江草 乗の言いたい放題
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2010年02月16日(火) 南アフリカの治安は今はどうなんだ?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 世界で一番治安が悪いと言われた国でワールドカップが今年行われる。空港からホテルに行くまでに必ず強盗に遭うとか、強盗を避けようとタクシーに乗ればそのタクシーの運ちゃんが強盗だったとか、信号で止まってる時に強盗に遭うから赤信号でもクルマは止まらないとか、とにかくその治安の悪さはあらゆるところで語られてきたのである。もちろんそんな危険なところにはみんな旅行なんかしたくないだろうし、いくらワールドカップが開催されるとしても、誰だって観戦よりも命が大事なのである。ワールドカップを観戦できるなら死んでもいいと思える筋金入りのサッカーファンだけが行けばいいと思っていたのだが、なんとその危険な国への観戦ツアーを旅行社が発売するという。

 日経新聞の記事を引用しよう。
 
6月の南アW杯観戦ツアー、旅行各社「安全・安心」競う
 6月に南アフリカで開幕するサッカーワールドカップ(W杯)の観戦ツアーについて、旅行各社が「安全・安心」イメージの打ち出しに苦心している。JTBは大会期間中、グループの保険会社が手掛ける海外旅行保険加入者へのサービスを拡大。日本旅行は警備員が24時間巡回する大型の複合商業施設内に宿泊する点を売り込む。各社とも南アの治安に不安を感じる消費者が多いとみており、安全への配慮を強調して需要を取り込む構えだ。
 JTBグループのジェイアイ傷害火災保険は大会が開かれる6〜7月に、現地の安全情報などが見られる加入者専用サイトを開く。ヨハネスブルクや日本代表が試合をするブルームフォンテーンなど9都市の14病院と提携し、現金なしで診察を受けられる体制も整えた。いつでも東京とつながる専用のフリーダイヤルも開設する。
 日本旅行は日本の予選リーグ観戦ツアーの宿泊先に、ヨハネスブルクにある大型商業施設内のホテルを選んだ。施設に入るにはセキュリティーチェックがあり、不審者は入りにくいという。(14:10)


 実際の所はどうなのだろう。2006年頃の記事を読めば、殺人の発生率は日本の50倍、アメリカの7倍などと書かれていた。それから4年経ってどれだけ治安は向上したのだろうか。あるいはこれまでの多くの「治安が悪い」というウワサは誇張されたデマなのか。実際はどうなんだろう。

 もちろん旅行に行く場合は保険に入ることになる。この保険の料率はいったいどうなってるのだろうか。フランスやドイツに行くのと同じ料率の訳がないと思うのである。そのあたり保険会社ならばきちっとリスクを計算してるはずだ。オレが知りたいのは損害保険の会社が南アフリカのリスクをどの程度と見積もってるかということなのである。このツアーの場合、費用に占める保険料の割合がどうなってるのかが知りたいのである。もちろん旅行社もツアー客が強盗に襲われることが100%ないとは思ってないだろう。まさかそういうときに「参加者の自己責任」とは言わないだろう。

 商社の駐在員などで南アフリカに住む方の話では、危険な場所は確かにあるがそうした危険ゾーンにさえ行かなかったら大丈夫だということらしい。しかし初めてその地を訪れる旅行者が危険ゾーンとそうでない地区をちゃんと峻別可能だろうか。知らずに危険な地域に迷い込むような気がするのだ。

 わざわざサッカー観戦のためにそんな遠くの国にやってくる外国人は金持ちばかりだろう。強盗にとっては格好のカモである。その旅行者のフトコロを狙ってさまざまな犯罪が多発する可能性は高いとオレは思うのだ。ただ、治安が悪いのは誰のせいでもない。街には失業者が溢れ、エイズ罹患率が極めて高いこの国で貧しい人々が犯罪に走ることは自明である。アパルトヘイトを排除した結果、どうしようもない無秩序がこの国を覆ってしまったから仕方ないのである。支配者であった白人側から見れば、人種差別こそが一つの秩序だったからである。そこに少数による支配を可能にしたカラクリが存在したからだ。黒人の国になった南アフリカから白人富裕層は逃げだし、その結果どうしようもない混沌がこの国を覆ったのである。

 南アフリカに旅行に出かけるとき、生命保険はどうなるのだろうか。海外での事故は補償の対象に入れないのではなかったか。そうなると旅行保険がカバーするわけだが、その料率はいったいどんなふうになってるのか。オレはサッカーにあまり興味がない。オレが知ってるのはあの柳沢のあの名言「急にボールが来たので」くらいである。だから別にワールドカップのことなどどうでもよく、心配なのは赤星の抜けた今年の阪神なのである。新庄、赤星と名選手が続いた阪神のセンターを守るのは誰になるのか。新外人は全く期待できそうもないのである。


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