江草 乗の言いたい放題
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2008年11月04日(火) 手塚治虫先生の生誕80周年        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 昨日、2008年11月3日は私が尊敬してやまない手塚治虫先生の生誕80周年だった。宝塚にある宝塚市立手塚治虫記念館では記念式典が行われていたようである。オレは物心ついた頃に「鉄腕アトム」「ビッグX」「リボンの騎士」などのアニメをおそらく再放送ではなくて観ていたのである。また多くの手塚作品で単行本化されたものをオレは読んでいる。ブラックジャックを読んで「オレもこういう名医になりたい」とあこがれたこともあった。そういうわけで宝塚のこの「手塚治虫記念館」というのは一度行ってみたい場所なのである。

 オレがその記念館に行ってみたい最大の理由として、そこにあるライブラリーには多くの作品が並べてあって、自由に読めるということがあげられる。またアニメや映画もいつでも好きな作品を鑑賞することができるのだということである。入館料500円を払えば一日中滞在して、ずっと作品を読み、アニメを鑑賞するという過ごし方ができるのである。なんとすばらしいことだろうか。マンガ喫茶に行くよりもはるかに価値があるゼニの使い方である。駐車場などはないそうだからクルマで出かけると駐車料金がかなりかかってしまうだろう。冬休みにでも電車で出かけて一日中楽しもうと思っている。

 この手塚治虫記念館のある場所は、確か宝塚ファミリーランドのあったところの近くではないだろうか。そう思って調べてみると、ファミリーランドが閉園したのは2003年のことであり、それからもう5年が経過してるのである。遊具の大部分は解体され、跡地にはイングリッシュガーデン風の有料公園宝塚ガーデンフィールズ、イタリアンレストラン、ベビーザらス、そしてフィットネスクラブ「ティップネス」が開業し、その一部は関西学院が学校用地として取得して2008年4月から初等部(小学校)を開校しているということである。現在残された遊具はメリーゴーランドだけだという。その唯一残ったメリーゴーランドにはいったいいくらで乗れるのだろうかとオレは興味を覚えるのである。

 関西の遊園地はユニーバーサルスタジオジャパン(USJ)の出現のためにどこもみな客を奪われて壊滅し、つい先日あのエキスポランドも廃業を宣言したところである。宝塚ファミリーランドにはオレが子どもの頃に行ったはずなんだが、そこで遊んだ記憶は全く残っていない。阪神パークにもみさき公園にも行ったことはあるのだが、どれも幼い頃で覚えていないのが残念である。せめて大学生の時にデートに使っていればいろいろとここで思い出を語ることもできたのだが。この宝塚市立手塚治虫記念館ができたのは1994年ということだから、9年間ほどの間は隣にファミリーランドがまだあったのだ。90年の歴史を誇るこの遊園地で、少年手塚治虫も遊んだことがあったのだろうか。

 手塚氏はギャグマンガの巨匠である赤塚不二夫氏との比較で語られることが多いが、もしも手塚氏が存在しなかったら、マンガ家という職業で飯が食えた人の数はかなり減っていたような気がする。マーケットを拡大して多くの職業マンガ家がその仕事で食えるようになったということが最大の業績ではなかっただろうか。

 手塚作品の中では極端に身体的特徴をデフォルメされた黒人が登場する。そのために人種差別に反対する団体から抗議を受けたこともあったという。しかし、彼の作品をよく読んで理解すれば、作品にはそのような意図がないことはすぐにわかるはずだ。ろくに内容も理解できないくせに表面上のことにケチをつける連中には実に腹が立つのである。オレがもっとも違和感を感じたのは、ブラックジャックの顔の黒かったはずの半分をく描いたある絵を見たときだった。移植のための皮膚をくれたのが黒人の少年だったからブラックジャックの顔の半分は黒かったのじゃないか?それを「人種差別」の象徴としてとらえてケチをつけるヤツがいて、それに対して今度は青く塗ることで問題を解決しようとすること、そうした一連の騒動に対してオレは脱力してしまうのだ。そんなことよりも読者にはもっとすべきことがあるはずである。しっかりと読んで作品世界にこめられたメッセージをちゃんと理解するという大切なことが。

 そうそう、手塚治虫先生の命日である2月9日の呼び名はなんというのだろうか。太宰治の命日が「桜桃忌」であり、司馬遼太郎の命日が作品からとった「菜の花忌」であるように何か呼び名がないものかと思って「手塚治虫」「命日」で検索したのだが、特にそれらしいものは発見できなかったのである。代表作から「アトム忌」などと呼んでるのかとも思ったのだが、どうやらまだ決まっていないのかも知れない。もっともオレが知らないだけかも知れないが。


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