江草 乗の言いたい放題
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2009年04月03日(金) 京都でお花見デートだ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 開花は早かったが、その後冷え込んだので満開になるまでにかなり時間が掛かった今年のサクラもようやくあちこちで満開の知らせが届くようになった。そこでオレも日記で京都のお花見の紹介をしたいと思うのである。お花見デートマニュアルである。この時期に京都でお花見をするなら、クルマで行くのはやはり避けたい。置き場所を探して右往左往してる間に時間が経ってしまうからだ。そういうわけで今日の日記は、貧乏な学生が京都でお花見デートをすることを想定して書いてみたい。

 さて、京都に行くには京阪特急である。お花見デートは淀屋橋で待ち合わせた時からもうスタートしてるのだ。必ず座るために、始発駅の淀屋橋で待ち合わせするのがお約束である。乗るときはなるべく二階建て車両の二階席をお勧めする。少しでも目線が高い方が車窓の眺めがいいからである。特急の中でどの時間の車両が二階建てになってるかは 京阪電車のWEBサイトで調べてみよう。

 さて、特急に乗ること約50分で終点の出町柳に着く。二人はもうすっかりとお花見の気分が盛り上がっているはずである。しかし、ここですぐに歩き出すのではなくて、駅から西に進んでおやつを買うのである。 出町ふたば豆餅を買うのだ。行列ができてるかも知れないがとにかく買うのである。そして鴨川べりで春風に吹かれながら二人で食べるのである。女の子はたいていおまんじゅうや甘いお菓子が好きだ。そういうものをしっかりと堪能させてあげないとデートはうまくいかないのである。

 さて、ここから鴨川べりを上賀茂神社に向かって歩いていくと、川沿いにはサクラが途切れなく連なっている。高野川に沿って北東に進んでもやはりサクラがいっぱいだ。どちらに進んでもいいのである。ここで貧乏な若者はすぐに「歩いて回ろう」と思いがちだ。しかし京都はやはり全部歩くには広いのである。市バスを活用しよう。デートの前に京都のバス路線を研究しておいて、当日はバス一日乗車券を使うのである。たった500円で何度でも乗り放題なのである。だから鴨川べりのサクラの下を歩いてずんずん上賀茂神社まで行ってからバスで移動してもいいし、いきなり銀閣寺の方に行ってもいいのである。もちろん今出川通りを西に進んで、京都御苑や北野天満宮、平野神社の方に足を伸ばすのも自由だ。乗り放題とはそういうことである。

 バスを銀閣寺道で降りて、銀閣寺道の交差点に立ったら交差点の南東角に注目しよう。そこには「銀閣寺アイスキャンデー店」がある。ちょっと肌寒いかも知れないが、そこでおいしいソフトクリームを買うのである。女の子はたぶんそういうものが大好きなのである。そこからずんずん東に向かって進む。まっすぐ銀閣寺を目指すのである。やがて道路は急な登りとなる。その登り口の右側に「銀天」という天ぷら屋がある。串に刺した歩きながら食べられる天ぷらが売られてるのだがこれがまたおいしい。たぶん女の子はそういうのが大好きなのである。

 銀閣寺の参道には土産物屋が並んでるのだが、八つ橋を売る店も多い。試食の八つ橋は遠慮なくいただこう。甘いモノを食べた後はのどが渇くのでお茶もいただこう。おいしかったら帰りに買えばいいのである。(帰りにはもうそんなことを忘れてることも多いが)何軒も試食の八つ橋をいただいてもう飽きた頃に銀閣寺にたどり着くのである。さて、ここで普通は銀閣寺を参拝するのだが、もしもその日にしっかりとスニーカーとかを二人が履いていて山登りできるのならば、大文字山に登ることをお勧めする。片道30分もあれば登れるだろう。銀閣寺の門の前から北に進むと、右手に銀閣寺の裏に回り込むように大文字山への登山道がある。送り火で有名な大文字山の、の文字のところまで登れば絶景が眼下に広がるのである。オレが京都で一番お勧めの場所である。

 まあ大文字山への登山ははへとへとになってしまうので、お花見メインの時ははずしてもいいだろう。ということで参拝が済んだら参道を降りて、哲学の道沿いに南下するのである。ここも疎水べりの散歩道がサクラの名所である。永観堂を経て南禅寺まで歩くことになる。南禅寺といえば湯豆腐だが、貧乏な若者のデートにたかが豆腐料理で3000円以上も掛かってしまうのは言語道断なのである。しかし、女の子はたいてい湯豆腐が好きなのである。肉食女子もたまにはそういうヘルシーなものを食べたい気分になるのである。なにしろここは京都である。もしもまだ彼女とさほど親密ではなくて、お弁当を作ってもらえるなんてことがなかったらちょうどこのあたりでお昼ご飯にするのがいいかも知れない。ただ、お花見の時期はどの店も超満員の可能性が高い。「奥丹」や「順正」のような人気店は混雑していてとても入れないだろう。

 南禅寺ではあの水路閣を見学しよう。よく京都を舞台にしたテレビドラマで使われる場所である。別にそこらに死体が転がってるわけでもないので全然サスペンスでも何でもないのだが。水路閣の上に登って、そこから蹴上浄水場の方まで歩く。ここからインクラインのところをずんずん降りていくのである。サクラがいっぱい咲いていて、しかも全然ゼニの掛からない無料の場所ばかりを選んでいるのである。それが貧乏な若者の楽しみ方である。

 さて、蹴上まで降りてきたらまたバスで移動しよう。八坂神社まで行ってもいいし、平安神宮や岡崎公園まで移動してもいい。歩いても行けるくらいの距離だが、どうせバスは一日券で何度でも乗れるのだから、短い距離でも来たバスに乗って移動すればいいのである。さて、次の目的地は清水寺である。八坂神社から登っていって円山公園を進むと、公園の中央に巨大な枝垂れ桜がある。ここはかなり絵になるスポットなので必ず立ち寄ろう。そしてちょっと贅沢だが、長楽館の喫茶室でちょっとお茶の時間にするのである。いくら貧乏なデートでも一点だけリッチにするのがインパクトを与えるのである。

 さて、せっかくバスの一日券があるのなら、清水寺の近くまで行ってしまっても・・・と考える人もいるかも知れないが、それは止めた方がいい。というのは、清水寺の周辺の道路はものすごく混雑するので、渋滞に巻き込まれたバスは全く動かないのである。具体的には東山通りの三条から五条までの区間は乗らない方がいいということだ。ここを外してバスに乗るのである。八坂神社に行くにはバスで祇園まで行く必要があるが、混んでいれば降りて歩いた方がいい。たいした距離ではない。平安神宮からまっすぐ南下すれば、知恩院経由で八坂神社に到達できる。

 さて、そこから清水寺まではそれほど離れていないのだが、ここまで歩いてくるとかなり疲れているかも知れない。そんな疲れた身体には甘いモノがいい。というわけで清水寺の参道でまたしても試食の八つ橋を食いまくるのである。お茶もついている。これで元気回復である。辛いモノが好きな方は、途中の七味屋さんで七味入りチーズなんかをお土産に買うといい。ビールのおつまみになかなかいいのである。

 さて、清水寺にやってきたら拝観する前に寄るところがある。それは山門をくぐったところの正面にある「胎内巡り」である。このデートの中で一番大事なのが実はここである。そのためには清水寺なんかどうでもいいのである。「胎内巡り」というのは、暗闇を手探りに進むヤツである。それがここではなんとたったの100円で楽しめるのである。さあ、彼女と二人でこれにチャレンジするのだ。暗闇の恐怖とドキドキ感、このドキドキ感はただ単に暗くて何も見えなくて怖いからドキドキするのだが、そのドキドキ感をたいていの女の子は恋愛のドキドキ感と勘違いしてしまうのである。そんなときに「怖いからしっかり手をつないでいこうね!」などとやると、もう性交、いや成功間違いないのである。

 胎内巡りでしっかりと手をつなぎ合った二人が、清水寺を参拝して、そこにある縁結びの神様である地主神社にお参りするということはもう恋愛が成就したのと同じことである。

 えっ、いくらマニュアルを示されても相手がいないって? そんなことオレの知ったことではないのである。

  秘密の京都のページもよろしく。年中行事や和菓子店を紹介しています(まだ工事中ですけど)。本日の日記はそのコンテンツ用として書かれました。


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