谷間では二軍でも勝てていない小嶋を投げさせたり、まだ19歳の秋山を使ったり、投げてみないとわからないメッセンジャーを使ったり、突如崩れることでおなじみの安藤を使ってみたりなのである。

 相手球団がエース級の投手を出してくるといつも打線は沈黙する。東野(巨人)や前田健(広島)が出てくるとほとんど点が取れない。ところが2線級の投手だとがぜん元気になってポンポン本塁打が飛び出すのだ。もう十分に勝ってるのにそれでも容赦なく打ちまくって22点取ったりするのである。相手がやる気を無くした時に容赦なく打ちまくって打率を稼ぎ、本塁打や打点を稼ぐ。そういう理由でチーム打率が高いわけだが、そんなものにはなんの意味もないのである。

 そんな情けない阪神なんだが、オレは根っからの阪神ファンなのである。あの長い暗黒時代を乗り切った生え抜きの阪神ファンなのだ。物心ついたときからオレは阪神だけを愛してきたのだ。少し負けてるとチャンネルを変える長男や妻とは阪神タイガースへの愛情の深さが違うのだ。だからどうすればこの戦力で巨人や中日を出し抜いて日本シリーズに出られるかを考えるのである。

 このまま行けばなんとか3位までには残れるだろう。しかし、どうすれば阪神はクライマックスシリーズを勝ち抜けるのか。下位球団をいじめることで勝ち星を重ねた阪神は、巨人と中日相手には8月に入ってから大きく負け越している。おそらくクライマックスシリーズでもまともに戦えば勝てないだろう。仮に強力打線が点を取りまくっても、投手陣は崩壊してそれ以上の点数を与えてしまうだろう。じゃあどうすればいいのか。

 クライマックスシリーズを勝ち抜くにはリーグ成績1位となるしかない。3試合だけなら投手のいない今の阪神でもなんとかなる、もしも2位や3位ならもう絶望的だ。どうやってクライマックスシリーズで6勝もできるのか。しかも相手は巨人・中日である。それは絶対に不可能だ。阪神が勝ち抜く条件を説明しよう。

 中日と巨人には主力投手をみんなつぎ込んで3試合をぼろぼろになるまで死闘を繰り広げてもらうのである。そうなると、直後の阪神戦では4番手、5番手の先発投手が出てくることになる。そこで阪神は唯一のローテーション投手の久保、故障から復帰予定の能見、岩田で3連勝を狙うのだ。能見・岩田は巨人戦に強い。だから中日には第一ステージを勝ち抜いて欲しくないのである。対中日よりも対巨人の方が阪神は勝てる確率が上がる。第一ステージで中日が巨人に敗れてくれることが何よりも重要なのだ。甲子園で巨人相手に戦うという形でないと阪神はクライマックスシリーズを勝ち抜くのは無理である。

 じゃあどうすればリーグ1位になれるのか。かつての4番打者でありチームにとっての最大の功労者だった金本をどのように起用するのか。そこにかかっているとオレは思うのだ。たまに試合を決める一打を打ったりするので貢献度が高いように錯覚しているファンは多いが、彼の守備は阪神の最大のウィークポイントなのだ。少なくとも守備固めの選手と交代するまでは投手はその不安を背負って投げることになるのだ。ランナー2塁でレフト前ヒットを打たれたら浅い当たりでも必ず走者に還られてしまうのだ。金本がちゃんと返球できないからである。ここはやはり守備優先でオーダーを組むべきなのだ。今季の阪神にとって一番チーム成績が安定していたのは金本が控えに回った7月じゃなかったか。

 運良くクライマックスシリーズを勝ち抜いて日本シリーズに出ることができれば日本一になれるのか。それはオレにもわからない。ただ、日本シリーズに出場できなければ日本一にはなれない。だからオレは僥倖を願うのみである。オレの願ったように

1、リーグ1位
2、巨人と対戦する第二ステージ
3、3連勝で阪神が日本シリーズ出場決定


というパターンになってくれる以外にそれを実現する術はないだろう。

 1985年に日本一になった時と今年はよく比較される。今年の方が打線は上だと言う人もいる。そんなはずがない。1985年のバース、掛布、岡田、真弓と、今年のブラゼル、新井、城島、マートンを比べればどう考えても1985年の方が上だ。しかもあの年は投手陣がもっとしっかりしていた。エースの池田親興は大事な試合でちゃんと勝ってくれた。

 残り試合の中で阪神は広島、横浜との対戦を多く残している。そこできちっと全勝してくればかなり有利になるだろう。弱きを叩いておいて勝ち星を積み重ねておき、強いチームとなんとか負けたり勝ったりでその成績を維持してシーズン終了時点で首位で追われることを願うだけなのだ。今年はその卑怯な戦略でがんばって欲しいのである。


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