江草 乗の言いたい放題
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2009年01月03日(土) 年賀状を読みながら思うこと        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 今年もオレの所には200通を越える年賀状が届いた。生徒から届いた分の返信を書いたりして元旦は過ごしたのだが、届けられる年賀状を読んで思うことがある。オレが過去に批判したせいか、さすがにペットの写真だけを載せる年賀状は今年は一枚もなかった。もっともそれはイヌ年だからたまたまペットを年賀状の写真にしたということだったのかも知れないが、オレは以前に「オレには犬の友人などいない」と書いたことがある。それを覚えてる人はペットの写真を載せることは避けるだろう。また同様に「オレには赤ん坊の友人などいない!」と宣言してるつもりだが、今年も大きく引き延ばした赤ん坊や幼児の写真というパターンの年賀状があったのである。そんな写真を見ても誰だかさっぱりわからないのである。中には住所も名前もなくて「さて、わたしは誰でしょう? この子に心当たりありますか?」と赤ん坊の写真を載せている年賀状もあるのだ。こんなものが妻に見つかったらどんな誤解を受けるかわからない。冗談もほどほどにしてもらいたい。

 さて、もっともつまらない年賀状というのは、ありきたりの印刷されたイラストに住所氏名が書かれた事務的なものである。何年もそればかり送ってくるヤツもいる。はっきり言ってそういう儀礼だけの年賀交換ならもうやめたほうがいと思う。そんなのは郵便料金の無駄遣いである。オレにそういう賀状を送ってきてる方で、この日記を読んだ方は来年からもう送ってこなくていい。そんな意味のないことはよそうじゃないか。

 オレがもらってうれしいのは、やはりちょっとした近況報告が書かれているものである。 「息子が高校受験です」とか「7番目の子供が生まれました」とか「課長になりました」とか、そうしたこの一年間の出来事が書かれてるものがいい。もっとも「妻に浮気されました」とか「息子が痴漢で捕まりました」とかいうことなんかは書かなくていい。何もそこまで正直になることはないぜ。もっともそんな変な年賀状はないけど。

 あと、困るのは印刷された文字が小さいものだ。実はオレの視力は急速に衰えているのである。老眼が進んでるのだ。小さな文字が読めないのである。薬のビンに書いてある小さな文字が読めないくらいに老眼が進んでるので、印刷文字が小さいと全くわからないのである。いちいち老眼鏡を書けて読まないといけないのはめんどうである。だから普通の大きさの文字で書いて欲しいのである。

 生徒からの年賀状によくあるパターンが、「試験に出るところ教えてください」「年賀状が当たっていたら点数をオマケしてください」という類である。オレのような正義感のかたまりの教師がそんな不正を許すわけがないのである。しかし、オレも人の子である。採点をしていて、微妙なところで点数をやるかやるまいか迷ったときに、「そういえばこいつ、わざわざ年賀状送ってきていたなあ・・・」とふっと考えることはある。しかし、そんなことで断じて手心を加えるなんてことはあってはならないのである。

 昔の教え子から届いた年賀状を読むとなんだかいつも嬉しくなる。卒業して何年も、時には十数年にもなるのに、自分のことを忘れずにちゃんとそうして賀状を書いてくれて、そこにちょっとした近況報告が書かれてるのを読むと、なんとも言えず嬉しくなるのである。 「今の自分があるのは先生のおかげです」などと書いてくれてると、たとえお世辞でも嬉しいモノである。しかし年賀状を送ってこない生徒の中には「おまえのせいで人生台無しだ!」などとオレのことを思っている輩もいるかも知れない。「おまえなんかに教わったから大学に落ちたぜ!」と思われてるのならなんだか悲しいのである。

 プリンタの性能が向上した結果、年賀状に印刷される写真もみんなきれいになった。ただ、きれいな写真と言うことはそれだけ「写実的」に現在の状況を正確に伝えるものである。時の流れは残酷だなあと思う場合もある。もっともその時間は自分の上にも同様に流れているわけで、おそらくオレからの年賀状を受け取った相手も同様に「おまえもジジイになったなあ」などと写真を見て思っているのだろう。

 最近の若者は年賀状を書かないのだという。メールだけで済ませるものや、そのメールも「あけおめ ことよろ」の8文字だけで済ませる手抜きのヤツらもいるのだという。確かに携帯もメールもある時代に「ハガキ」なんて前近代的なものは忘れ去られていく運命なのかも知れない。しかし、年に一度でいいからこの機会に、日頃疎遠になっている友人との交流をして欲しいとオレは思うのである。大量の年賀状のあて名を「筆まめ」で印刷しつつ、「昔はこれを全部手書きしていたんだなあ」とオレは改めて思ったのである。もう二度とその時代には戻れないのである。


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