江草 乗の言いたい放題
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2009年09月13日(日) オレは断固オバマ大統領を支持したい        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 「はだしのゲン」というマンガがある。原爆投下直後の広島の惨状を描いたこの作品を掲載した「少年ジャンプ」の編集長の当時の英断にオレは驚くのだが、連載されたのが一年あまりしかなく、中断後は他の雑誌などで掲載されたということを考えると、なんらかの圧力は存在したのかも知れない。あるいはオレの嫌いな「自主規制」というものだったのだろうか。アメリカ人の多くは広島・長崎の原爆投下のおかげで戦争終結が早まったと単純に思っているだろうし、その爆弾がどれほどの破壊をもたらしたのかということについては知らない者が多い。被害者である日本が核廃絶を訴えたところで、日本国内へのその持ち込みを認める密約を交わすような政府ならかえって信頼を失うばかりだとオレはあきれていたのだが、同じ核廃絶でもアメリカのような世界一の核保有国が訴えると全く意味が違う。 読売新聞の記事を引用しよう。

「核なき世界を創造」国連安保理が決議へ
 【ニューヨーク=吉形祐司】国連安全保障理事会の議長国である米国は11日、今月24日に開かれる「核不拡散と核軍縮に関する安保理首脳級会合」で採択を目指す決議案を各理事国に配布した。
 本紙が入手した決議案は、「核兵器のない世界を創造するための条件作り」を目指す決意を表明し、国連全加盟国に爆発を伴う核実験の自制や、米国と中国が未批准の核実験全面禁止条約(CTBT)の発効に向けて、同条約への加盟を求めた。
 会合は米国が開催を提唱し、米大統領が初めて安保理議長を務める。非常任理事国の日本は、民主党の鳩山代表が新首相として出席する予定だ。決議案が採択されれば、オバマ米大統領が提唱する「核なき世界」への重要な道標となる。
 宇宙空間や大気圏、水中、地下を含むすべての核実験を禁止するCTBTを巡っては、米国が批准していないことから中国も様子見を続けている。このため、米中など核を保有する常任理事5か国を含めた安保理15か国が一致して、拘束力を持つ決議の中で条約加盟を求める意義は大きい。
 また、来年5月に予定される核拡散防止条約(NPT)の再検討会議を成功に導くための協力を加盟国に要請する一方、NPT未加盟国の条約参加や、北朝鮮のNPT脱退宣言を教訓とした脱退条項の明確化も求めた。核を使用したテロの脅威には「深い憂慮」を示している。
 北朝鮮とイラン問題では、過去の安保理決議を「再確認する」と表明。核不拡散体制への「重大な挑戦」を嘆き、「関係当事者」に決議の順守を要求している。(2009年9月12日14時33分 読売新聞)


 世界が核軍縮に乗り出し、核兵器のない世界を目指すときに障害となるのは中国のような帝国主義国家の存在である。未だに軍事力で他国や他民族を征服することを国是としていて、そのことで抗議を受けても事実を全く認めようとしない不誠実なあの国にとって、アメリカの核軍縮は「これで我が国の方が強くなれるダニ」程度の受け止め方だろう。ここから先の最大の課題は、どうやって中国を核軍縮の交渉のテーブルにつかせるかなのである。

 軍事力というのが相手が持ってるからこちらも持たなければ怖いのである。おたがいに持ってないという状態ならばそれが一番望ましい。もしも軍備にゼニを使わなくてもよいのならば、その分のゼニをもっとまともなことに使えるだろう。日本も防衛費が不要ならば何兆円という予算を国民生活向上のために使えるのである。オバマ大統領の「核廃絶」はもしかしたらアメリカの財政破綻を前提としたものなのかも知れない。ゼニがないから今の軍事力を維持できない。消極的に軍備縮小していくのではなく、「核廃絶」というスローガンを掲げて積極的に軍事費を削っていくというものだったとしても、結果として軍備縮小につながるのならばオレはオバマ大統領を支持したい。

 アフリカの貧しい諸国をさらに貧しくしてるのは軍事費の負担である。反政府組織に武器が流れ、それを鎮圧するために政府軍も武器を必要とし・・・という実態を見れば、どうせこんな内戦は武器を売ってゼニを稼ぎたい連中が仕組んだイカサマだということはよくわかる。今は中国が世界最大の武器輸出元かも知れない。ロシア製の武器のコピー品を大量生産してアフリカにばらまいてるそうじゃないか。

 核廃絶の次にやらなければならないのは通常兵器の削減だ。そうやってどんどんこの厄介者を地上から消し去っていかなければならない。核なき世界で満足するのではなく、武器なき世界こそが理想の姿である。

 核廃絶なんかを目標にされれば困ってしまう連中がアメリカにはいっぱいいるだろう。邪魔者となったオバマ大統領を暗殺しようとする勢力も出てくるかも知れない。それでもあえてこの高邁な理想を掲げたオバマ大統領をオレは全面的に支持したい。そして鳩山由紀夫はオバマ大統領と共に核なき世界を目指すことをいち早く表明すべきである。




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