江草 乗の言いたい放題
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2007年08月27日(月) 警察官がストーカーになれば・・・        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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心配性のオレはいろいろと怖ろしいことを想像することがある。観光バスの運転手が乗客もろとも自殺しようとしたらとか、金正日が重病で死の床についた時、冥土の土産に日本に向けて核ミサイルを発射するとか、ブッシュ大統領が世界征服の野望に燃えて中国とドンパチ始めるとか、中国が新規建造した空母を擁する機動部隊が真珠湾攻撃のように突如沖縄の基地を破壊するとか、そんな世界の破滅に至ることまでついつい想像してしまうのだ。最悪の事態とはいったいどんなことかと。

 さて、様々な困ったチャンの中で最も困ったチャンは片想いのストーカーかも知れない。片想いならこのオレにもかなりの経験があるし、若い頃は片想いばかりしていたのでその心情が理解できないわけでもない。しかし、この世には絶対の不可能というものがあるわけで恋愛に於いて特にそれは顕著だ。たとえばオレは小泉今日子のファンなんだが、熱烈な追っかけとなってコンサートを全国行脚したところでオレのような一般人にはお付き合いしてもらえるチャンスなどなかっただろうし、ようやくゼニも貯まって暴言日記も世間で認知してもらえるようになった時に彼女が離婚したので、もしかしてオレにもチャンスが・・・と思ったらさっさと若い男とできてしまっている。やっぱりオレにはチャンスは巡ってこないのである。

 その片想いの困ったチャンが人畜無害で無力な青年ならなんら問題ない。しかし大金持ちや絶大な権力者ならば、ライバルの男を社会的に抹殺することで思いを遂げようとするかも知れないし、ヤクザならそれこそ本当に殺しかねない。それが警察官ならどうか。そんな怖ろしいことが今回起きたのである。それこそが最初に述べた最悪の事態だったのである。

警視庁の巡査長が女性射殺後に自殺 東京・国分寺2007年08月21日22時25分
21日午前10時40分ごろ、東京都国分寺市東元町2丁目のアパートの飲食店従業員の女性(32)の部屋で、この女性と警視庁立川署地域課の友野秀和巡査長(40)が死亡しているのを、同署員が見つけた。女性は腹と胸に計2発、友野巡査長は左胸に1発、拳銃で撃たれた跡があり、巡査長のそばに拳銃が落ちていた。警視庁は巡査長が女性を射殺したあと自殺したとみて、同署に捜査本部を設置し動機などを捜査。今後、友野巡査長を被疑者死亡のまま殺人容疑で書類送検することを検討している。
 死亡した女性は佐藤陽子さん。人事1課によると、巡査長は制服姿で、女性とともに6畳間で仰向けに倒れていた。貸与されていた拳銃が巡査長の右手のそばにあり、中に弾1発が残っていた。5発入りだったため、同庁は残り1発も室内で発射されたとみている。室内に争った跡はなく、玄関の鍵はかかっていなかった。
 友野巡査長は20日午後3時半に同署富士見台交番の勤務に就いた。同9時半ごろ、「浮浪者が寝込んでいる」との通報が署を通じて交番にあり、巡査長はバイクで出て行き、その後連絡が取れなくなった。一緒に勤務していた巡査が巡査長の携帯電話に連絡したが、つながらなかった。
 21日午前5時ごろになり、巡査長が戻らないとの連絡が巡査から同署に入った。署内のロッカーを調べたところ、巡査長のズボンのポケット内の定期入れから女性の名刺が見つかり、女性のアパートを訪ねると、巡査長が乗っていたバイクが前にとまっていた。同署幹部らが室内に入り、2人を見つけた。
 20日午後9時半から同10時ごろの間、アパートの大家が拳銃が発射するような音3発ぐらいを聞いたという。
 友野巡査長はこの女性が勤めていた立川市の飲食店に以前から通っていたという。
 友野巡査長は86年に警視庁に採用。地域部門が長く、杉並署から04年9月に立川署に配属になった。独身で、両親らと暮らしていたという。
 同庁の和田康敬副総監は「極めて遺憾で、亡くなられた女性と遺族には本当に申し訳ない。捜査と署員の身上調査を徹底し、こうした事案の絶無に努めていきたい」と述べた。


 ストーカー野郎はこの世にいくらでもいる。ただ今回の事件を悲惨な結末にしたのはそのストーカー野郎が警察官であり、拳銃を持っていたということである。その後の報道から、殺された女性の携帯電話にこの友野巡査長からの大量のメールが届いていたことが判明している。そして友野巡査長がカギを壊して無断で女性の部屋に侵入したことも合い鍵を勝手に作っていたことも明らかになった。ストーキングされた相手が警官である場合、いったいどこに相談に行けばいいのか。場合によっては警察側が身内をかばってきちっと対応してくれない時があるかも知れない。オレはストーカ警察官の被害に遭って命を落とすこととなった佐藤陽子さんの無念を思うとともに、どうすればこのような事件が再発しないのかということを考えたい。

 少なくとも今、日本中のストーカー被害に悩んでいる女性のみなさんの中で、ストーカーが警官だという方もいるはずだ。どんな小さな兆候でもいいからいますぐ警察に、それも握りつぶされないように所轄の警察署ではなくて警察庁や警察庁長官に届けよう。相手は拳銃を持ってるのである。基地街に刃物ではなくて、ストーカーに拳銃である。そんな危険な状況である以上一刻も早く対策を取らないといけない。次の犠牲者はあなたかも知れないのだ。

 恋愛というのは勉強やスポーツとは根本的に違う。努力がわりとストレートに反映するそうしたものと違って、恋愛というのは努力とは無関係に結果が用意されている残酷なものなのだ。どんなに真剣に片想いしていても相手から拒絶されればそれで終わりなのである。「ぼくは命を掛けてあなたを愛しています!」と言う男性に「じゃあそこから飛び降りて死んでよ。あんたなんか目障りだから!」と冷たく告げる女もこの世にはいるのだ。片想いなんてほとんどやっても無駄なのである。ただイケメンに生まれてきたというだけで努力せずにいくらでも美女をゲットできる男もいる一方で、容姿やゼニや学歴や人間性が不自由する男はいくら頑張ってアタックしても連戦連敗ということが起きるのだ。世の中というのは実に残酷なのである。そして仮にイケメンで大金持ちであっても、好きになった相手の好みに合わないというただそれだけでうまくいかない・・・それが恋愛なのである。このように恋愛とは実に不条理極まりないものなのだ。

 若い頃の数々の失敗を踏まえてオレはその恋愛の不条理というものを知り尽くした。それを教訓にして戦略を大幅に練り直したら、今度は恋愛の達人となり連戦連勝することとなった。その秘訣をここで語りたいところだが、こんな公開の場で書くのはもったいないのである。やはり本に書いたりDVDにしたりしてゼニになるようにしたいのである。もっともオレの過去日記にはそのことについてほんの少し触れているものがあるので、どうしてもそれを知りたい非モテの方は過去日記を検索して探してみてくれ。

この世に男と女がいて、恋愛というものが存在する限りストーカーを根絶するのは不可能だ。このような悲劇を防ぐ方法はただ一つ、一刻も早く自分の陥った状況を親や友人に話し、第三者の助けを求めることだ。相談を受けた家族や友人は全力で被害者を守るべきだ。たとえどんな方法を使ってもだ。不幸にもそのストーカーを殺してしまったとしても、ストーキングに遭っている自分の身を守るために相手を殺した時は正当防衛が成り立つという判例を裁判所は示して欲しい。


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