江草 乗の言いたい放題
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2008年10月01日(水) 秋の京都観光は市バスでGO!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 残暑厳しい9月が去って、いきなりさわやかな秋がやってきた。そういうわけで京都を観光するのにふさわしい季節になったのである。さて、京都を回るのにどんな交通機関が一番便利なのか。もとサイクリストだったオレは「自転車が一番」と思っているが、残念ながら誰でも自転車で回れるわけではない。メタボな人もいるだろうし、体力に自信のない人には勧められない。また京都はやたら坂や石段が多いのである。せっかく自転車に乗っても坂を押すのは大変だし石段はアウトだ。じゃあ徒歩ではというと、あまりにも時間が掛かりすぎる。金持ちならタクシーで回るという方法もあるが、オレの日記を読む人の中でそんな方はおそらく全体の1%くらいだろう。そういうわけで現実的な手段というのはやはり京都市交通局の市バスである。この市バスだが、市内の均一運賃区間は220円となっている。この220円はどんなに短い距離を乗っても220円なのである。そんな時は馬鹿馬鹿しくてついつい歩いてしまうのである。しかし、短い距離でもじゃんじゃん乗りまくる方法があったのだ。それは500円で一日乗車券を購入するという方法である。3回乗ればもうそれでもとがとれてしまうのだ。一日乗車券は京都駅などではバスターミナルに自動販売機が置かれていて簡単に買えるし、もちろんバスの車内で直接運転士から買うこともできる。

 観光客に便利な路線として、京都の著名な観光地を結ぶ 洛バスというのが3系統運行されている。急行バスなのでかなり速い。下にその路線図を示す。


洛バス系統図
100系統(京都駅→博物館・三十三間堂→清水寺→祇園→平安神宮→銀閣寺)
101系統(北大路→大徳寺→金閣寺→北野天満宮→御所→二条城→京都駅)
102系統(銀閣寺→百万遍→出町柳→烏丸今出川→北野天満宮→金閣寺→北大路)





 この3つの系統は他のバスとはボディカラーが少し違っていて、大きく「洛バス」と記されているのでわかりやすい。休日の昼間は10分おきくらいにじゃんじゃん来るのであまり待たなくてもいい。この3つの路線をうまく使うことで、修学旅行生などが訪れる京都の定番の3大観光名所である「清水寺、金閣寺、二条城」を押さえることができるのである。このコース上の有名観光地を回るとき、バスに乗降するたびに220円支払っていたらかなりの金額になってしまう。しかも短い距離を乗る時に「もったいない」と思ってしまって乗らずに我慢するかも知れない。ところが一日乗車券なら逆に「乗らないと損」という行動になるのである。

 もちろん京都の市バスは上に上げた観光用の路線だけではない。市民が日常的に使用する足となるべき路線が無数に市内を走っている。大きな通りを循環する系統もたくさんあるし、同じ目的地でも経由するコースをいろいろと選ぶことができる。四条河原町の交差点に立つと、それこそバスは一分おきくらいにじゃんじゃん来る。通常のバスの乗り方なら、自分の目指す目的地に行くバスが来るまで待たないといけないのだが、一日乗車券があればその必要はない。目的地には着かなくても、その方向に少しでも近づけるバスが来ればとりあえず乗ってしまえるのである。そして適当な場所で降りて、また他のバスを拾えばいいのである。何度でも短い距離でもじゃんじゃん乗り降りできるというのは本当に便利なのである。

 レンタサイクルを借りたら自分の足でこがないといけないし夏は暑い。徒歩ならあまりにも時間が掛かる。ところがバスなら冷房が効いた車内で涼んで休憩できるのだ。猛暑の時期はそれこそ冷房の効いたバスの中が天国である。バスの路線図をしっかりと持って、自分の目的地に向かうのはどのバスか、目的地の方向にはどう行けばいいのか。地図を見ながら確かめ、バスをうまく乗り換えて素早く移動できるようになればもうあなたは京都のバスの達人である。

 よく観光客は「京都のバスはわかりにくい」と嘆く。確かに同じ行き先でもいろんな経由地があるし、京都の地理に詳しくないと側面に表示された経由地を見てもさっぱりわからないということになる。しかし、バスの路線図さえ手元にあれば、これほど便利なものはないのだ。バス停にはQRコードが表示されていて、それを携帯電話のカメラで撮影すれば、瞬時に目的の位置情報ページにたどり着くことが出来る。 主要バス停にはバスの位置情報を提供しているバスロケーションシステムが設置されていて、待つときの目安になる。このように市バスはかなりハイテク化が進んでいるのである。

 あなたが京都を回るなら、京都駅でまず一日乗車券を滞在日数分買おう。そしてその日に泊まるホテルのところに荷物を持って移動しよう。低料金でしかも便利なのはバスが全方向に使える四条大宮のアークホテル京都である。他にも安くて便利なホテルは多いので、 京都お勧めホテルのページで確かめるといい。楽天トラベルで予約すると通常料金よりも割引があってかなり安く泊まれることもある。ホテルに荷物を預けて身軽になったらさあバスに乗ろう。

 ただこの一日乗車券にはひとつだけ弱点がある。それは嵯峨野や嵐山、大原、鞍馬寺といった地域が220円均一料金の区間からはみ出してることだ。もちろん嵯峨野には四条大宮から嵐電で簡単に行けるし、均一区間から外に出たらその分の料金を払えば済むだけのことなんだが。それは事前に確かめればいい。ただ均一区間の中だけでも十分にメジャーな見所があるわけだが。

 市バスに乗ると、乗客に敬老乗車証を提示して乗り降りしているお年寄りが多いことに気がつくはずだ。そう、市バスはお年寄りの貴重な足なのである。そして、この敬老乗車証があることが、老人たちの外出意欲を促進し、それは彼らの健康増進に役立ってるという側面も見逃してはならない。ただ、いくら元気そうに見えても車内ではしっかりと席を譲ろう。もちろん優先席も設けられているが、いつもそこが空席とは限らない。揺れる車内で立つことはお年寄りにはなかなか厳しいものである。観光客であるあなたがそうしたお年寄りと隣り合わせに座ることがあれば、もしかしたらいいお話が聞けるかも知れない。さあ、秋の京都に行こう。そして市バスでGO!

秘密の京都(京都裏デートマニュアル・工事中)
江草作成の名所案内地図


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